【天城山】長男はどこだ?O登山隊、伊豆の天城山挑戦。下山後仙人に遭遇する
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 581m
- 下り
- 569m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
電車 :最寄駅 → 小田原駅 自動車 :小田原駅 → 天城高原駐車場 【復路】 自動車 :天城高原駐車場 → 小田原駅 電車 :小田原駅 → 最寄駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼危険だなと感じた箇所はありませんでした。 ▼個人的には、涸沢分岐から菅引分岐までの長いトラバースが、道幅が狭く嫌だなと感じたくらいです。 |
その他周辺情報 | ▼天城高原駐車場の混み具合は写真を参照のこと ▼湯治処ごぜんの湯 入浴料 540円(税込み) 混浴(動物可という意味) 詳しくは写真欄・感想欄にて ▼小田原駅近くの居酒屋(魚料理が得意だと思う)・さくら 前回(2016年3月12日)の箱根外輪山山行の時に使用して非常に美味しかった記憶があったので今回もと思ったが、残念ながら満席。多分、人気のお店なんだなと思った。 |
写真
感想
▼山を始めて以来、2018年9月・10月と2か月丸々山を登らなかった期間があったのは初めてのことです。一番の原因は仕事が忙しくて休日起きる気力が湧かなかったからで、毎週土日はウトウトして過ごす感じでした。その期間は、早朝起きることができず、午前8時ごろにになって山に行けなかったことを後悔するということすらありませんでした。
▼10月末に仕事がひと段落したところに、A隊長から天城山に誘っていただきました。A隊長もK副隊長もまだ天城山に登ったことがないので企画した山行で、私も便乗させていただきました。
▼今回のコースは、数か月ぶりの山行でもなんとかなる程度の体力難易度で、かつ途中危ないところは一切なかったと思います。心配性の私が敢えて気になった個所を指摘するとすれば、涸沢分岐から菅引分岐までの長いトラバースが、山道の幅員があまり広くなく、嫌だなあと感じたことくらいでしょうかね。多分同行者の中で気にしていた人間は私だけだと思います。
▼私みたいなチキン野郎には、十分楽しめるコースでしたが、山を長くやっている人には物足りないコースかもしれません。A隊長「深田久弥が何故天城を百名山に入れたのかわからない。(簡単すぎて)魅力がわからない」
・深田久弥は、今回の我々のコースよりもずっと長い大室山〜天城峠までの山行を行っており、そのコースには我々が知らない何かがあるのかもしれない。また長い間伊豆半島の交易を分断し続けた地理的・歴史的な背景も選考の材料となったのかもしれないと個人的には思いました。
▼個人的には天城峠から天城縦走路入り口までの縦走をいつかやってみたいが、17〜18kmの行程となるので、最低7時間は掛かるかな。遅くとも9時には天城峠に着くには、東海道線のかなり早い電車つかまえないといけないから、品川近辺の漫画喫茶あたりに前泊になるのかなあ。まあ、いつかの夢として備忘録として残しておきます。
▼当レコ題名にある長男はどこだ?とは、万二郎と万三郎がいるのに一郎はどこにいるのだ?というごく自然な疑問のことを意味しています。どうも静岡県内にある達磨山が、長男のようで万太郎という呼び名があるみたいです。これは帰りに寄った温泉(湯治処ごぜんの湯)を経営しているご主人から聞いた。Wikiで調べてみると確かにその通りだった。しかし達磨山、離れすぎではないか?天城が伊豆半島の東岸にあるのに対し、達磨山はは西岸ですよ。長男だけ除け者にされているのでしょうか?
▼しかしこの温泉のご主人、なかなか浮世離れしていまして仙人のような風貌。経営している温泉もかなりぶっ飛んでいましたが、まあそうだろうなと納得するような方でした。入浴後帰ろうとしている我々に近づいてくるご主人、もうこの時点でかなり怪しい。で、先ほど書いた長男が達磨山であると教えてくれた次第。ここまでは、なるほどと感心して聞いていた。そのうち話が道教に及んだ。内容はよくわからなかったけど話もこの辺までなら、見かけによらず教養があるのかしらとか、道教なんかに興味があるから風貌も仙人みたいになるんだなとかで済んだと思う。話はドンドン脱線していき、気が付くと最後は下ネタになっていた。人恋しいのかまだまだ話す気満々であることが明らかだったため、終わりが見えないことに危機感をいだいたのかA隊長が「楽しい話、ありがとうございました。それでは急ぎますので」と下ネタを強制終了。まだ話し足りなさそうだったが、仙人は自分の棲家に帰って行かれました。
▼このご主人の話をしたからには温泉の話もしないといけませんな。ぶっ飛び具合は写真でもお判りいただけると思いますが、混浴です。しかも男女混浴ではなく、動物(PET)も含んだ概念での混浴らしいですよ、ご主人曰く。石鹸やシャンプー等のアメニティーは一切なし。我々が入浴した時は、やたら少量の石鹸やシャンプーがあるなと思いましたが、まあこんなものかと思い適当に使って体を洗ったり洗髪したりしていました。そうしたら先客が露天風呂の湯舟から上がってきて、浴室に入ってくるなり一言「あっ、それ俺の」 知らずとはいえ大変失礼いたしました。笑って許してくれましたからよかったものの、540円の入浴料を徴収するんだからアメニティーくらい置いておいてほしい。(笑)
▼A隊長も毎回山行の後はレポートを作成し配布してくれるのですが、今回この温泉についてこんな風に書いています。
(以下引用)
今回の山行での最大の収穫は、ごぜんの湯に行けたことでしょう(笑)。車のナビに電話番号を入力して向かいましたが、周辺にそれらしく建物はなにも見当たりません。唯一の手掛かりは、ごぜんの湯と書かれたワゴン車だけ。探していると、一人のご老人が歩いていたので、場所を聞いたところ、ワゴン車の真ん前。ごぜんの湯を見た第一印象は、まるで民家。次に、非常に胡散臭い感じしました。建物に入って「すみませ〜ん」と声を掛けると中から仙人のような風貌のご老人が出てきました。お金を払い、屋外にある浴場に行ったのですが、女性用と混浴はありましたが、男性用は見当たりません。止む無く混浴に入りました。先客は一人。当然、男性の方です。入って見ると、石鹸以外にアメニティーがありません。石鹸で頭髪もあらいました。後で分かったことですが、置いてあった石鹸は先客の方の個人的なものでした。湯の温度は異常に高く、掛け湯をした後、ゆっくりと湯舟(露天風呂)に入りました。入浴も終わり駐車場に行くと、胡散臭い仙人がやってきました。なぜ、天城山は二郎から始まるのか等、様々な有難い話を聞かせてくれました。ただ、その後は下ネタだったため、ここでは記載できません(笑)。仙人のような風貌で、蘊蓄に富んだ方でしたが、下ネタ好き爺さんでもありました。スーパー湯治場”ごぜんの湯”ですが、胡散臭い物が好きな方は、話のネタに行ってみてください。
(引用終わり)
・山行とは無関係な温泉について、随分な量書いてしまいましたが、まあ日本には色々まだ我々の知らない世界が沢山存在し、今回我々一同はその一部を垣間見たということでございます。これも山行の楽しみのひとつと言えましょう。
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