鳳凰三山(御座石鉱泉より鳳凰小屋テント泊)
- GPS
- 17:45
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,555m
- 下り
- 2,551m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:44
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 10:47
御座石鉱泉-(6:45)-鳳凰小屋-(1:10)-地蔵ヶ岳-(1:25)-鳳凰小屋分岐-(0:50)-観音ヶ岳-(0:45)-薬師岳-(0:45)-観音ヶ岳-(0:20)-鳳凰小屋分岐-(0:45)-鳳凰小屋-(4:00)-鳳凰小屋
天候 | 12/20 晴れ時々曇り、12/21快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日の8:30〜17:00は舗装工事のため通行止め。(土日、平日の夜間・朝は通行可) |
写真
感想
高気圧に覆われて、あまりにもよさそうな天気に、今回は鳳凰三山に行ってきました。
雪山でのテント泊は初めてで、荷物の重さに辟易したり、想像以上のラッセルに時間もかかりましたが、北岳をはじめとした白根三山を眺めながらの稜線歩きはとても楽しかったです。
【1日目】
・御座石鉱泉への林道は通行止めになっているとの情報があったので、前日に林務事務所に電話で確認してみた。通行止めになっているのは平日の8:30〜17:00の間で、それ以外の時間帯は通行できるとのこと。8:30に間に合うように御座石鉱泉へ向かう。
・御座石鉱泉の駐車場へ車を停め、登山口へ向かう。御座石鉱泉の人から声を掛けられ、登山届を提出。その後少し会話を楽しむ。
・御座石鉱泉の裏から登山開始。建物の屋上を通る時は防水シートを痛めてしまうのでアイゼンは禁止。
・歩き始めてみると、雪はまばらであらかたは土が出ている。数日前に雪が降ってからは誰も入っていないらしく、足跡も全く残っていない。
・燕頭山への登りの途中から連続して登山道に雪がついている。チェーンスパイクを着ける。
・急な登りが続く。御座石鉱泉から4時間弱で燕頭山に到着。ベンチに座って一休み。頂上からの展望もよくない。
・燕頭山からは勾配もゆるくなる。雪も少しづつ多くなっていく。
・途中でチェーンスパイクが片方無くなっていることに気づく。少し戻って探してみるが、見つからなかった。いつどこで外れたのか、さっぱり見当がつかない。
・燕頭山から2時間半、御座石鉱泉から6時間45分、ようやく鳳凰小屋に到着。疲れた。小屋の周辺は脛〜膝程度の積雪。
・水場は観音ヶ岳方面への登山道を沢へ下った箇所にある。大きな岩の下を覗いてみると、パイプから水が出ていた。
・テン場は雪が少なく、軽く掘るとすぐに地面が出ている。地面にペグを打とうとしても固くて入らず、雪に埋めようにしても薄くて固定できない。少し雪が深い場所に位置を変えてテントを張る。
・夜、湯を沸かそうとしたら、全然火がつかない。間違ってノーマルガスカートリッジを持ってきてしまっていた。手でカートリッジを温めながら、アルファ米に必要な分だけ何とか湯を沸かす事ができた。
・昔、登山靴は寝袋に入れて寝るように教わったので、やってみたけれどあまりにも寝心地が悪い。カバーと寝袋の間に移して眠りにつく。
【2日目】
・朝6時起床。外は真っ暗。やはり寒い。
・7時頃、外は明るくなる。テントは張ったままにして出発。
・しばらくは樹林の中の道を行く。膝程度のラッセル。
・沢を渡って疎林に入る。少し登り疎林を抜けると雪面も固くなる。いつ頃のだか、足跡も残っていた。
・登り切るとオベリスクが間近に見える。オベリスクは全く登る気がなかった。
・賽の河原からアカヌケ沢の頭へ向かう途中、完全に夏道を見失ってしまった。ラッセルも膝〜腿位で、気づいたらハイマツ帯の上に入り込んでしまった。何度も踏み抜きながら、苦労してアカヌケ沢の頭に到着。稜線に上がると、やっぱり風は強く寒い。
・稜線に上がればラッセルは無いと思い込んでいたが、途中夏道を見失い、北東側斜面の樹林内をトラバース気味に進んでしまった。鳳凰小屋への分岐で夏道に合流。とても疲れたし、時間もかかってしまった。
・続いては観音ヶ岳を目指す。
・観音ヶ岳頂上では絶景を満喫しながら昼食休憩。風は強く寒かった。
・予定より時間が遅れていて、薬師ヶ岳まで往復すると下山時には暗くなってしまう可能性がある。少し迷ったが、登りの時の状況から暗くなっても安全に歩けると判断し、薬師ヶ岳まで往復することにした。
・すぐ近くに感じて30分ほどで行けるかと思っていたけれど、かかったのは40分。頂上でのんびりとすることもなく、再び観音ヶ岳に戻る。
・観音ヶ岳を越えて、再び鳳凰小屋への分岐まで戻り、下り始める。
・鳳凰小屋へのルートでは、雪が深く想像以上に厳しいラッセルだった。深い所では腰位の深さ。表面が固くなっているので体の前の雪を崩すのが大変。時には固すぎて雪の上に乗れることがある。何歩か雪の上を歩けたと思ったら、突然ドスン。時には四つん這いになったりしながら、できるだけ沈まないようにして歩く。これが登りだったら、稜線までたどり着けたかどうか…。下りでよかった。・ある程度下ると、雪も薄くなり、歩くのも楽になる。最後にハシゴ場を下り、無事鳳凰小屋に到着。
・小屋に到着すると、別の人が小屋まで来ていた。翌日の天気は悪そうなので、これから登るとのこと。観音ヶ岳方面への道を登るつもりだと言うので、雪の状況を説明し、下りでも苦労した事、やめた方がいいのでは、と伝えたが、そのまま進んでいった。
・テントを撤収して下山開始。すでに14時前となっている。登りで6時間45分かかっているので、下りだと4時間半位はかかりそう。燕頭山の下りの途中で暗くなり、御座石鉱泉への下山は18時半頃になりそうと、ざっと見通す。
・ひたすら下る。
・鳳凰小屋から御座石鉱泉まで約4時間、何とか18時前に下山することができた。思った通り燕頭山の下りの途中で暗くなり、ヘッドライトをつけて歩いた。
・体も疲れ、冷えていたので鉱泉に入らせてもらう。とても気持ちよかった。入浴料1100円。鳳凰小屋でのテント泊の料金もあわせて支払う。トイレ使用料も含めて1060円。
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