戸来岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 881m
- 下り
- 900m
コースタイム
12日 出発 7:00 - 大駒ヶ岳 830 - 新郷道の駅 13:00
天候 | 雪、ガス、時に晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
連休なので、1泊で戸来岳に行く事にした。ただ、最近の疲労がたまっていたようで、11日は朝は9時過ぎに起床。だらだらと準備をして、新郷道の駅に。ここで車を止める。雪はまずまず積もっているようだ。
12:40頃、出発。今日は大駒ヶ岳の手前の樹林帯にテントを設営する予定。テントやスコップなど家財道具一式担いでいるので、のんびりと登る。林道から急な登りを経て、なだらかな尾根に取り付く。ラッセルはスキーで脛くらい。昨年1月よりやや少ないか。
16;00頃、暗くなる前にと、大きな木の下にテントを設営する。テントはエスパースソロウインター。夜は寒かった。シュラフがスリーシーズン用で、シュラフカバーを持って来なかった。でも、寒いのは年齢のせい?
翌日、ぐずぐずと準備して7時頃に出発。少しずつラッセルが深くなってくる。大駒ヶ岳の急斜面ではスキーで膝くらいとなり、ワカンと同じように、膝を上げて、雪面をたたくようにラッセルする。まったく人の登った気配のないスロープにトレースをつけるのは気持ちがよい。登り途中で、この山行で最初で最後の大駒岳が勇姿が望めた。
8:30頃、大駒ヶ岳の頂上に着く。この頂上は細長く平で、何処に頂上のメルクマールがあるのか分からない。探したが、全く分からなかった。天気は風強く、吹雪で視界は悪い。視界が良かったら三ツ岳に行くつもりであったが、この天気と三ツ岳の登りのラッセルを考えると、乗り気はしなかった。あっさりと帰る事に。
帰りも、ラッセルの連続。この山は帰りが難しい。登山道は全く分からなくなり、広い尾根を下りて行くと方向が分かりにくい。昨年の事が思い出される。最後の下りでルートを外し、沢に出てしまい、ワカンで膝ほどあるラッセルに辟易したところで、林道にでる。後は、のんびり道の駅に、13:00頃着。
この山は、人が全く入っていないので全て自分でラッセルしなければならない。もちろん、避難小屋などの人工物が無く、ルートを示すものもほとんどない。また、雪が深い上になだらかなだだっ広い尾根を登り、急に競り上がって頂上となる。しかも、視界が悪い。そのために、帰りのルートを探すのが大義である。昨年は迷ってしまい、吹雪の中暗くなって、ヘッドランプの明かりで下山のラッセルを余儀なくされた。厳冬期はくせ者の山である。
三ツ岳に行けなかったのは残念だが、普通の社会人の休日では、ラッセルの深さと天候などを考えると、厳冬期に三ツ岳まで行くチャンスは少ないようだ。
コメント
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パミールさんの山行は、天気関係ないんだね 去年は読んでてハラハラしたが、今年は二度目だから余裕でしょうか 吹雪の戸来岳、パミルさんの冬の風物詩みたいな感じがする
いい山でしたねと書きたいが見えないので
いい山行でしたね!
大学時代に登り込んでいたためか、登攀でなければ、天気はあんまり気にしないんです。ダメなら戻ってくれば良いし。ただし、迷うような地形で、悪天候はどうも苦手。
kiyoshiさん、この冬は気合いが入っていますね。目標の山を見つけたのですか 。
pamirさん、こんばんは。
新郷道の駅には、昨年十和田湖観光の折、立ち寄ってヨーグルトを購入した記憶があります。時折スマートな山が見えていましたが、あれが戸来岳だったのでしょうか。
厳冬期・深いラッセル・地形の分かり辛さ・・pamirさんにはほとんど関係ない? ホントすごいです
昨冬のレコにも、引き込まれてしまいました
でも、八神純子を聴いてるあたり、同年代でしょうか、ちょっとホッとしましたよ
多分、それが大駒ヶ岳だと思います。道の駅からだと近く感じます。実際6kmほどだし。夏はキャンプをしている人がたくさんいて、にぎやかですよ。キリストの墓なんてものもあるし。
次は、3月あたりに十和田湖までの縦走を考えていますが、連休が無いので、どうするかな。
八神純子は高校から大学にかけてよく聞いていました。高校生の息子は知りませんでした。当たり前かな
先週あたり、Mr.ブルーが山中ラッセル中、頭の中でかかっていました。多分先月ラジオで久しぶりに聞いたせいかと思います。30年以上忘れていました。奇遇ですね。
もう少し雪が落ち着いたころ、二日あれば宇樽部から十和田山、三ツ岳、十和利山の時計回り縦走をしてみたいなあと思っています。が、今年は別の計画で胸イッパイで、今のところ棚上げ中です。
そうですか。それは確かに奇遇です。
学生時代、家内と知り合った頃によく聞いていました。大変懐かしいので、先日、ベストCDを購入し、車で毎日聞いています。丁度、我々の山岳部でカラコルム遠征の話が進んでいる頃でもありました。しかし、その頃、バリバリの現役学生であった私は家庭の事情で結局は遠征に参加出来ませんでした。苦い思い出です。
この山域はある程度の広さがあり、厳冬期は全く人が入らないので、良い山行ができます。いわゆる冬山の玄人向け。
縦走は、天気がよければ最高だと思います。実は、今回も天候が良さそうだったら、宇樽部までの縦走を考えていましたが、あの天気で、往復に変更しました。昨年の4月上旬に宇樽部から十和田山、三ツ岳の往復が、6時間ほどでしたから、3月に入って雪が締まればスピーディな行動が可能です。
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