硫黄岳・根石岳・天狗岳
- GPS
- 07:49
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,602m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:49
天候 | 快晴 各ピーク付近は弱風・強風 それ以外は微風・無風 気温低し |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場からほぼずっと雪の上を歩く。風の強い山頂付近などを除き、登山道は雪に覆われている。駐車場でアイゼンを着けて歩き始めても問題なし。樹林帯は風もほぼなく登りの区間は暑いくらいだったが、稜線に出て樹林が切れピークに近くなると風が強くて冷たい。相応の装備が必要。自分は本沢温泉でアイゼンを着けて帰りのみどり池で外した。ピッケルは持参するも使用せず、ダブルストックで歩き通した。雪が氷になっておらず、ピッケルが要るような箇所は今日の時点では見られなかった。 |
写真
感想
数年前の12月末に硫黄岳を目指しピークには到達したが、山頂付近の天気が悪くて酷い目に遭った。今回は高気圧が乗ったタイミングで休みが重なったので硫黄岳以外のピークも合わせて訪問してきた。詳細は以下に。
通い慣れたみどり池入口の駐車場には6時前に到着。気温マイナス12℃。先日の蓼科山で一度経験したマイナス10℃以下なので、今回はそれほど寒さを感じない。それでもクルマのエンジンを切って準備していると車中がどんどん寒くなっていくので手早く食事と準備をして6:21に出発。まだ真っ暗だがライトは点けずに歩き始める。駐車場から雪があるのでアイゼンを着けて歩き始めても良かったが、この先しばらくは林道と平坦路が続くのでつぼ足で行動開始。暗くても何度か歩いたコースなので特に迷うところはなし。みどり池の手前当たりで夜が明ける。気温マイナス10℃を下回るので止まると寒い。みどり池のほとりのベンチに座って休憩し先に進む。ここまで誰も人の姿なし。本沢温泉を目指すがこの先はしばらく等高線に沿って歩く。全然標高は上がらないが、そういうものなので焦らずに進む。一応今日は平日なので人の姿はとても少ない。この後稜線に出たら人だらけになるが、この時点ではそれはまだ分からなかった。本沢温泉もしんと静かで誰もいなかった。ここでアイゼンを着ける。ようやく本格的な登りが始まったと思ったら割と呆気なく夏沢峠に到着。ここまで約3時間。気温が低くて寒いが、樹林帯歩きだったので風に吹かれることもなく順調に距離と標高を稼いだ。ここから進路を南に取り硫黄岳を目指すが案の定風がピューピュー音を立てるようになる。快晴予報なので弱い風ならよいと思ったのだが、今回も楽をさせてもらえそうになかった。樹林帯が終わり岩がちな登山道が始まると西風が吹き付けるようになる。風は冷たいが天気は快晴で防風防寒は完璧なので思ったほどは寒くない。途中でサングラスから念の為ゴーグルに切り替えると尚更楽に感じるように。強風地帯通過時は初めからこうすれば良かったと思った。斜面を登り切ると硫黄岳山頂の標識の前に出る。無事今日最初のピークに到達。そしてここに達して初めて八ヶ岳南部の主峰が見えるようになる。八ヶ岳だけでなく南北アルプスなどもよく見えた。硫黄岳の山頂付近は風で雪が飛ばされると見えて地面が露出していて、アイゼンではかえって歩きづらいほどだった。が、自分を含めこの時間ここにいた登山者は全員アイゼンを着けていた。着け外しが皆億劫なのだろう。しばし山頂からの景色を眺めたら元来た道を戻る。登りは右手側からの風だったが、下りは当然反対になる。相変わらず天気は良いので、風の割には厳しさは感じない。写真を撮りつつ下り夏沢峠まで戻る。前回来たときは強風と悪天候のためここから本沢温泉へ下ったが、今日は風はあるものの天気は良いのでこのまましばらく稜線歩きを継続することに。とは言え山頂付近以外は樹林帯歩きなので視界は遠くまで得られない。次のピークは根石岳だが、この手前の登りも西風が強かった。硫黄岳よりも強く、体が斜めになってしまうほどだった。11:34に根石岳山頂に到着。硫黄岳は人だらけだったが、ここは誰もいなかった。ピークにて今日歩いてきたルートを見、さらにこの先のルートを見る。天狗岳の双耳峰がきれいだ。そしてこの先がこの日で一番強風のエリアだった。根石岳から一旦下って登りに差し掛かるあたりから相も変わらず西風に吹かれるようになる。硫黄、根石と既に風に吹かれるのにも慣れてきたが、この日に限っては天狗岳付近の風が最も強かった。とは言えピッケルをザックに取り付けたままで、それを取り出そうともしなかったので、強風とは言えたかが知れていたのかもしれない。無人の根石岳とは異なり、天狗岳付近に近付くと人が多くなる。アクセスのし易い山なので致し方ない。天狗岳は12時ちょうどに到着。山頂も当然風は強いが皆写真を撮ったりして過ごしている。自分は滞在1分で先に進む。風のないところで休憩したい。岩の多いコースを先に進み中山峠にて座って休憩。この先ニュウまで進む気でいたが、冬期はシャクナゲ尾根利用禁止のようなことが書いてある。無視して進もうかとも思ったが、強風に長い時間吹かれて思った以上に疲労したので今日のところはここから下山することに。中山峠から下り始めみどり池を経由して駐車場へ戻る。途中ザックの大きなパーティとすれ違う。しらびそ小屋か本沢温泉にてテント泊だろうか。駐車場には14:08に到着。朝よりだいぶクルマは減っていた。
積雪期の好天時に硫黄岳を訪問することはできたが、今回も強風に見舞われた。この時期天気が良くて風も吹かない日はそうそうないのだろうか。
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