黄蓮谷右俣&篠沢七丈瀑
- GPS
- 26:10
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 3,270m
- 下り
- 3,220m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:38
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 11:03
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 4:18
- 合計
- 9:33
天候 | 12/22 曇り→登り始めて30分ぐらいから雨→刀利天狗から曇り 12/23 曇り→坊主の滝から雪 12/24 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒戸尾根登山道は笹の平分岐から雪がちらほら。五合目小屋跡から上はアイゼンを付けたほうが無難。 ◆黄蓮谷右俣(3級上、-) ・アプローチは五合目小屋跡から雪の付いた五丈の沢を黄蓮谷まで下降。 ・黄蓮谷〜二俣 氷結してない小滝は巻き。 坊主の滝は中央に水流が見えていたがその右を2Pで登った。(1P目Iくんリード、2P目ヤマパンリード。) 15m滝はフリーで登った。 ・二股〜奥の滝 二俣を右俣へ奥千丈の滝までサクサク歩く。 奥千丈の滝の取付きはフリーで登りその後の200mのナメは氷の回廊ならぬ雪の回廊だった・・・ 瀑流帯は巻いたりフリーで登ったりで越える。 10m滝、25m滝はトレースを追って登っていたら巻いていた。。 奥の滝は氷が薄かったがロープを出して1Pで登った。(Iくんリード) ・奥の滝〜山頂 トレースがあったので迷わなかったが、長かった。。 ・全体的にトレースがあり迷わなかったです。 (ラッセルされた方々ありがとうございます。) 黄蓮谷右俣はアイスクライミングというより雪山の様相でした・・・ ・下降は山頂まで抜けて一般登山道を下る。 ◆篠沢七丈瀑(4級、+) ・アプローチは五合目小屋跡から一般登山道を山頂方面へ登っていき木橋のところの左のルンゼを篠沢まで下降していく。 ・七丈瀑は3P(1P目は中央を30m登ったバンドまで。2P目は10m程度の垂壁上まで。3P目は右上の凹角状を抜ける。)で登ろうと考えました。 ヤマパンリードで1P目を登り予定していた終了点で支点構築しようとしましたが氷の状態があまり良くなくアイススクリューでのビレイ点に不安があったのでそこから右へトラバースして灌木で支点を取りピッチを切りました。フォローのIくんが登ってきてあらためて滝の上部の核心部を観察。協議の結果、2P目終了点でしっかりした支点が構築できるかわからない状況、凹角状のクラゲ状の氷、プアプロで3P目をフォールしないで確実に登れる実力がアイス2年目のヤマパンにもIくんにもない、とのことから1P目終了点で敗退決定。1P目終了点の灌木から滝の基部へ懸垂下降しました。その後、Iくんリードで1ピッチ目を登って懸垂下降で下りて終了にしました。 ・下降は木橋までルンゼを登り返して一般登山道を下る。 |
その他周辺情報 | 下山後の日帰り温泉は『もみの湯』 http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html 下山後の夕飯は『テンホウ 富士見桜ヶ丘店』 http://tenhoo.jp/stores/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8B%E6%A1%9C%E3%83%B6%E4%B8%98%E5%BA%97/ |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
アイスアックス×2
縦爪アイゼン
その他登攀用具×1式
テン泊装備×1式
|
---|---|
共同装備 |
60mロープ×1
アイススクリュー×14
アルパインクイックドロー×8
クイックドロー×6
各種ハーケン×数枚
ビバークセット(ツエルト×1・ ガスヘッド×1・ ガス×1)
ファーストエイドキッド×1式
2〜3用テント×1
|
感想
今回は山岳会の後輩のIくんと今度こそ今シーズン初アイスとなるよう12/23に黄蓮谷右俣、12/24に黄蓮谷左俣の計画を立てた。
前回敗退した黄蓮谷右俣へ再チャレンジ!
ちゃんと氷が凍っているかなー?早くアックス刺したいなー
Climbing‼
ヾ響
・初日、雨の黒戸尾根を五合目小屋跡まで約6時間かけて28kgある荷物を背負って登った。この半年、重い荷物を歩荷して全然ロングを登ってないので疲れた。当然、後ろからくる人たちにどんどん追い越された・・・でも頑張ろうという気力は湧かなかった。。ただひたすら足を進めて五合目小屋跡まで到着した。
・2日目、出発の時間に月が見えていた。予報では夕方ぐらいから天気が崩れるのでサクサク行こう。雪の付いた五丈の沢は前回と違って快適に下ることができ予定より早く黄蓮谷へ下りれた。賑わう坊主の滝へ着いていよいよ今シーズン初のアイス!良い感じに登れた♫その後はロープを出すこともなくフリーで登ったり巻いたりしながら淡々と歩を進め気が付けば最後の滝となる奥の滝まで来た。ここまでアイスと言うよりは雪山?このままトレースを追って奥の滝も巻いてもいいが何をしに来たのかわからないのでロープを出して登ることにした。うん、やっぱり登って正解!面白かった♫そこから先、山頂まではの道のりは長かったー。(ラッセルしなくて済んだだけでも儲けもの!先行者の方々ありがとうございました。)山頂に着いたら写真だけ取ってすぐに下山、七丈小屋で水を補給して五合目小屋跡まで下りて夕飯食って明日の左俣の作戦会議(終日降っていた雪、今日歩いた右俣の雪の状況、体力的に疲れている等を考慮して左俣は止めて篠沢七丈瀑に転進することにした。)してすぐに寝た。
・3日目、1時間30分寝坊して起床。前日の降雪による雪崩のリスク、右俣を登った疲れ等を考慮して左俣は多少なりともリスク有り止めようということになり代わりにていたので全然慌てない。ゆっくり支度して篠沢七丈瀑へ向かった。木橋に着いて左下のルンゼを見る。。ここを下るの?と他に下りれそうなとこらがないか探すがなかったので上部はクライムダウン下る。どんどん下りていくと後ろのIくんが突然『やべぇー』と発する。何かあったのかと振り返るとIくんの視線の先、右にデカい氷の滝が見えた。持っていた七丈瀑のトポは微妙な感じ、要は登りたいように登りなさいということだろう。基部で簡単に作戦を練って3Pで登ることにした。1P目、リードでサクサク快適に登りピッチを切ろうと思っていたところに到着。あれ?この氷の状態でハンギングビレイするのか?大丈夫か?と凄く不安になる。ハンマーで氷をたたいてみたが微妙な感じ・・・右に灌木が見えたのでそっちへ逃げることにした。Iくんがフォローで登ってきて2P目登攀開始前に上部3P目の核心部分をあらためて偵察。『おいしいところ登りたいです。』と言っていたIくんに3P目をリードするか確認する。(もし行くと言ったなら2P目も私がリードしてIくんの体力温存させようと思っていた。)しかし、あっさり私にリードを譲ると言う。。凹角状はクラゲ状の氷でプアプロ必死、フォールしないで確実に登れる実力がアイス2年目の私にもIくんにもない。短い間隔で支点を取ってその度にテンション掛けて休みながら時間をかけて登れば登れるか?でもその支点は効くのか?疲れたらリード代わって登れば?・・・あれこれ意見をぶつけ合って無理するのは止めようと敗退決定となりました。そのまま1P目終了点に使った灌木を支点にして基部まで懸垂下降で下り、1P目を今度はIくんリードでもう1回登りました。その後、木橋まで登り返して五合目小屋跡でテントを撤収し黒戸尾根を下山、尾白川渓谷駐車場に着いたときには暗くなってました。
・体力が落ちててガッカリ・・・重い荷物を背負って長い距離、急登をもっと歩かないといけないなーと感じました。
・初日は雨で濡れたが五合目小屋跡まで着く前に雨が上がったので服はそれなりに乾いて問題なかったが、2日目は最悪だった。濡れたアウターやグローブはビニール袋に入れダウン上下を着て濡れてない状態でシュラフに潜りこんだのに、インナーが濡れていてそれがダウンを濡らしシュラフを濡らしなかなか寝つけずに不快だった。(さすがに朝になるころには体温で服は乾いたが・・)
・アイスのピッチグレード控蕕阿蕕い呂気さくリードでこなせるよう今期はゲレンデちっくなところでもっと練習に励もうと思いました。
反省
・特にありません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する