八剣山
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.7km
- 登り
- 264m
- 下り
- 258m
コースタイム
-(0.5+)-登山口
天候 | 晴れ時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
装備:950mザイル1本 ハンマー×2 ハーケン×6 ピッケル各自1本 12本歯アイゼン スノーシュー ビナ・シュリンゲなどの登攀具一般 雪が多かったのでスノーバーがあったらよかったかもしれない。 |
写真
感想
ちょっとゆっくり目に出発し、藤野のセブンイレブンで朝食。
セブンイレブンからすぐの、道に入り八剣山登山口へ。
登山口すぐ横の民家の犬に吠えられながら準備をする。
今日は、晴れ時々雪という微妙な予報だが、とりあえずまだ晴れている。
最初は登山道通りいくが、登山道が曲がるところからまっすぐ尾根に乗るようにいく。
1ピッチ目手前の岩の段差の手前でアイゼンを履き、左手からちょっとかわして1ピッチ目の取付きへ。
ここで登攀具を付けて1ピッチ目に取り掛かる。
1ピッチ目は15mくらいの岩塔。まずはsamoaがトップで行く。
久々のアイゼンでの岩登りに緊張気味。
左手の方から取付いていき、残置ハーケン1本を含む3つハーケンを打ってランナーとする。
なかなか、アイゼンでの登りでのコツが思い出せず疲労してしまい、半分よりちょっと上くらいで、敗退。
次にtentyoが空身で取付いて登っていく。
敗退したところまではスムーズに行って、3つ目の敗退したあたりからはスピードダウンしながらも、完登する。
終了点は木。
セカンド確保で続いていく。
確保されているからか、慣れたのかササッと登れた。コツは大きいムーブでもあまり気にしないことだった。
上部は少し岩もろめ。
難易度的には、小樽赤岩の奥リス核心前までと同じくらいか。
2ピッチ目はsamoaがトップ。
20mくらいのリッジに山側に雪庇が50cmくらい出ている。
ピッケルで尾根であるところを確認しながら行く。結構雪が多く、地面までつかないところは、
そこまでのトレースとそこまでの形で判断しながら進んでいく。
ランナーは取れなかった。
終了点は山側の木。
3ピッチ目もsamoaがトップ。
10mくらいリッジ上進んで、10mくらいのちょっと急な下り。
尾根上は2ピッチと同じ感じで、下りに入ってからはバックステップを交えつつ下る。
バックステップの部分にも雪庇はあるので注意。
木で終了。
途中の細いブッシュで欺瞞的にランナーは取れた。
4ピッチ目はtentyoがトップ。
1ピッチよりかは緩やかな岩塔。5mくらい登り、4mくらいの細いリッジ、10m弱くらいの岩登りである。
リッジの前の細いブッシュと、岩登りの途中の細いブッシュでランナーを取る。
1ピッチ目よりも雪が多めで、アイゼンは決めやすい。
リードしたtentyoによると高度感が怖かったそうだ。
終了点は頂上だが、雪が多くピンが無いのでスタンディングアックスで確保した。
5ピッチ目はsamoaトップ。
7mくらいリッジ上を行き、6mほどクライムダウン。
途中、細いブッシュと下りはじめちょっと手前のそこそこしっかりした木でランナーを取る。
クライムダウンはほぼ垂直。
最初の2mくらいは雪にステップ決まるが、その下からは、ただの岩壁。
スタンスを探って引っかけ、左手は雪の中にぶち込んでホールドにしながら下る。
途中から右手のブッシュをガッツリつかんで、スタンス探しを続け、ようやく下へ。
1ピッチ目とならぶ緊張感だ。使ったブッシュにランナーかけたらよかったが、余裕がなかった。
終了点は木。
6・7ピッチ(ピッチは北大山岳部を参考)はtentyoがトップ。
50mザイルをほぼ一杯使って、7ピッチ目の途中くらいまで。
登り区間が2回ほどあるリッジを進んでいく。
この辺りは山側に木が多く、ランナーも取りやすい。
このあたりは最初のあたりよりも雪庇が大きくて、1mくらいあるものもあった。
7ピッチ目途中から終了点までは、確保無しで行った。
8ピッチ目はsamoaトップ。
登り8m・下り10mくらいの岩塔。
ちなみに7ピッチ目の終了点は山側のしっかりした木でピン取れるが、取りに行くのが面倒だったので、
スタンディングアックスで確保した。
登りは多少、岩交じり。2か所細々としたブッシュをランナーにした。
下りは、雪多くバックステップ切って下れる。途中、しっかりした木で2か所ランナー取った。
少し、岩あたるところもあったが、簡単。
8・9コルでtentyoが時間が押しているのでピークに行くか行くまいか迷うと行ったが、
ここまできてピークに行かない手はないので先を急ぐ。
9ピッチ目はsamoaがトップ。
全体で20m位の岩塔だが、クライミングとしての難易度は低め。
最初5mは雪が多く、ちょっと岩が当たるくらい。ルートが曲がるところの木でランナーを取る。
そこからは、岩登りだがホールドスタンス豊富で簡単。
5mくらい登ったところでハーケンを打って、また5mくらい登ったところの残置ハーケンでそれぞれランナーを取った。
あとは半分踏み跡みたいなところを登って行き、ピークへ。
ピークの看板をピンにしてセカンド確保。
途中、雪が降ったりもしたが、ピークは札幌市街がすべて見渡せて気持ちがいい。
たった500mにも満たないピークだが、ここまでの長さと緊張感からの解放で非常に達成感のあるピークだ。
振り向くと1ピッチ目まで見え、そこからここまで、自分たちの付けたトレースが続いているのもなかなか快感だ。
ひとしきり堪能して下山開始。
ちょっと東側に下ったところから伸びている尾根に乗って途中から適当に下る。
1ピッチ目に放置した荷物を回収して、下山。
暮れなずむ八剣山を眺め、充実に満ちた平日山行は幕を閉じた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する