甲斐駒ヶ岳(快晴)、仙丈ヶ岳(敗退) (戸台より。こもれび山荘泊)
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- GPS
- 19:50
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 3,636m
- 下り
- 3,601m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:45
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:51
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:17
こもれび山荘〜甲斐駒ヶ岳 登り:4時間20分、下り:3時間10分
天候 | 1/3 晴れ、1/4 快晴、1/5 曇り・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
年末年始のどこかで、北沢峠のこもれび山荘に泊まって甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に登ろうとAさんと打ち合わせていました。
どうせ行くなら天気がいい日に登りたいと、年末から何度も気象情報を見て決めたのが1月3日〜5日。3日は峠まで登るだけなので大荒れでなければ問題なし。4日は高気圧に覆われて晴れそう。5日の夕方からは翌日に接近する南岸低気圧の影響を受けそうだけど、昼過ぎまでは晴れそう。と予想。いい天気に恵まれる事を期待して出発しました。
【1日目】
・戸台の駐車場には思った以上の車が止まっていた。かなりの人数が入っているみたい。トイレ有り。携帯の電波は入らず。登山届を提出して、登山開始。
・戸台川に沿って登山道を行く。時々、完全な河原歩きとなる。石がゴロゴロとして歩きづらい。真正面に甲斐駒ヶ岳が見えるが、雲がかかっている。に甲斐駒ヶ岳。雲がかかっている。
・延々と歩き続ける。だるい。約3時間で丹溪山荘跡に到着。ようやく山道っぽくなってきた。
・沢を渡る。凍っていてとてもきれい。その後、八丁坂が始まる。
・急な坂を登り終えると緩やかとなる。この辺りから、登山道にも雪がつき始める。
・何度か細い林道を横断し、南アルプス林道に出た所に大平山荘がある。そこから一登りで北沢峠に到着。
・北沢峠に来たのはかれこれ24年半振り。若かりし日、10日間かけて聖岳から縦走してきて、ここがゴール。感慨にふける。
・こもれび山荘は1泊夕食付で9000円。2泊分支払う。
・到着したのはまだ15時半前。夕食の18時まで時間がたっぷりとあるので、早速Aさんと飲み始める。夕食もおいしかった。
【2日目】
・4時起床。タバコをすいに外に出てみる。寒い。温度計を見てみたら-8℃。空には満天の星空が広がる。
・準備を済ませて5時頃に出発。
・真っ暗な中、ひたすら登っていく。
・徐々に空も明るくなる。木々の合間から仙丈ヶ岳が見える。東の空は真っ赤に染まる。
・樹林を抜けると、少し風が出てくる。ちょうどその頃に日の出。地蔵ヶ岳の隣から日が登り始める。何とか日の出までに樹林を抜ける事ができた。
・双児山を過ぎ、一下りして一登りで駒津峰。真正面に駒ヶ岳が見える。ここまではチェーンアイゼンで来たが、アイゼンに履き替える。
・コースは直登コースと摩利支天へのトラバースルートに分かれる。少し迷うが、直登コースに行ってみた。途中、段差が大きくて上がりにくい箇所もあった。
・分岐から45分ほどで頂上に到着。
・とにかく展望がすごい。空気も澄み渡っていて、遠くの山々もとてもくっきりと見える。北アルプス、乗鞍、白山、御岳、中央アルプス、南アルプス、富士山、奥秩父、八ヶ岳、浅間、頸城などなど。風はそれなりに吹いているものの、冬山として考えるとたいしたことない。しばらく展望を楽しむ。
・下りは直登コースではなく、摩利支天方面へ下る。
・駒津峰、双児山を越えて13時前にこもれび山荘に到着。時間がたっぷりとあるので、早速飲み始める。いい気持ち。
・Aさんは、夕食の配膳の手伝いを頼まれていた。暇なので、私も無理言って手伝いをさせてもらった。なかなか楽しい。
・手伝いをした人でテーブルを囲み夕食。そのまま飲み始める。小屋のスタッフの人達も席に来てくれた。他の方々といろいろと話しができて、とても楽しかった。
・私は消灯の20:30に就寝。他の人たちは場所を変えてその後も飲み続けていたみたい。
【3日目】
・4時起床。タバコをすいに外に出てみる。温度計を見てみると-4℃と前日より暖かい。星を見ようと軒下から出てみると、星は全く見えない。どころか何かぷつぷつと顔に当たる。どうやら雪が降っているみたい。前日の予報からは、風は強めでも雲はかからず晴れると予想していたけれど、思わぬ展開にびっくり。
・準備をしていると、ヘッドランプが見つからない。どうやら前日にどこかに落としたらしい。小屋のご主人が貸してくれた。ありがとう。
・雪が降る中5時頃に出発。途中、雪が弱まる事もあり、このまま晴れるのではないかと期待をしながら、ひたすら登る。
・しばらく歩いていると、ほんのりと明るくなり周囲の様子が少し見え始める。周囲には雲がたちこめているみたい。
・樹林限界まで出てみる。やっぱり周囲には雲が広がり風も強い。風が強いと言っても、進めないほどではない。小仙丈ヶ岳までは登ってもよかったが、全く展望が期待できないのに先に進んでもしょうがないので、引き返すことにした。Aさんもピークに立つ事にそれほどこだわっていないようで、意見が割れずによかった。
・こもれび山荘に戻ってストーブに暖まる。小屋の主人やスタッフとしばし談話。
・下る。やっぱり河原歩きがひたすらだるい。
・こやから3時間強、ようやく駐車場に到着。
・小屋の主人に教わった蛇王鉱泉咲之湯に寄ってみる。600円。冷たい源泉にも入る事を勧められていたが、あまりにも冷たく膝までしか入れなかった。入浴後にいろいろと話しを伺っていて、源泉に入らなかった事を後悔する。また近々の内に来なければならない。Aさんはちゃんと入ったみたい。ざるそば(730円)もおいしかった。
仙丈ヶ岳を目指した3日目は残念ながらの悪天で、登頂はあきらめました。その分と言っていいのか、2日目の甲斐駒ヶ岳では最高の天気でした。この年末年始で一番の好天だったそうで、たっぷりと展望を楽しんできました。
こもれび山荘の居心地もとてもよかったので、来年また来て、リベンジしようと思っています。
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