多気山・鞍掛山(54-55/栃木百):蒼穹の冬枯れ低山歩き万歳、半袖隊長、冷えた身体は宇都宮餃子で暖を取る


- GPS
- 06:10
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 786m
- 下り
- 748m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:09
累積標高(上り): 635m /累積標高(下り): 614m
★EK度数:27.19=17.77+(635÷100)+(614÷100÷2)
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
【参考文献】
分県登山ガイド08 栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月版)
48鞍掛山(くらかけさん)492m:低山ながら展望が楽しめる信仰の山
天候 | 文句なしの![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() 【復路】ろまんちっく村BS1545 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況【![]() ![]() 歩行距離は約18kmではあるが、道路(林道も含む)歩きが下記3ヶ所(約10km)もあり、登山道は約8kmのみ。 ‖臙橋BS〜多気山登山道:約3.2km 多気山森林公園側登山口〜古賀志山登山口:約1.7km 0罰飮嚇仍蓋〜ろまんちっく村BS:約5.6km 全行程を通して際だった危険箇所はない。 この時期に特有の落ち葉の堆積に注意することに加え、古賀志山一帯に多い枝道に迷い込まぬよう注意したい。 個別の感想は下記の通り。 【多気山】 表参道はよく踏まれて何の問題もない。森林公園(古賀志山)側に下る北面登山道も踏み跡は確かでいくつかの道標も設置されている。 【長倉山】 なだらかな起伏のしっかりした踏み跡が続き気持ちよいトレイル。 【シゲト山・鞍掛山】 いくつかのアップダウンを繰り返すが、鎖やロープが設置されるような急登はない。 但し拙者…猪倉峠の手前のコブを降りた直後に右に鋭角に曲って下る地点を見逃し、眼の前にある太い踏み跡に行きやすい。拙者は赤テープに気付いたのに方向感覚を失い直進し、数分後に誤りに気付き戻った。目前の431Pを目指すこと。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★トイレ ![]() ★携帯 ![]() ★食料調達処 ![]() 歩いた道路沿いにはコンビニなし。 ★お土産処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() (注)ろまんちっく村では値の張る地ビールのみ販売し、一般品を取扱せず ★飲食店 ![]() ![]() https://tabelog.com/tochigi/A0901/A090101/9017551/ ★温泉 ![]() (注)ろまんちっく村に温浴施設・湯処あぐり(料金510円)があるが、温泉汲み上げ機械が故障のため、12月17日から「沸かし湯対応(加水・加温)」して営業中。 http://www.romanticmura.com/news/detail.php?n=0891 ★宿泊施設 ![]() |
写真
感想
北関東が好天予報の下、電車バスで行ける栃木百名山の中でも、再び標高500m以下の低山を巡ってきました。
前回(諏訪山・唐沢山)は万が一にも…と思ってチェーンスパイクを持参しましたが、日陰で霜柱はあるも登山道が凍結するまでには至っていなかったので、今回は持って行きませんでした(⇒結果として必要箇所なし)。
なお今回の山行計画立案に当たっては、kaori509さんの下記のレコを参考にして、自分なりのコースに組み替えました。
2018年05月26日(土):栃木百名山を一日で3座☆彡(多気山→鞍掛山→古賀志山)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1476161.html
【大谷公園】
kaoriさんのレコを見て、拙者も大谷公園をコースに組み込むことにしました。
その昔(15年前?)に大谷公園に来たことはあるのですが、今思えば、大谷観音だけだったようです。
大谷石で囲まれた一帯は特異な景観を造りだしています。直接、多気山に向かうのと30分ほどしか違わないので、是非、立寄ることをお勧めします。
(注)但し大谷観音を拝観したり、資料館を見学すれば、もっと時間は掛かります。
なお拙者は東武宇都宮駅(バス停は東武駅前)から大谷橋BSに向かいましたが、たくさんのバス路線があり、どのバスに乗ればいいのか迷いました。
大谷橋BSには新鹿沼駅(東武日光線)近くの鳥居跡町BSからも便があります。
東武宇都宮線より東武日光線の方が空いていることもあり、新鹿沼駅から大谷橋に向かうのも一法です。
しかしバス料金は宇都宮からの方が100円安いです。
【多気山】
栃百リストで名前は見てはたものの、分県ガイドには紹介されておらず、今までノー・マークでした。
そうか…鞍掛山と大谷公園の間にあるので、セットで歩けばいいのだ…とkaoriさんレコを真似しました。
低山なので眺望は期待していなかったのですが、城跡からの南側は関東平野の最前線でした。
また山頂近くの北側からは東武日光線に沿った山並み(前日光・奥日光)が展望できました。
荒れているのではないかと懸念していた森林公園への北面の道も特段の問題もなく、小春日和に歩くには最適の山だと思いました。
【鞍掛山】
文挟駅から古賀志山に登った際についでに歩けばよかったのですが、古賀志山一帯の数多い踏み跡に騙され、いつの間にか下ってしまっていたため、その時は諦めました。
計画立案時に、古賀志山登山口から長倉山・猪倉峠を経て鞍掛山に至る濃いオレンジドット線を見つけました。
これぐらい濃ければ、よく歩かれ分かりやすい道だろうと思って行ってみたら…その通り…なだらかな傾斜の冬枯れ道でした。
もっとも赤線を引く際には、歩行距離のことのみしか頭になく、小刻みながらもこんなにアップダウンがあったのか…と猪倉峠辺りで後悔しました。
だって反対側から384P・シド山・鞍掛山と続く稜線のアップダウンが分かり過ぎるくらいよく分かるんです。
でも実際に歩いてみると、恐れていたほどではなく、あっさりと縦走できました。
分県ガイドでは鞍掛山の頂上部を周回するコースが紹介されていますが、これにシドケ山を追加した方がいいです。
…と言うのは、鞍掛山の頂上は眺望皆無ですし、大岩からの展望も関東平野側のみです。
ガイド本には「日光連山や高原山」などが見えるとありますが、疎林に阻まれチラチラとしか見えません。
その点、シドケ山山頂では北面が開け、栃木県西側の山並みがオンパレードです。
鞍掛山・シドケ山のセット山行がお勧めです。
【ろまんちっく村】
鞍掛山登山口から約1時間でろまんちっく村に出られます。
登山口に最も近いバス停がここ(正確に言えば西里町BS)だと分県ガイドでは紹介されています。
ろまんちっく村(道の駅)には温泉もあるのですが…悲しいことに「汲み上げ機械が故障し、沸かし湯対応中」とのことで入浴は止めて、農産物物色に切り替えました。
しかし平日の道の駅は…とても閑かですね。
【フル・コース】
鞍掛山山頂で一緒になった地元のシニア男性3人組に「大谷公園・多気山から来た」と申すと「フル・コースだ」と言われました。
だったらそれらに加えて古賀志山も一緒に歩いたkaoriさんのコースは…「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」でしょうか\(◎o◎)/!
【山梨百⇒栃木百】
今年の前半は富士五湖周辺の山梨百名山を主に歩きましたが、電車バスで気軽に行ける梨百がほとんどなくなってしまいました。
そこで6月に久しぶりに男体山に登り直したのを機に、奥日光の栃木百など東武電車で行けるを彷徨した結果、55座になりました(年初は39座)。
しかし…あと10〜15座ぐらいでしょうか、電車バスのみで行ける栃百は。
★多気山(たげさん)377m:栃木百名山 54座目
★鞍掛山(くらかけさん)492m:栃木百名山 55座目
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
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最適な縦走ですね
電車バスで手軽に行ける100名山
隊長、本書いてください
いつもずらずらと並んでいる山行記録を見ながら思うのですが、タイトル欄を見るだけで、交通手段が「電車バス」とか「マイカー」とか判別出来たら便利だと思います。
これは!と思うレコがあっても、例えば「大弛峠6時発」はあまり参考になりませんからね。
しかし今回もそうですが、「往路時間+復路時間」が「歩行(山行)時間」を大きく上回ると…なんだかな〜
マイカーを所有してないから仕方ないんですけど
私の拙いレコを参考にしていただいてありがとうございます。
私自身は、時間が無くて多気不動尊に寄れなかったこと、森林公園から鞍掛山に抜ける道を見つけられずに遠回りした事、鞍掛山に行ったのに大岩に行かなかった事。。
思い残した事が多いのですが、yamabeeryuさんはきちんと下調べしてちゃんと歩いているので、恥ずかしくなりました
半袖隊長の56座目、いったいどこの山になるのか楽しみです
終着点は全く異なりましたが、「多気山と鞍掛山を一気に歩く」との発想自体が非常に重要な骨格を成したので、ヒントを頂くと言う観点ではとても助かりました。
拙者も多気不動尊には未練があったのですが、縦走ルートに組み込むのが難しい(と言うか、時間を食うので)省いてしまいました。
大岩は鞍掛山から片道5分ぐらいだったので、立寄ってみてもよかったかもしれませんね。
でもその後に古賀志山を残しているとなると、その気にならないのは当然だったと思います。
先ほど、栃百の点在マップを見ながら何となく数えてみたのですが、拙宅から電車バス日帰り出来そうなのは、せいぜい10座ぐらいかなと。
その後は現地の安宿に宿泊作戦が必要かな???と、これも何となく思案しておりました。
山名を見て、行ったのかどうかの記憶にさえ無い。調べたら今年の1月に行ってました。最近の当方みたいに、最寄りの登山口まで車で行き、山のハシゴをすると、山と山が途切れてしまい、山名の記憶さえ残らないです。
やはり、山はフル・コースで1日を線を繋げて歩くフル・コースで歩くのが王道かなと思いました(登山に王道なる物があるとすればですが)。
40年も前に行った奥多摩の山々がコースはうろ覚えながら、山名や所々のシーンが今でも覚えているのは、電車バスで行き、フル・コースで歩くことが多かったからかなと思います。
それぞれに事情があると思います。当方はその限られたなかで、一つでも多くの未踏のピークを踏むのも楽しみの一つと考えているので、フル・コースで歩くこともあれば、山のハシゴをする(特に栃100の茨城に近い山々)こともあるのかなと思ってます。
お疲れ様でした。
多気山・鞍掛山の山登りだけではなく、大谷公園の観光も含まれていたから、フルコースと表現したのだと思いますよ。
特に日光を中心に栃木県内のハイカーさんとの会話で、ほぼ決まって聞かれることがあります。
何処から登ってきた・何処を出発した……の後に、そこまで戻るのか?どうやって戻るのか?
電車バスで来たから戻らない…と言うと、一概に意外そうな表情をされます。
みんなクルマで駐車場まで乗り付けていると思い込んでいるんですね。
わざわざ東京から始発電車に乗ってきているなど想定していないんです。
そんな背景もあってのフルコース発言だと思いますよ。
「最近の記録」にリストアップされている中に、一日で「鞍掛山、多気山、岩山、二股山」を回り、さらに「羽賀場山と鳴蟲山」もセットで登る積もりだったとのレコがありますよ。
数多くの山頂を踏みたいとの願望は、強弱の差こそあれ、皆さんにありますからね。
拙者は縦走形式を取ることにより、ついでに無名のピークも踏むんです。
今回のシドケ山、前回(諏訪岳・唐沢山)の時の浅間山です。
火戸尻山の時は、次いで対象が大物(鳴虫山)になっちゃいましたけどね。
今日もついでの山を加えたら、危うくヘッ電が必要になるところでした。
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