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Yamareco

記録ID: 1681987
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山(御座石鉱泉より鳳凰小屋テント泊)

2018年12月20日(木) ~ 2018年12月21日(金)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
17:45
距離
20.1km
登り
2,555m
下り
2,551m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:19
休憩
0:25
合計
6:44
距離 6.9km 登り 1,484m 下り 188m
8:50
189
11:59
40
12:39
13:04
150
15:34
2日目
山行
9:21
休憩
1:26
合計
10:47
距離 13.2km 登り 1,084m 下り 2,376m
7:01
66
8:07
8:10
26
8:36
8:37
54
9:31
9:41
43
10:24
10:43
41
11:24
11:27
42
12:09
12:12
18
12:30
45
13:15
13:48
110
15:38
15:52
32
16:24
84
コースタイム概要
御座石鉱泉-(6:45)-鳳凰小屋-(1:10)-地蔵ヶ岳-(1:25)-鳳凰小屋分岐-(0:50)-観音ヶ岳-(0:45)-薬師岳-(0:45)-観音ヶ岳-(0:20)-鳳凰小屋分岐-(0:45)-鳳凰小屋-(4:00)-鳳凰小屋
天候 12/20 晴れ時々曇り、12/21快晴
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
※御座石鉱泉への林道は通行止めあり。
 平日の8:30〜17:00は舗装工事のため通行止め。(土日、平日の夜間・朝は通行可)
【1日目】朝の鳳凰三山。甲斐駒ヶ岳は雲の中
2018年12月20日 07:35撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 7:35
【1日目】朝の鳳凰三山。甲斐駒ヶ岳は雲の中
林道は平日の昼間は通行止めになっている
2018年12月20日 07:48撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 7:48
林道は平日の昼間は通行止めになっている
御座石鉱泉
2018年12月20日 08:33撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 8:33
御座石鉱泉
御座石鉱泉裏の登山口から登山開始
2018年12月20日 08:45撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 8:45
御座石鉱泉裏の登山口から登山開始
この辺りは雪もまざら
2018年12月20日 08:56撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 8:56
この辺りは雪もまざら
2018年12月20日 09:12撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 9:12
広大な法枠の脇を通る
2018年12月20日 09:22撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 9:22
広大な法枠の脇を通る
2018年12月20日 09:47撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 9:47
燕頭山への登りの途中からは、連続して雪がつき始める
2018年12月20日 10:03撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 10:03
燕頭山への登りの途中からは、連続して雪がつき始める
このコースは全般的に展望はよくないが、何箇所か木々の間から景色を楽しめる
2018年12月20日 11:03撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 11:03
このコースは全般的に展望はよくないが、何箇所か木々の間から景色を楽しめる
富士山も見えた
2018年12月20日 11:44撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 11:44
富士山も見えた
2018年12月20日 11:56撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 11:56
2018年12月20日 11:56撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 11:56
2018年12月20日 12:05撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 12:05
急登を終えると平坦となる。頂上はすぐ先
2018年12月20日 12:37撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 12:37
急登を終えると平坦となる。頂上はすぐ先
燕頭山頂上
2018年12月20日 12:39撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 12:39
燕頭山頂上
頂上からは木々が邪魔でたいした展望はない
2018年12月20日 12:40撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 12:40
頂上からは木々が邪魔でたいした展望はない
2018年12月20日 13:10撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 13:10
2018年12月20日 13:12撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 13:12
2018年12月20日 13:16撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 13:16
2018年12月20日 13:20撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 13:20
2018年12月20日 15:19撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:19
ようやく鳳凰小屋に到着
2018年12月20日 15:32撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:32
ようやく鳳凰小屋に到着
観音ヶ岳方面への登山道を沢へ下った箇所にある大きな岩の下に、水場はある
2018年12月20日 15:39撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:39
観音ヶ岳方面への登山道を沢へ下った箇所にある大きな岩の下に、水場はある
大きな岩の下、パイプから水は出ていた
2018年12月20日 15:41撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:41
大きな岩の下、パイプから水は出ていた
水場周辺の氷がとてもきれいだった
2018年12月20日 15:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:43
水場周辺の氷がとてもきれいだった
2018年12月20日 15:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:43
2018年12月20日 15:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:43
2018年12月20日 15:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 15:43
テン場
2018年12月20日 17:01撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/20 17:01
テン場
【2日目】朝日に木々は赤く染まる
2018年12月21日 06:53撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 6:53
【2日目】朝日に木々は赤く染まる
朝の日射しはとても気持ちいい
2018年12月21日 06:56撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 6:56
朝の日射しはとても気持ちいい
疎林を抜けると雪面も固い。いつ頃のだか、足跡も残っていた
2018年12月21日 07:44撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 7:44
疎林を抜けると雪面も固い。いつ頃のだか、足跡も残っていた
オベリスクがだんたんと近づいていく
2018年12月21日 07:53撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 7:53
オベリスクがだんたんと近づいていく
観音ヶ岳
2018年12月21日 07:58撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 7:58
観音ヶ岳
オベリスク
2018年12月21日 08:05撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:05
オベリスク
2018年12月21日 08:07撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:07
オベリスクには登らなかった
2018年12月21日 08:08撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:08
オベリスクには登らなかった
2018年12月21日 08:08撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:08
2018年12月21日 08:09撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:09
2018年12月21日 08:11撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:11
お地蔵様たちが立ち並ぶ賽の河原
2018年12月21日 08:12撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:12
お地蔵様たちが立ち並ぶ賽の河原
2018年12月21日 08:13撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:13
2018年12月21日 08:13撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:13
2018年12月21日 08:17撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:17
2018年12月21日 08:30撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:30
アカヌケ沢の頭より。地蔵ヶ岳
2018年12月21日 08:34撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:34
アカヌケ沢の頭より。地蔵ヶ岳
八ヶ岳
2018年12月21日 08:34撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:34
八ヶ岳
雪の風紋がとてもきれい
2018年12月21日 08:39撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:39
雪の風紋がとてもきれい
2018年12月21日 08:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:43
続いて観音ヶ岳へ向かう
2018年12月21日 08:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:43
続いて観音ヶ岳へ向かう
右手には北岳
2018年12月21日 08:43撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:43
右手には北岳
2018年12月21日 08:59撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 8:59
観音ヶ岳
2018年12月21日 09:02撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 9:02
観音ヶ岳
鳳凰小屋への分岐から観音ヶ岳へ向かう
2018年12月21日 09:40撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 9:40
鳳凰小屋への分岐から観音ヶ岳へ向かう
2018年12月21日 10:01撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:01
観音ヶ岳頂上
2018年12月21日 10:23撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:23
観音ヶ岳頂上
頂上からのパノラマ写真
2018年12月21日 10:29撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:29
頂上からのパノラマ写真
仙丈ヶ岳・甲斐駒方面
2018年12月21日 10:28撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:28
仙丈ヶ岳・甲斐駒方面
北岳方面
2018年12月21日 10:28撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:28
北岳方面
地蔵ヶ岳からたどってきた稜線
2018年12月21日 10:29撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:29
地蔵ヶ岳からたどってきた稜線
これから向かう薬師ヶ岳への稜線。奥に富士山も見える
2018年12月21日 10:30撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:30
これから向かう薬師ヶ岳への稜線。奥に富士山も見える
北岳
2018年12月21日 10:45撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:45
北岳
甲斐駒ヶ岳
2018年12月21日 10:45撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:45
甲斐駒ヶ岳
仙丈ヶ岳
2018年12月21日 10:45撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:45
仙丈ヶ岳
富士山
2018年12月21日 10:46撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:46
富士山
八ヶ岳
2018年12月21日 10:46撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:46
八ヶ岳
薬師ヶ岳へ向かう
2018年12月21日 10:51撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:51
薬師ヶ岳へ向かう
2018年12月21日 10:57撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 10:57
薬師ヶ岳頂上
2018年12月21日 11:25撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 11:25
薬師ヶ岳頂上
薬師ヶ岳にも岩峰があるが、登らなかった
2018年12月21日 11:24撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 11:24
薬師ヶ岳にも岩峰があるが、登らなかった
2018年12月21日 11:26撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 11:26
北岳
2018年12月21日 11:30撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 11:30
北岳
北岳
2018年12月21日 12:15撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 12:15
北岳
2018年12月21日 12:15撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 12:15
地蔵ヶ岳
2018年12月21日 12:18撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 12:18
地蔵ヶ岳
鳳凰小屋への下りの途中、木々の合間より地蔵ヶ岳
2018年12月21日 13:03撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 13:03
鳳凰小屋への下りの途中、木々の合間より地蔵ヶ岳
鳳凰小屋も見えてきた
2018年12月21日 13:11撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 13:11
鳳凰小屋も見えてきた
鳳凰小屋手前のハシゴ場
2018年12月21日 13:11撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 13:11
鳳凰小屋手前のハシゴ場
延々と下っていくと、木々が途切れ、真正面に富士山が見えた
2018年12月21日 14:05撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 14:05
延々と下っていくと、木々が途切れ、真正面に富士山が見えた
2018年12月21日 15:03撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 15:03
八ヶ岳は薄っすら赤く染まる
2018年12月21日 15:56撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 15:56
八ヶ岳は薄っすら赤く染まる
月明りの中、御座石鉱泉へと下っていく
2018年12月21日 16:53撮影 by  E-M10MarkII, OLYMPUS CORPORATION
12/21 16:53
月明りの中、御座石鉱泉へと下っていく

感想

高気圧に覆われて、あまりにもよさそうな天気に、今回は鳳凰三山に行ってきました。
雪山でのテント泊は初めてで、荷物の重さに辟易したり、想像以上のラッセルに時間もかかりましたが、北岳をはじめとした白根三山を眺めながらの稜線歩きはとても楽しかったです。


【1日目】
・御座石鉱泉への林道は通行止めになっているとの情報があったので、前日に林務事務所に電話で確認してみた。通行止めになっているのは平日の8:30〜17:00の間で、それ以外の時間帯は通行できるとのこと。8:30に間に合うように御座石鉱泉へ向かう。
・御座石鉱泉の駐車場へ車を停め、登山口へ向かう。御座石鉱泉の人から声を掛けられ、登山届を提出。その後少し会話を楽しむ。
・御座石鉱泉の裏から登山開始。建物の屋上を通る時は防水シートを痛めてしまうのでアイゼンは禁止。
・歩き始めてみると、雪はまばらであらかたは土が出ている。数日前に雪が降ってからは誰も入っていないらしく、足跡も全く残っていない。
・燕頭山への登りの途中から連続して登山道に雪がついている。チェーンスパイクを着ける。
・急な登りが続く。御座石鉱泉から4時間弱で燕頭山に到着。ベンチに座って一休み。頂上からの展望もよくない。
・燕頭山からは勾配もゆるくなる。雪も少しづつ多くなっていく。
・途中でチェーンスパイクが片方無くなっていることに気づく。少し戻って探してみるが、見つからなかった。いつどこで外れたのか、さっぱり見当がつかない。
・燕頭山から2時間半、御座石鉱泉から6時間45分、ようやく鳳凰小屋に到着。疲れた。小屋の周辺は脛〜膝程度の積雪。
・水場は観音ヶ岳方面への登山道を沢へ下った箇所にある。大きな岩の下を覗いてみると、パイプから水が出ていた。
・テン場は雪が少なく、軽く掘るとすぐに地面が出ている。地面にペグを打とうとしても固くて入らず、雪に埋めようにしても薄くて固定できない。少し雪が深い場所に位置を変えてテントを張る。
・夜、湯を沸かそうとしたら、全然火がつかない。間違ってノーマルガスカートリッジを持ってきてしまっていた。手でカートリッジを温めながら、アルファ米に必要な分だけ何とか湯を沸かす事ができた。
・昔、登山靴は寝袋に入れて寝るように教わったので、やってみたけれどあまりにも寝心地が悪い。カバーと寝袋の間に移して眠りにつく。

【2日目】
・朝6時起床。外は真っ暗。やはり寒い。
・7時頃、外は明るくなる。テントは張ったままにして出発。
・しばらくは樹林の中の道を行く。膝程度のラッセル。
・沢を渡って疎林に入る。少し登り疎林を抜けると雪面も固くなる。いつ頃のだか、足跡も残っていた。
・登り切るとオベリスクが間近に見える。オベリスクは全く登る気がなかった。
・賽の河原からアカヌケ沢の頭へ向かう途中、完全に夏道を見失ってしまった。ラッセルも膝〜腿位で、気づいたらハイマツ帯の上に入り込んでしまった。何度も踏み抜きながら、苦労してアカヌケ沢の頭に到着。稜線に上がると、やっぱり風は強く寒い。
・稜線に上がればラッセルは無いと思い込んでいたが、途中夏道を見失い、北東側斜面の樹林内をトラバース気味に進んでしまった。鳳凰小屋への分岐で夏道に合流。とても疲れたし、時間もかかってしまった。
・続いては観音ヶ岳を目指す。
・観音ヶ岳頂上では絶景を満喫しながら昼食休憩。風は強く寒かった。
・予定より時間が遅れていて、薬師ヶ岳まで往復すると下山時には暗くなってしまう可能性がある。少し迷ったが、登りの時の状況から暗くなっても安全に歩けると判断し、薬師ヶ岳まで往復することにした。
・すぐ近くに感じて30分ほどで行けるかと思っていたけれど、かかったのは40分。頂上でのんびりとすることもなく、再び観音ヶ岳に戻る。
・観音ヶ岳を越えて、再び鳳凰小屋への分岐まで戻り、下り始める。
・鳳凰小屋へのルートでは、雪が深く想像以上に厳しいラッセルだった。深い所では腰位の深さ。表面が固くなっているので体の前の雪を崩すのが大変。時には固すぎて雪の上に乗れることがある。何歩か雪の上を歩けたと思ったら、突然ドスン。時には四つん這いになったりしながら、できるだけ沈まないようにして歩く。これが登りだったら、稜線までたどり着けたかどうか…。下りでよかった。・ある程度下ると、雪も薄くなり、歩くのも楽になる。最後にハシゴ場を下り、無事鳳凰小屋に到着。
・小屋に到着すると、別の人が小屋まで来ていた。翌日の天気は悪そうなので、これから登るとのこと。観音ヶ岳方面への道を登るつもりだと言うので、雪の状況を説明し、下りでも苦労した事、やめた方がいいのでは、と伝えたが、そのまま進んでいった。
・テントを撤収して下山開始。すでに14時前となっている。登りで6時間45分かかっているので、下りだと4時間半位はかかりそう。燕頭山の下りの途中で暗くなり、御座石鉱泉への下山は18時半頃になりそうと、ざっと見通す。
・ひたすら下る。
・鳳凰小屋から御座石鉱泉まで約4時間、何とか18時前に下山することができた。思った通り燕頭山の下りの途中で暗くなり、ヘッドライトをつけて歩いた。
・体も疲れ、冷えていたので鉱泉に入らせてもらう。とても気持ちよかった。入浴料1100円。鳳凰小屋でのテント泊の料金もあわせて支払う。トイレ使用料も含めて1060円。

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