広島県比婆山(雪山ピストンの予定が縦走とは…!)
- GPS
- 06:13
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 687m
- 下り
- 687m
コースタイム
13:44池の段13:54-14:09立烏帽子山頂-15:39県民の森公園センター駐車場
天候 | 快晴 道路-6℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りも溶けずに残っている部分が多かったので運転注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
たっぷりの雪で登山道は判明しづらかったです。 沢筋(クレパスのようになってます)、雪庇、雪崩に注意。 |
写真
感想
装備
ザック重量8.5kg
服装 帽子:毛糸の帽子(スキー用)
手袋:ISUKAフリース手袋
上 :上 着 パタゴニアのキャプリーン3
モンベル WICロングスリーブTシャツ
下 着 finetrackフラッドラッシュ®スキンメッシュロングスリーブ
下 :ズボン ユニクロの防風パンツ
タイツ ミズノ ブレスサーモ ライトウエイトタイツ
靴 下 WIC・トレッキング ストリームソックス
靴 :LA SPORTIVA Trango S EVO GTX
スパッツ:ISUKAゴア
ワカン
携行品:防寒着、ユニクロウルトラライトダウン
モンベルのオーバー手袋、ウールの厚手手袋(予備)、finetrackバラクラバ、
ネックウォーマー、ゴーグル、サングラス
ビバークセット、今回は単独行なので持って行きました
雪山へ登る予定がない。どうしよう、雪のある期間は短いのに。ましてや今週末は晴れ。先週はこんなことをグルグルと考えながら過ごし、とうとう前日に比婆山山行を決心しました。比婆山は12月に登ったし、その時、展望園地で出会った単独行の男性が「展望園地なら1時間で来れますよ」と言われてたし、『そうだ!展望園地行こう!』
前日の土曜日は、家事を済ませ夕方からウトウトしてしまい、気付いたら夜中。それから、母の食事を作り、山行の準備が終わったのが朝4時。今から寝るのもなぁ、ということでヤマレコ見たりしていたら、家を出るのが遅くなり比婆山の公園センターに着いたのは9時でした・・・。3時間もかかるのね。
準備をして展望園地への登山口を探すが、良く分からない。歩いていると比婆山御陵までの登山口を見つけた。そこで、スキーに行く女性に声をかけられた。まだ雪山は歩いたことはないが、それ以外は登っているそうで、いろいろ教えてくれた。よし、比婆山御陵までの3.2kmのコース行ってみよう。
歩き始めたがすぐトレースが無くなった。「・・・」。誰も歩いてないじゃん。そして、200mくらいでルートも分からなくなった。やっぱり歩いたことのない道は無謀なのか。悩んだ挙句、行ける所まで行ってダメなら自分の踏み後を戻る。晴れているので降雪でトレースが消えることは無さそう。地形がすり鉢状になっており、公園センターはすり鉢の底に位置しているので、とにかく尾根まで上がればどこかの山頂へ辿り着く。地図とコンパスで方向を確認しながら一人ラッセルの開始である。
心臓の音がドキドキと響く。ものすごい緊張感だ。この感覚、久しぶり。初めて一人で夏山を歩いた時を思い出す。
ラッセルといってもつぼ足でふくらはぎ程度。そんなに辛くない。静かな針葉樹林帯の中、時折「パサっ」と枝から雪の落ちる音と自分の雪を踏む音だけ。沢筋を避け、足がズボッと雪の中にはまり込まないように体重移動に注意する。独りだと気をつけないといけないことが何とたくさんあることか!
眺望の良い場所に出た。大まかに位置を推測し、方向が大分左にずれていることに気付く。右に向かって急な斜面をトラバースしなければならない。ここでワカン装着。そしてひたすらコンパスを見ながらラッセル。そして稜線に出たところで複数のトレースに合流する。
あ〜、やった〜。良かったよ〜。何度後戻りしようと思ったか。嬉しい、人が歩いていたと思うと安心する。
ただ、稜線のどこに出たかは不明である。比婆山御陵が左右どっちにあるのか・・・。とりあえず右に行っちゃえ、と歩いていると男性の登山者が歩いてくるではないか。挨拶をして御陵の場所を聞くと、すぐそことの事。その方は立烏帽子山に登って帰るそうだ。少し行くと御陵を見つけ、独りで辿り着けた事を喜んだ。
そこに、なんとイグルーの跡らしき物があった。
帰りはもう12時半を過ぎていたので“おっぱら越え”から管理道を通って帰ろうと思っていたら分岐を見逃し、気付けは“池の段”が目の前。ここまで来てしまったらもう立烏帽子山を通って展望園地に行き下山するしかない。(と思い込む)のんびりしてはいられない。しかし、池の段や立烏帽子山頂から見る眺望は最高だった。
あとはトレースを追ってただひたすら歩く。沢筋、雪庇、雪崩に注意して慎重に足を置き、進む。冬の太陽は14時を過ぎるとなぜか心細く感じる。テントを張る時には15時までにテン泊地を探さなければならない。もう15時過ぎたぞ〜。時間が迫っているのでトレースを信じて歩いていたが、途中からどうも方向が怪しい。前回はもう展望園地に出たはずだ。コンパスの方向はどうも林道を指している。それにこのトレース、危険な沢筋を右に左に行っている。これ絶対尾根を間違えてる。と思ったが後の祭り。沢を渡るときに雪を踏み抜かないように細心の注意を払い、どうにか、どうにか林道へ出た。「ほ〜」。あとはひたすら林道を歩き、やっと見覚えのある公園センターを見つけた。
終わった。長かった。展望園地へ行けなかった。ピストンの予定が縦走じゃん。
反省
☆出だしが遅い。あまり早すぎてトレースがないのも困るが、独りの場合は早上がり早下山。
☆トレースを当てにしてはいけない。
☆すり鉢状の地形以外は私の力量じゃ無理。
☆これを見て、独りで雪山行けそうじゃんと思ったあなた、ダメよ。
雪山は単独行でない方が良いのは分かっている。しかし、私のように家族の介護で予定が立てられない者は、単独行にならざるを得ない、場合もある。
もっと勉強、もっと鍛錬である。
誰か、一緒に行って〜
私の年齢ではヒバゴンです。
知らない それは失礼しまた
因みにこの東には東城のヒバゴン、崇徳の黒田
さらに知らないですか
堀山の家で盛り上がった話しです。
この比婆山と道後山、そして恐羅漢山は県出身者として
是非ともと思っている山です。
それから、、、あっ
うちのヒバゴン(巨猫)が、猫じゃらしで遊べと言って
ます、、、それでは失礼します
ついに一人で雪山ですね。
すごいじゃないですか。
それにあのあずまやの雪すごいですね。
怖くて近寄れない入れない
お天気も良くて最高でしたね。
この前から思ってたんだけどmomoさん晴れ女
比婆山。
古代歴史マニアの間では有名なお山・・・
行ってみたい山のひとつです。
(雪無いときにね。)
一人で運転、一人で「雪山縦走」。
山に「老いも若きも」「オトコもオンナも」関係ないのは重々承知の上ですが、
「ウラ若きオトメ」が...。
スゴイです。
mantenmomoさん、お願いですから、ワタシを置いて行かないでぇ〜ぇ〜ぇ〜...。
navecatさん
ヒバゴン、知ってますよ〜 知らいでか
今回は会いませんでした。残念〜
恐羅漢山はスキーでは何度も上がってますが、歩いたのは去年の1度だけです。台所原から登るルートがかなり急登で、白木山で鍛えたはずですが、フラフラでした。
道後山はまだなんです。
tomuyanさん
静かな登山道に足を踏み入れた時に、相当緊張しており、初めて独りで歩いた牛田山縦走や、tomuyanさんの山行記録を見て、登ったことのない白木山バリエーションルートを歩いた時に、頭がキーンとなる位の緊張感と心臓がバクバクした事をずっと思い出していました。
今回は雪山ということもあってか、マックスでした。
そうなんです。何故か雪山は晴れ なんです。
今回は単独なので、晴れたら行こうと思ってました。
本当にラッキーでした。
でも、雪のない時期は雨に降られることもあるんですよ。そんな時は、雨中訓練 と言いながら喜んでます。
kimidoriさん
『比婆山(ひばやま)は、日本神話においてイザナミが葬られたと記される地』
こんなことも知らずに歩いてました
身近に(といっても3時間かかりますが)こんな素敵な場所があったんですね。
私はまだ雪の無い時に歩いたことがありません
いやいや、ricalonさんこそ私を置いて行かないで下さいよ。
背負子で歩荷するなんて憧れですよ。
私なんか、歩荷して喜ばれる山小屋が近くになく、意味のないダンベルなんか入れて歩いてるんですから。
もっとricalonさんのように誰かのお役に立ちたいです。
ricalonさんとご近所なら絶対一緒に歩荷してますね〜。
それから、かなり重要な誤解が・・・。
「ウラ若きオトメ」
ここ、誤解です
心はそうですが
ももちゃんの写真が若くてピチピチしてるからかなぁ。
こんばんわ!
すごいですねぇ!!
私は、一人じゃ無理って、昨日、行って思いました。
天気が悪かったのもあるけど、
やっぱ、林の中は、しっかり意識しないと、
どこか全く分からなくなります。
地図読みをしっかり習得しないとって思いました。
でも、こんなお天気の中で、池の段からの景色を私も見てみたい…
後、カレーパン…、あれは、ワゴンの中に置いてあるのですか?
昨日、ワゴンになかったから、もうないのかな?って思ったのですが…??
私も天気が良かったから登れました。
戻ってくるまでずーっと緊張と不安で一杯でした。
しかし、単独行の背中を押してくれたのは、aachanさんの「独りスノーシューの山行記録」を見たのもあるんですよ。
「お〜、頑張ってる女子がいる 」と思って。
地図読み大切ですね。私もまだまだなので勉強しようと思います。
カレーパンはその場で揚げてくれました。
もしかして、休日と平日とでは違いがあるのかな?
いつか一緒に雪山行けたらいいですね。
何年後になるかわからないけど
こんばんわ!
なんだかうれしいですねぇ(^^
でも、「女子」って言われる年をはるかに超えてしまって…、なんだか申し訳ない気が…
カレーパン情報ありがとうです♪
今度、センターの人に聞いてみます
ぜひぜひ、雪山、ご一緒しましょ!
雪山以外でも、ご一緒出来たら楽しそうです(^^
いえいえ、50歳になっても60歳になっても女子は女子
aachanさんのように頑張って登ってる人がいると
私も頑張らないとって思えて力強いです。
でも、お互い無理せず安全登山で行きましょうね〜。
aachanさんと登るのを目標にトレーニングに励みま〜す
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