記録ID: 1698797
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積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
冬の大峯奥駈道 行者還岳
2019年01月05日(土) ~
2019年01月06日(日)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 31:23
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,082m
- 下り
- 2,036m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:14
2日目
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:17
入山口から大峯奥駈道まではなだらかな尾根とは言え、距離が7kmで徐々に高度を上げながら1000m以上を登る。足場の悪い所などの危険個所は少ないが5時間以上の時間がかかり体力を要する。しかしながら景観がとても良い尾根道。これまで人が立ち入る事が少なかったためか、奥駈道以上に豊かな自然が残された奥深い森の中を歩く。鹿やカモシカ、リス、イノシシなど多く野生動物が生息していて季節を問わず1回の山行で複数回動物に出くわす秘境の道。積雪期には足跡や糞がそこら中に残っており動物の世界になっている。
天候 | 1月5日吹雪。1月6日曇。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入山ポイントから大峯奥駈道に合流する地点までは標高差1000m以上、距離はおよそ7劼△蠡領呂鰺廚垢襦なだらかな尾根をアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。ヒノキの植林帯→常緑広葉樹→落葉広葉樹と高度が上がるにつれて植生が変わっていく。標高1000m付近から積雪が確認される。5時間半程度で大峯奥駈道に合流。奥駈道に入ってからは積雪量が増えて30〜50僉9舂から1時間半程度で行者還避難小屋。断崖絶壁などで危険な箇所が多い大峯奥駈道だが今回歩いたこの区間はとてもなだらかで危ない箇所がないだけではなくて歩いていて楽な道。避難小屋で宿泊して翌朝、行者還岳の山頂をピストン。小屋から行者還岳までがトラバースする所がありそこは危ないように思った。雪がつくとトラバース道が埋まり斜面の様な所を横切らないといけない。とはいうもののコース全体としては危険度が低い所が特徴で念のために持って行ったがアイゼンが必要な所はなかった。片道7時間、コースが長く歩き切るにはなかなかの体力が必要。朝起きる時、まだ辺りは真っ暗で、自分がどこにいるか自分がだれなのか分からないくらい深く眠っていて一瞬取り乱したが、しばらくしたら行者還避難小屋前にテントを張ってそこで眠っていることを思い出して安心した。 |
その他周辺情報 | 下山口から1.5〜2.0劼僚蠅望緞婿害浩薬師の湯がある。500円。失神するほど気持ち良かった。最寄りのバス停は上北山中学バス停、大和上市駅から土日祝日だと10:07に上北山中学バス停着。帰りは15:44分に大和上市に向かうバスがある。このバスはR169ゆうゆうバスという2町3村で共同運営されているコミュニティバスで、地域公共交通パスポートを上北山村役場に申請すれば、大和上市駅から上北山村村内のバス停へは一律500円で乗車できる。(どなたでも申請可能)ただバス利用だと行きも帰りもあまり時間に余裕がない。また今回入山したポイントに登山届や道標などはなくて初めての方だと分かりにくくいくのは難しいと思う。上北山村西原のバス停を下車して大峯にアプローチするラインの方が、ルートが山と高原地図にも紹介されているので分かりやすく時間的にも余裕ができる。(ただし帰りに温泉に入れなくなる)いずれにしても読図かGPSを使える事が必要なライン。マイカーでアプローチする場合は伯母峯トンネルの出入り口が最も標高が高い部分で(標高780m程度)で厳冬期の特に寒い日には道路が凍結したり積雪していたりする事もある。チェーンをつけてる車を見る事はないがスタッドレスタイヤは必要。 |
写真
撮影機器:
装備
備考 | 行動中はそうでもないが宿泊時テントの中はとても寒い。気温が低いというのも勿論だが長時間の登山で体力を消耗していることが熱を作れない原因になっているようだ。コッヘルやガス缶で温めて食べれるようにしていて良かったと思った。鍋を作ってその中にご飯を投入したネコメシの様なモノを食べた。特に足先は非常に冷え込むのでコッヘルを足の裏で挟んでご飯を食べていると本当に幸せだった。他に何もいらないと思えた。考えてみると温かいモノを沢山食べてなおかつ寒かったというのは今までなかったような気がする。 |
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感想
一の垰から行者還避難小屋までは大峯奥駈道の中でも穏やかな尾根が広がっているので歩きやすい。景観が良く地形的な危険も少なく、積雪期にはありがたいルートだと思う。しかしここでの見どころは奥駈道に取りつくまでの尾根道。ハードな工程だがこのエリアには大小の天然林が生い茂り、木の洞にはリスが住んでいたり、日本ミツバチが腕にとまったりと、季節を問わず豊かな自然に触れられる山域
。
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