キリマンジャロ マチャメルート

2024年09月19日(木) ~ 2024年09月24日(火)

• GPS: 39:42
• 距離: 59.2km
• 登り: 5,084m
• 下り: 5,294m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:46
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:46

距離 10.6km 登り 1,190m 下り 4m

10:55 Machame Gate
17:32 Machame Camp

2日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:34

距離 4.9km 登り 873m 下り 32m

17:32 Machame Camp
12:58 New Shira Camp

3日目

• 山行: 5:34
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:19

距離 9.9km 登り 800m 下り 662m

12:58 New Shira Camp
11:52 12:37 Lava Tower Camp
14:29 Barranco Camp

4日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:39

距離 8.3km 登り 1,003m 下り 318m

8:02 宿泊地
16:41 Barafu Camp

5日目

• 山行: 10:57
• 休憩: 3:22
• 合計: 14:19

距離 13.3km 登り 1,218m 下り 2,075m

16:41 Barafu Camp
5:49 6:04 Stella Point
6:55 7:06 キリマンジャロ
7:37 7:37 Stella Point
9:47 12:42 Barafu Camp
14:35 宿泊地

6日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 0:05
• 合計: 5:03

距離 12.2km 登り 0m 下り 2,203m

7:22 宿泊地
8:35 8:36 Mweak Camp
12:15 12:20 Mweka Gate
12:25 ゴール地点

天候

1日目　曇りのち晴れ
2日目　午前:快晴、午後晴れ
3日目　午前:快晴、午後晴れ
4日目　午前:快晴、午後晴れ
5日目　アタック(0～10時):快晴(零下10度前後)風なし、午後晴れ
6日目　午前:晴れ、ローキャンプ以降曇り

基本的に日没後は気温が下がり、雲は消滅。
日の出から暫くは雲が上がって来ず、午後12時を回ると西から雲が回り込んでくることが多いらしい。
2500～3000m付近に低層雲があった
ただし、ここまで天候が良いのは珍しいらしく、ガイドに毎日の様に何度も運が良いと言われた

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

モシの街のガイドに連絡していたためキリマンジャロ国際空港車で迎えに来てもらう。
モシのホテルで前夜泊。9時過ぎにポーターガイド達とギチギチになった車で出発しマチャメゲートへ。
帰りもポーター達でギチギチの車でモシに帰還

コース状況／危険箇所等

注意箇所は2箇所
・シラケイブキャンプ手前の岩場
・バランコキャンプからの登りの岩場

各注意箇所ではガイドからの注意喚起あり

アタックからBCの下山路は大砂走りの様に砂場地帯となっている。
ハイキャンプ～ローキャンプ間は溶岩？の階段になっており膝に不安がある場合は注意。

アタック時はマイナス10度前後

写真

9/20 10:55

1日目！たまたま同じツアー会社に申し込んでいた子に合わせてマチャメルートで進むことに決定！

9/20 10:55

9/20 12:40

入場ゲート
ポーターは荷物が15kgかどうかの重量確認されてた

9/20 12:50

最初は熱帯雨林を進む

9/20 13:14

この蔦の感じとかはあんまり日本じゃ見ない

9/20 13:23

9/20 14:38

9/20 14:39

こういう感じ超好き

9/20 14:42

足元はこんな感じ
よく整備されていて歩きやすい
ぬかるみも殆どない

9/20 15:25

いくらか階段があって辛かったが、段差自体は小さい
他のパーティを抜いて速いと思ってたらポーターがさらに倍くらいのスピードで抜かしていく

9/20 15:41

シダがでかい！

9/20 16:06

緩やかな登りがダラダラ続く
ただかなりフラットに近く登ってる感じはない

9/20 16:13

9/20 16:41

火気厳禁！

9/20 16:58

たまにちょっとした登りや岩の段なんかが出てくるけど足だけで踏破できる

9/20 17:24

だんだん木の高さが低くなる。

9/20 17:26

アフリカって感じ？
あまり日本ぽくは無かった

9/20 17:30

テンバ(マチャメキャンプ)到着！

9/20 17:35

猿のミイラ🙈

9/20 17:39

各キャンプにはこんな感じの看板と各ピーク・キャンプまでの距離、時間が表記されている

9/21 8:28

9/21 8:33

2日目は割と登りがち
ただし、キャンプから尾根の頂上はなんとなく見えててやる気は出た。

9/21 9:09

ポーター達は斜度を気にせずガンガン進む

9/21 9:26

シラピーク

9/21 9:33

だんだん溶岩などが大きくなってくる

9/21 9:42

熱帯雨林帯は抜け、高高度の樹林帯に変化している

9/21 9:46

めちゃくちゃ展望が良かったので一枚

9/21 10:02

メルー山を望む

9/21 10:30

ガッツリした登りと時折出てくる平坦地のミックス

9/21 11:02

9/21 11:07

9/21 11:53

9/21 12:02

巨岩がそこかしこに現れるようになった

9/21 12:02

9/21 12:03

⚠️危険箇所
若干細い道に足場が悪い。しかし長さ自体は10mも無い

9/21 12:03

高尾山しか登ったことなくてもこの通り

9/21 12:08

最後の登りを突破すれば大きくトラバースしてキャンプ場へ向かう。この時点で3800mオーバー

9/21 12:09

沢山のケルン

9/21 12:10

ちょこちょここういうのがあって日本との違いを感じた

9/21 12:24

これで単独峰
信じられん大きさ

9/21 12:50

キャンプが見えてくる

9/21 12:55

2日目
シラケイブキャンプ(3750m)
名前の通り20年ほど前までは近くの洞窟で寝ていたらしい。このキャンプ地周辺はキャンプファイヤー用に木が伐採されまくって出来たらしい。
今では洞窟泊は禁止とのこと。

9/21 14:49

9/21 18:42

日没
ヤマレコ上は富士山より高い場所で。

9/21 18:43

テントにメルー山にアフリカ感強い木に雲海に。
最高の景色だった

9/21 18:44

9/22 3:26

星空がとんでもなく美しい
星が多過ぎて星座がわからなかった

9/22 8:41

Day3スタート！
この辺からとんでもなく仲良くなってきてる

9/22 9:09

3日目はハイランドデザート(高地砂漠)帯を行く
噴石？と砂地とでまた景色がガラッと変わった

9/22 9:34

9/22 9:43

9/22 9:43

木は一切なくなった

9/22 10:17

9/22 10:21

溶岩が隆起したもの？
陽射しが非常に強い

9/22 10:47

9/22 11:05

ウフフピークを見据える。
3日目にしてまだまだ遠い。

9/22 11:30

9/22 11:30

9/22 11:44

ワジに掛かってる橋。
奥にラヴァタワーキャンプが見える

9/22 11:47

ラヴァタワー(4600m地点)
50m近い高さの溶岩塊
昔は登れたらしい
ガイドになんでそんな元気なんだと引かれながらランチタイム

9/22 12:27

9/22 12:53

9/22 12:54

宿泊地へ向け降下開始。3900前後まで落とす。

9/22 13:11

9/22 13:25

少し高度が落ちると？或いは斜面が変わった関係か、水が増えジャイアントセネシオがちらほら見られるように

9/22 13:38

水が増えると一気に植物が増す
この辺はジャイアントセネシオファームと呼ばれていた

9/22 13:40

帽子被せてるけどこの２つはキリマンジャロの固有種

9/22 13:50

9/22 13:52

4100m付近か？滝があって驚かされた。
水が豊富。氷河が溶けている影響かな？

9/22 17:48

9/23 8:04

9/23 8:04

本当に全ての規模がデカい！
単独峰とは思えん

9/23 8:33

バランコウォール！
この岩場を登っていく

9/23 8:40

日の出と共に一気に暑くなってくる

9/23 8:53

岩場はかなりゴツゴツ
それでも基本的には整備済み

9/23 8:19

バランコウォール内で特に注意が必要な箇所
ハギングロックだかキッシングロックだかって呼ばれてた
足場が狭い上に小さく、上の岩もホールドが少ない。

9/23 9:08

バランコウォールの頂上舞台から

9/23 9:15

ジャンプッ！
4200mでも朝イチからハイテンション

9/23 10:08

9/23 10:17

最終キャンプのある尾根へ向け大きく巻いて行く

9/23 10:47

巨岩を支える(?)細枝たち

9/23 11:02

ラストウォーターポイント
ここから本隊とは別のポーターが水を汲み上げてくれるらしい。感謝

9/23 11:29

9/23 11:44

ランチはカランガキャンプにて
カランガはピーナッツとかいう意味らしい。
雪解け水で作られていたとか。

9/23 14:45

なんか可愛いのが置いてあった

9/23 15:08

我々もケルン作り(なお倒壊)

9/23 16:39

バラフキャンプ！

9/23 16:43

最終BCよりマウェンジピークを望む

9/23 18:49

アタックに備え就寝は19時
アタックは起床23時、スタート0時
寝不足は高山病を呼ぶんだよな…なんて思いつつ仮眠

9/24 0:17

ポーターの1人が追加でアタックガイドとして立候補してきてくれる。(真ん中、緑の雨具)

9/24 6:02

道中真っ暗だし、5450付近から高山病出るし、そもそもグローブでスマホ操作出来ないし…
ということでステラポイント！ここまで来れば登頂証明はもらえるとの事

9/24 6:13

日の出をバックに一枚

9/24 6:14

氷河も残る。だいぶ小さかったけど。

9/24 7:03

ふらっふらになりながらもアフリカ大陸最高点
ウフルピール到着！

9/24 7:09

20年前までは冬季は1800m付近まで雪に覆われて頂上付近はもっと雪が多かったらしい
温暖化の影響だなぁ

9/24 7:34

元気に見えるが、頭痛いし気持ち悪いし何より眠いしでこれ

9/24 7:50

下山は大砂走りのよう

9/24 7:59

水は凍る。靴下に入れててもこれ

9/24 8:43

9/24 9:21

9/24 11:39

マジで身に染みた。
あったかい野菜シチュー

9/24 13:02

9/24 13:18

ネコ置き場
夜間の緊急搬送とかで使うらしい
実際この日の夜も1人運ばれて行ってた

9/24 14:28

ムウェカハイキャンプ
3950m日本には無い高度だがここまでくるとかなり呼吸が楽になった
木も復活！

9/25 7:48

9/25 8:35

ムウェカローキャンプ

9/25 8:50

下山道はひたすら下るローキャンプまでは岩の階段、それ以降はかなり緩い樹林帯の道

9/25 9:30

熱帯雨林が帰ってきて安心感

9/25 9:38

9/25 10:45

クソデカな気
腹痛の薬にされたり家具を作られたりしてたらしい
今は禁止だと

9/25 11:02

猿！めっちゃ沢山可愛いね

9/25 11:32

下山口その一
車が入れるらしいけどここまできたらゲートまで歩きたい

9/25 12:11

下山口その二

9/25 12:13

ゴール！

9/25 12:16

ムウェカゲート！

撮影機器：

NIKON D500 NIKON CORPORATION

iPhone X Apple

iPhone 15 Pro Apple

iPhone 14 Apple

感想

むーちょ

昨年夏北岳に登った時に感じた南アルプス最高峰に立ち自分達より上に誰も居ないという優越感、そして同時に富士山を眺め感じたもっと上に人がいるという衝撃。
そして昨年冬、雪上訓練で富士山八合目まで上がり感じた日本で自分より高い場所に誰も居ないという経験。
これらの経験は気付けば自分の中に最高峰への強い憧れを生み出していた。

今年の抱負は日本一高い場所へ。
そんな折友達と話し始めた海外登山。
どうせ行くなら七大陸最高峰が一座を落とそうということになりするすると話はまとまった。

タンザニアの現地ガイドとのやり取りを重ね、マラングルートで行くことが決まっていた。

タンザニアに飛びモシの街へ向かう最中、同じツアー会社から同じ日程でマチャメルートでの登頂を目指す日本人がいることを聞かされる。
ガールと言ったりウーマンと言ったり、しかし三人称はHeだったりで素性がまるで読めなかったものの、偶然我々と同い年ということがわかりマチャメルートに変更して一緒に挑戦することに。

登山経験は高尾山のみ。
防寒具の他ヘッドライトや登山靴まで借りる彼女の様子に驚かされつつも歩き始めてみれば歩調は軽快。
1日目が終わる頃には元々3人で来たかのような仲良しになっていた。

2日目