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Yamareco

記録ID: 168546
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

■縞枯山と茶臼山〜ヒップそりパラダイス♪

2012年02月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:40
距離
7.7km
登り
388m
下り
398m

コースタイム

9:17山頂駅-9:29縞枯山荘-9:36縞枯山分岐-10:02縞枯山山頂10:08-10:51茶臼山山頂-11:20中小場-11:32大石峠-11:54出逢いの辻-12:50山頂駅
天候 雪雲 後 晴れ♪
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場は無料
http://www.pilatus.jp/
コース状況/
危険箇所等
危険な箇所はありません。
登山ポストは山頂駅にあります。
駐車場から見えた中央アルプス
駐車場から見えた中央アルプス
雪が降ってきた。
雪が降ってきた。
深いけど硬い。かなり締まっている。
深いけど硬い。かなり締まっている。
縞枯山荘
いい感じの傾斜。
いい感じの傾斜。
縞枯山山頂。
縞枯山山頂。
縞枯山山頂。
なんだか異様な景色。
なんだか異様な景色。
これも樹氷。アイスモンスター。
これも樹氷。アイスモンスター。
Quickyことヒップそり登場♪
Quickyことヒップそり登場♪
ヒップそりで滑り下りますよ。
ヒップそりで滑り下りますよ。
あっというまに下りてきた。
あっというまに下りてきた。
茶臼山に登る。
茶臼山山頂。
茶臼山山頂。
そしてまた滑り下りる。
そしてまた滑り下りる。
転んでカメラが雪に埋没。
ちゃんと写真撮ってた。
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転んでカメラが雪に埋没。
ちゃんと写真撮ってた。
赤岳かっこいい〜♪
赤岳かっこいい〜♪
手前は西天狗岳。
手前は西天狗岳。
中小場。
眺めがすごくいいっ!
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眺めがすごくいいっ!
帰り道、きよみずで乾杯♪
帰り道、きよみずで乾杯♪
信州サーモンのお刺身♪
信州サーモンのお刺身♪
天然虹鱒の塩焼き♪
天然虹鱒の塩焼き♪

感想

12本爪アイゼンの調整をしたので
どうしても雪山で試してみなければいけない。
早速レンタカーを予約した。。。


つもりだった。orz


おバカな私はなぜかわからないけれど
2月24日に車を予約していた。。。

なんでだ????。。。(/TДT)/

当然いつも借りるところはすでに空車無し。
いろんなレンタカー屋に手あたり次第あたる。
この時期やはりスタッドレスの空車は無い。。。
ハァァァァ。もうダメだ。(ノДT)

と嘆いていたら某お店から電話がかかり、
当日10日の15時にならないとわからないけれどご用意できるかもしれません。とのこと。
もう藁にもすがる思いでそれに賭けることにした。

って車用意できなかったらどうしよう。
電車で行ける山に行くしかない?
そんなところ雪ほとんどないじゃんか。

そういえば去年タイヤチェーンを借りて入笠山に行ったなぁ。
あの時は運よくICから近くて道路凍結もしてなかったからタイヤチェーン使わずに済んだけど、、、
ノーマルでタイヤチェーン。
スタッドレスじゃなくてもその手があるか。。。

電話で直接タイヤチェーンの在庫を聞いてみると有るとのこと。
よし決めた。
用意できるかどうかわかんない車待つよりも腹くくってチェーンで走ろう。
チェーン装着面倒だけど何事も経験だ。

というわけでめでたく車を借りてお山に行くことができたのでした。
しかもこの車、実はスタッドレス車だったという。。。
(詳細は省略させていただきます。)
もう神様仏様、本当にありがとうございました。

********************************************

10日午前3時40分横浜を出発。
また八ヶ岳方面へ行きます。
3週連続ww
今回は北八ヶ岳の縞枯山(標高2,403メートル)と茶臼山(標高2,383m)というお山に登り、
雪原をぐるっと周回するコース。
ロープウェイで標高2,237mまで一気に登れるので楽ちん登山です。

中央道諏訪ICを下りてピラタス蓼科ロープウェイに向かう。
先週来た時に比べると道路にはまったく雪がない。
雨が降ったのか、それとも気温が上がったかわからないけれど
これでタイヤチェーンのお世話にはならなくてもいいみたい。

6時40分頃ピラタス蓼科ロープウェイ無料駐車場に到着。
ロープウェイ運行開始時間が9時なのでそれまで少し仮眠。
それにしても気になるのがお天気。
なんだかまた雪雲が八ヶ岳の上空に貼りついているような。。。
やだなぁ。
ふと窓の外に目をやると遠くに明るく照らされた山が見える。。。
どこ? どこのお山?
我慢できなくなってカメラを持って車から下りてよく見えるところまで歩いて行く。

神々しい。。。
中央アルプスかな?
あそこだけ晴れてる。

こっちは雪まで降ってきたよ。。。
8時過ぎから狭い車内で準備にとりかかる。
それほど寒くなさそうなのでダウンはザック内へ。

お隣の車のおじさんが私の側(運転席側)のドアを開けたまま準備をしているので外に出れない。
なので窓を開けて「すいませ〜ん。出たいんですけどいいですか〜?」と声を掛けると
「ぁぁ、ごめんなさい。」と言ってすぐにどけてくれた。
おじさんも山の人だ。
この時間せっせと準備している人はスキーヤーよりも山の人が多い。
というか去年より山の人多いな〜というのが私の印象。

車外に出て準備していると先ほどのおじさんが話かけてきてくれたので
私も調子に乗って色々とお話する。
おじさんは群馬の人で今日は初めて北横岳に登るらしい。
持ってるのは昔の道具だから最近の人はいいの持ってて羨ましいと。
おじさんは10本爪アイゼンとワカンとピッケルを装備してた。
ワカン持ってるってだけでなんだか親近感がものすごく湧く♪
ピッケルはウッドシャフト。長くて重そうなやつ。
おじさんのピッケル試しに持たしていただいた。思ったより重くない。

なんだか山の話になると知らないおじさんとでも仲良くお話できてしまう自分が怖いw
基本人見知りなんだけどw

私の今日の装備は12本爪アイゼン、Wストック、そしてワカンにQuicky。
旦那さまはピッケルも装備。
Quickyってヒップそりのことなんですけど、今日登る山は絶対使えると思って持っていきます。
でも今日の主役はあくまでもワカン。
購入後まだ一度も使っていないのでこのお山でワカンデビューしようかと。
縞枯山付近はスノーシューハイクでも人気のところですが、私たちはワカンで山を目指します。

8時半過ぎ。
神々しく輝いて見えていた中央アルプスも雪雲の餌食になって見えなくなった。。。
駅内に移動して切符を購入。
片道大人1人900円。
往復で1800円なのでとりあえず片道だけ。
(往復割引もネットに転がっています。)

8時50分。
運行開始時間より10分早くロープウェイは動き出しました♪
もちろん乗込みます。

7分程で山頂駅に到着
1年ぶりの坪庭。
去年来た時よりは天気はちょっとだけマシです。

アイゼンを装着して出発する。
※アイゼンなどは駅構内では装着してはいけないことになっています。

今日の雪はすごく締まっている。トレース外れてもフカフカのところは無し。
うーん。。。これだとスノーシューもワカンも使わなくても歩けそう。。。
アイゼンも平地だと無くてもいい。

試しにトレース外に足を踏み入れても一度では沈まず、二度目でゆっくりと沈む感じ。
膝までの深さでした。

とりあえず縞枯山荘目指す。
少しだけ青空が覗いてる。
木のてっぺんに十字架があるみたい。かわいい。

前を歩いていた4人組の女の人たちは黄色い声をあげてはしゃいでた。
雪山は初めてらしく、装備は新品揃い。

10分ほどで縞枯山荘通過。
ザクザクと歩く。

分岐。縞枯山、茶臼山方面へ。
ここから急登になる。
締まった雪面にアイゼンの爪を咬ませながら登る。
蓼科山スズラン峠ルートの登山道ぐらいの傾斜。
アイゼンの練習になる。
私のアイゼンも緩むことなく調整バッチリ。
やっぱりピッタリだと足さばきも良好。

ここ、Quickyで滑ったら止まらなくてかなり怖そうwww
雪が締まっているので危険過ぎるw

出発して45分ほどで縞枯山山頂に到着。
雪雲に覆われているので真っ白。
風はそれほど無いです。

茶臼山に向かう。
樹氷群が迎えてくれる。
蔵王ほどじゃないけど、
これはこれでアイスモンスター。

そして分岐。
目の前に茶臼山が見える。
ここからQuickyに乗って滑り下りる。
何度も言いますが、雪が締まっているのでかなりのスピードで滑りますw
止まらなくて怖いぐらいw

※下に人がいないことを確認して滑りましょう。

あっという間に下まで下り、今度は茶臼山への登り。
この登りは縞枯山の登りほどではない傾斜。

10分ほどで茶臼山山頂。
この山頂は木が多くて眺めはゼロです。
空を見上げると、青い空に雲が乱舞してます。
そして下りはまたQuickyで♪

ふかふかの雪ならちょうどいい傾斜ですが、硬いのでどこまでも滑っていきそうです。
まるでリュージュのようですw

ふと、滑るのを休憩して立ちあがると何かが見えます。
その瞬間、体勢を崩して転び、カメラが雪に埋没。。。
カメラについた雪を払い、もう一度ズームで撮影。
赤岳さんカッコ良すぎ〜❤
八ヶ岳、雲一つなく晴れてきました。
すごい♪

登らないにしても今日八ヶ岳行ってたら最高だったなぁ。。。
この天気なら私でも登れたかなぁ??

と、我に戻って再びQuickyで続きを滑り下りる。
私も滑るのが楽しすぎて滑ってるところほとんど撮影できていませんw

テンションは「いやっほーい♪」と言葉通りそのまんまw
こんなに長い距離滑り下りたの初めてです♪
でもなんだかお尻が痛いwwww
雪面がそれだけ硬かったという証拠か。。。
Quickyのお尻の部分に座布団敷きたいぐらいですw


茶臼山から滑り下りた後、すご〜く眩しい光の元へと歩く。
中小場というところ。
視界がパーっと開けて素晴らしい眺めが目に飛び込んでくる。
あぁ、ここいいなぁ。
早朝見えていた中央アルプス。
そして南アルプス。左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳がはっきり見える。
来て良かったぁ♪
ほんと晴れてくれてありがとう〜♪

中小場。
ここは風が冷たい。
手袋をしていたけど指が痛くなってきた。
油断大敵。
もっと景色を堪能したかったのだけど、そろそろ先に進みます。

大石峠を右折、麦草峠には行きません。
ここから雪原だけど、雪が硬く締まっていて普通に歩ける。
ワカン出番無いまま終わりそうです。

天気も良いし、眺めもいい。
気持ちいいことこの上ない。
気になるのは雪焼けのみw

オトギリ平。出逢いの辻へ。
GPSで到着予定時間を見る。
もしかしたら今日の帰りは‘きよみず’のランチタイムに間に合うかもしれない。
のんびりしたいけど、美味しいものも食べたいw

緩やかな登りが続く。
カモシカのことも忘れてないよ。探しながら歩いてます。

純白と紺碧の世界。
これだから雪山はやめられない。

13時ちょっと前にロープウェイ山頂駅に到着。
山頂駅からも南八ヶ岳がはっきり見えていた。

いつかこの時期に登りたい。いつの日か。

ちょうど13時に出るというロープウェイに乗込む。
乗客はたった6人。
アイゼンやピッケル等は刃や爪を出したまま乗車してはいけないので
乗車前に必ずカバーをしましょう。

ガラ空きのロープウェイからは見事な景色が見える。
朝の雪雲が嘘のよう。
眺めを堪能しようと思っていたら、一緒に乗込んでいる乗務員の人がカモシカがいますよと言う。



えっ? カモシカ??????????? (@_@)



どこどこどこっ?????????????? 

「あの山の斜面にいますよ。頭突っ込んで何か食べてますね。」
「えーっ? どこーーーっ???」


カモシカ、、、、いました。


念願のカモシカ。。。
今日も歩きながらキョロキョロ探してたカモシカ。。。
でも残念ながら写真はありません。
だって。。。


ゴマ粒ほどのカモシカって、どうよ〜っ!!! ヽ(´Д`;)ノ




あんなの言われなきゃ絶対わかんないし、
ただの岩の塊みたいなのがカモシカですって言われても信じれるわけないじゃ〜んっっっ。


こんなの生殺しだ。 ( ゜Д゜)・∵. グフッ!!



念願のカモシカを見れたけど、見た気がしない。
見たうちに入らないっ。
こんなのダメだ。
ちゃんとカモシカに‘会う’のが私の夢だ。
‘会って’写真をちゃんと撮るのだ。
なので今日のことは無かったことに。。。w

ロープウェイの乗務員さん曰く、
今年は鹿がいつまでもいるのでカモシカがあまり下りてこないという。
カモシカはウシ科の動物なのでおとなしく、増え続けている鹿に追いやられているらしい。
そうなのかーっ!
鹿がいるところにはカモシカは現れないのかも。。。


13時過ぎに駐車場に到着。
隣の群馬のおじさんはまだ帰って来てないみたい。
北横岳堪能されたかな?
先に帰りますね。


帰る途中にある お気に入りのお店に寄る。
ラストオーダーに間に合った♪
11ヶ月ぶり。
長野にはよく来ているのに、時間の関係上なかなか寄れずにウズウズしてた。

私はキリンフリーで乾杯〜★
窓辺の席がお気に入り。チラッと蓼科山と北横岳が見えるのです。
虹鱒塩焼き定食 と 信州サーモンのお刺身をオーダー♪

付いてる鬼灯(ほおずき)の実も食べれますからね、と言われる。
初めて食べたっ。
なんだろ? 初めての触感。味は梨に似てるカナ。

久々に来れて良かったぁ♪
楽しかったし、美味しかったし大満足の山行でした。

■目安

 体力度   ★ 
 危険度   なし        
 整備度   ★★★★
 眺望度   ★★★★
 山スカ度  ★★★★
 
※上記は、2012年2月11日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

■まとめ
 三度目の正直でやっと気持ちよく晴れて白い雪と冬の青空を堪能できました。
 ワカンデビューはまたもや果たせなかったけれど、その代わりヒップそりで滑り倒せました。
 楽しい半面、滑り過ぎて怪我をすることもあるので十分に注意も必要です。
 
 そしてカモシカ。。。
 カモシカらしきものは見ることができましたが、私としては納得いかないので
 これからもカモシカ探しは続きます。
 
 八ヶ岳がすっきり晴れ渡り、こんな日なら私でも赤岳登頂できるかな?
 と思ったけれど、同日に赤岳で死亡事故が起きたことを知って
 やはり軽い気持ちで登れる山ではないのだなとつくづく感じました。
 それでもいつの日か登る日のために一歩ずつ前進したい。
 それが今のわたしの気持ちです。






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