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Yamareco

記録ID: 1696674
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
アフリカ

キリマンジャロ:マチャメルート

2018年08月24日(金) ~ 2018年08月29日(水)
 - 拍手
GPS
128:00
距離
57.0km
登り
5,134m
下り
5,333m

コースタイム

1日目
山行
4:31
休憩
0:00
合計
4:31
13:14
271
17:45
2日目
山行
4:52
休憩
0:00
合計
4:52
8:23
292
3日目
山行
7:42
休憩
0:00
合計
7:42
8:20
462
16:02
Branco Camp
4日目
山行
6:28
休憩
1:29
合計
7:57
8:10
211
Branco Camp
11:41
13:10
177
Karanga Camp
16:07
5日目
山行
15:15
休憩
2:11
合計
17:26
0:39
370
6:49
6:53
66
7:59
8:22
35
8:57
9:01
154
11:35
13:15
290
18:05
6日目
山行
2:40
休憩
0:00
合計
2:40
8:05
160
10:45
Mweka Gate
天候 晴れ、曇り
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
飛行機
カタール航空を使用。
タンザニアでの行動はF&Kさんの車で移動。

◆往路:
NGO:1450→NRT:1600 QR6072(JL3084)B637-800
NRT:22:20→DOH:3:25 QR807 B777-300ER
DOH:8:30→JRO:14:45 QR1353 A320

セントレア→成田はより遅い便もあるが、安かったので昼間の便を利用。
乗り継ぎのドーハ:ハマド国際空港は思ったほど活気が無く、時間をつぶすのに苦労した。
ハブ空港で便数が多い時間だったのか、なかなか電光掲示板に搭乗便の案内が無く焦った。
ドーハからキリマンジャロ国際空港までは搭乗率が約30%で、1列3席を使って眠る事が出来た。

◆キリマンジャロ国際空港⇔アルーシャ
ビザは空港で取得。事前に記入して提出するか、現地で記入する(紙はあるがペンが無い為、用意していったほうがいい)。
記入した用紙を持って行ったが、間違ってA5で書いてしまった為
宿泊するアルーシャまでは車で約1時間。スピードバンプが各所に設置されており、また至る所でスピード違反の取り締まりをしていて距離のわりに時間が掛かる。

◆アルーシャ⇔登山口
入山と下山は異なるが、概ね2時間程度。途中でトイレ休憩あり(どこかのスーパー?)

◆帰路
JRO:1735→DOH:23:55 QR1354 A320
DOH:0645→HND:2240 QR812 A350-900

同時刻にエチオピア航空の出発もあり、空港は混雑していた。
ドーハまでは行きとは異なり満席で、座席で横になることは叶わず。
運航の都合か機長のサービスかわからないが、離陸後に旋回しながら上昇してくれたため、両側の窓からキリマンジャロを拝む事ができた。
コース状況/
危険箇所等
◆高山病対策
渡航外来を受診し、ダイアモックスとデカドロンの処方を受ける。
非常に良い先生に巡り合え、予防接種等の案内・説明もよくしてくれた。
・ダイアモックス:登山前日より服用
・デカドロン:登頂前日より服用

◆服装
アンダーウェア(夏用or薄手)、長袖シャツ、フリース、ハードシェル
暑がりということもあるが、上記の組み合わせで過ごせる。
(寒がりな方や女性はダウンがあった方が良いかと)

◆装備
・ゲイターは必須(砂埃や泥はね対策)
・山頂では冬用手袋必要(ミトンタイプがいいかも)
・軽アイゼンorチェーンスパイク(積雪多く、事前に通達があった)
・シュラフはモンベルのダウンハガー800#1(熟睡できた)

◆食事等
・暖かくておいしいが、量が多い
・お粥が出てくるが、インスタントの味噌汁を混ぜると食べやすい(塩分補給にも)

<1日目>マチャメゲート→マチャメキャンプ(2835m)
ホテルでピックアップ。
マチャメゲートでガイドが入山申請が、この際パスポート番号が必要。
シーズンということもあり、出発まで2時間待ちとなった(その間にランチボックスで昼食)。
キャンプ地までの登山道は緩やかだが距離があり、終盤にかけて斜度がきつくなる。

<2日目>マチャメキャンプ→シラキャンプ(3750m)
出発直後に岩場があり、登山者とガイド、若干遅れて出るポーター達が纏まって通る為、渋滞が発生しやすい。
岩場を過ぎるとなだらかな道が続き、シラキャンプ手前で急斜面を北西方面に巻きながら登っていく。登り切って若干下るとキャンプ地。
昼食はシラキャンプにて。

※シラキャンプでは先人の泊まった洞穴を見学する散歩タイムあり

<3日目>シラキャンプ→ラバタワー→バランコキャンプ(3900m)
高度順応の為、4600mのラバタワーまで一旦登る。
眼前に冠雪したキボ峰を見つつ、緩やかで広大な斜面を登っていく。
ラバタワー以後はキャンプ地まで下りで、ここはそれなりの斜度がある。
昼食はランチボックスで、ラバタワーでの休憩で食べる。

<4日目>バランコキャンプ→バラフキャンプ(4673m)
出発直後にブレークファーストウォールと呼ばれる岩場があるが、大したことは無い。登り切った後はカランガキャンプへ下り、そこで昼食。
その後バラフに向けて登り始める。
大小の岩・石に雪が混在する登山道をひたすら登っていく。

<5日目>バラフキャンプ→ウフルピーク→ムウェカキャンプ
1130起床、1200出発の予定で行動。
滑落するような危険個所もなく、富士山より優しい道かも知れない。
ステラポイントで山頂外縁部に達するが、ここから風が強くなる。
山頂のウフルピークは氷雪に囲まれ、そこまで広くはない。
下山は富士山の砂走のような所を下り、ウフルピークへ戻る。
暖かい昼食撮ったのち、ムウェカキャンプへ。

<6日目>ムウェカキャンプ→ムウェカゲート
最終日は初日のような道を下る。この日は曇天(夜間に降雨?)で道がぬかるんでおり、また粘土質で滑りやすかった(2回転んだ)。
ゲートまではあっという間で、ここでガイドが届を出して山行終了。
途中の土産物店のテラスで昼食を取り、土産を買ってホテルへ。
その他周辺情報 タンザニア内での移動や手配は全てF&Kにお任せ。
◆ホテル
アルーシャ市内のホテルに宿泊。部屋も広くてお湯もしっかり出て、快適に過ごせた。
登山中の荷物はホテルで預かってもらう。

◆お土産
空港ではあまり売っておらず、かといって土産物屋やスーパーも移動途中に寄れそうなところもない。結局、下山後に寄ってもらった山麓の土産物屋で買ったのみだった。

◆サファリ
登山最終日は夕刻にホテル着。フライトも夕刻である為、出国の日はサファリに出向いた。
ライオンなど肉食動物は生息していないが、キリンやバッファローなど大型動物を観察でき、トレッキングもできるなどいい時間つぶしとなった。
眼前にみえるメルー山に登りたくなってしまった。
成田より出発
ハマド国際空港のメイン?
ハマド国際空港のメイン?
キリマンジャロ国際空港に到着。
キリマンジャロ国際空港に到着。
こじんまりとした空港。建物の出口でピックアップしてもらう。
こじんまりとした空港。建物の出口でピックアップしてもらう。
ホテルから見えるメルー山。
ホテルから見えるメルー山。
マチャメゲート。
マチャメゲート。
各ポイントまでの距離。
各ポイントまでの距離。
計量待ちのポーターの長い列。
計量待ちのポーターの長い列。
ランチボックス。
ランチボックス。
エレファントトランク
エレファントトランク
熱帯雨林を歩く。木がでかい。
熱帯雨林を歩く。木がでかい。
マチャメキャンプに到着。夕方です。
マチャメキャンプに到着。夕方です。
マチャメキャンプ出発直後の岩場。混んでます。
マチャメキャンプ出発直後の岩場。混んでます。
道は整備されていて歩きやすい。
道は整備されていて歩きやすい。
至る所に出没するカラス。
至る所に出没するカラス。
シラキャンプに到着。ガイドとアシスタントガイドと。
シラキャンプに到着。ガイドとアシスタントガイドと。
広いキャンプ場。
広いキャンプ場。
3日目朝。雲海に浮かぶメルー山。
3日目朝。雲海に浮かぶメルー山。
斜度はきつくない。
斜度はきつくない。
空の青みが増してきた。
空の青みが増してきた。
眼前にそびえるキボ峰
眼前にそびえるキボ峰
3枚目として薄手の化繊ダウンを着ているが、これが失敗だった。
3枚目として薄手の化繊ダウンを着ているが、これが失敗だった。
レモショルート。まもなく合流。
レモショルート。まもなく合流。
そこそこ雪あるじゃん。
そこそこ雪あるじゃん。
岩が大きくなってきた。
岩が大きくなってきた。
ラバタワーを目指すが、ここで脱水症状からの頭痛が酷くなる。
ラバタワーを目指すが、ここで脱水症状からの頭痛が酷くなる。
ラバタワー到着。
ラバタワー到着。
着込んでしまった上に水分補給が少なく、脱水症状になってしまった。濃い目のスポーツドリンクを飲んで休憩。
着込んでしまった上に水分補給が少なく、脱水症状になってしまった。濃い目のスポーツドリンクを飲んで休憩。
ラバタワーの裏側。確かにタワーだわ。
ラバタワーの裏側。確かにタワーだわ。
落石。大分上だったけど轟音が響いた。
落石。大分上だったけど轟音が響いた。
ジャイアントセネシオ。これで樹齢300年くらいとか。
ジャイアントセネシオ。これで樹齢300年くらいとか。
バランコキャンプ到着。
バランコキャンプ到着。
夜間のトイレの際、撮影。トイレは1番で大体2~3回。ダイアモックス効果。
夜間のトイレの際、撮影。トイレは1番で大体2~3回。ダイアモックス効果。
4日目は霧の中を進む。昼食をとったカランガキャンプ。マチャメルートの場合、ここで1泊する選択もあるが、我々は前進。
4日目は霧の中を進む。昼食をとったカランガキャンプ。マチャメルートの場合、ここで1泊する選択もあるが、我々は前進。
雪交じりに。
高山の登山ぽくなってきた。
高山の登山ぽくなってきた。
最終キャンプには水場が無く、ポーターたちが一旦下って水を運んでくれる。
最終キャンプには水場が無く、ポーターたちが一旦下って水を運んでくれる。
"ダイジョウブデスカ"、"マジ、マジ(水)"と頻繁に声をかけてきます。
"ダイジョウブデスカ"、"マジ、マジ(水)"と頻繁に声をかけてきます。
バラフキャンプに到着。
バラフキャンプに到着。
トイレは断崖に。
トイレは断崖に。
5日目の最終アタック中に見えるマウエンジ峰。
5日目の最終アタック中に見えるマウエンジ峰。
漸くステラポイント到着。
漸くステラポイント到着。
さすがに空気が薄くて歩きにくい
さすがに空気が薄くて歩きにくい
登ってきたルートを振り返って。
登ってきたルートを振り返って。
外縁部を歩きます。
外縁部を歩きます。
ウフルピーク到着!
ウフルピーク到着!
遠い未来、ここいティターンズの基地が建設されてしまうのだろうか。
遠い未来、ここいティターンズの基地が建設されてしまうのだろうか。
最終日。熱帯雨林に戻ってきた。
最終日。熱帯雨林に戻ってきた。
ゲート。
終わってしまった!達成感と消失感が押し寄せてきた。
終わってしまった!達成感と消失感が押し寄せてきた。
登頂証明の発行待ち。
登頂証明の発行待ち。
帰国の日。サファリ見学。
帰国の日。サファリ見学。
ランクル大活躍。
ランクル大活躍。
カメラ目線
山体崩壊がよくわかるメルー山。
山体崩壊がよくわかるメルー山。
アビシニアコロブス(ガイドはThumbless Colobusと呼んでいた)。
アビシニアコロブス(ガイドはThumbless Colobusと呼んでいた)。
帰国。手前は同時間帯に出発するエチオピア航空のB787。奥にカタール航空着がいる。
帰国。手前は同時間帯に出発するエチオピア航空のB787。奥にカタール航空着がいる。
離陸後に見えたキリマンジャロ。
離陸後に見えたキリマンジャロ。

感想

いつか行きたいと思っていたキリマンジャロ。
転職をするにあたり有給消化をすることとなり、「折角だから登ろう!」と思い付き、その日にF&Kさんに連絡を入れ、直ぐに航空券も手配。

暫く遠ざかっていた、「あと何日で出発」と指折り数えて待ち焦がれる日々を過ごし、長時間フライト&トランジットを乗り越えて、タンザニアへ入国。
苦手な英語でガイドたちと過ごせるか不安はあったものの、良いガイド、ポーターたちに出会え、また同行することになった日本人の方も気さくな方で、心配は杞憂だと直ぐに悟った。

アフリカ大陸最高峰で世界最大の独立峰、雄大な姿を眺めながらの登山はとても楽しく、良い思い出となった。ポーターが荷物を運んでくれ、食事も豪華で至れり尽くせりな登山は、普段の登山と違って戸惑いも感じたが、キリマンジャロはそういう山。
とにかく登れて楽しかった。この思い出で暫く楽しめそう。
記念に買ったキリマンジャロTシャツを着て、日本での山行も楽しみたい。

帰国の日はサファリを見学し、約1日かけて日本へ。羽田で1泊した後、西武ドームでのNANA MIZUKI LIVE ISLAND 2018に参戦。この為にスケジュールを組んだので、予定通り参戦できてよかった、そしてライブ楽しかった!

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