厳冬期・笈ヶ岳(一里野ゲート〜藪藪山行)
- GPS
- 13:43
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,919m
- 下り
- 1,930m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ブナオ山観察舎の利用客も多く利用している。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・スキーの場合稜線ではなくて山腹を巻いていく必要がある。 ・全般的にまだ藪が濃いので巻き道が作りにくかった。 ・ブナオ山のトラバースは南面なので雪崩に注意する。 ・ホワイトロードも降雪直後は雪崩の巣になるのでタイミングを見計らうこと。 |
写真
感想
今週は、本当なら正月山行として登る予定だった「笈ヶ岳」を目指すことになった。
笈ヶ岳は二百名山ながら夏道がないので通常は残雪期に登る山として知られている。
よって、他の季節は登山者の姿はなく厳冬期は人が入ることはほぼない。
YSHR先生と大魔人さんはこれまでも何度か厳冬期に登っているので是非一度ご一緒したいと思っていたところ今回チャンス到来となった。
今回は夜中1時スタートとのこと、ということは0時半スタートってことですね。ハイハイ。
メンバーはYSHR先生、大魔人さん、パク、兄ちゃんと自分の5人。
前夜のうちに車中泊して0時に起床するとみんな続々と集まってきた。
準備ができたら順次スタート、まずは白山ホワイトロードをスキーで滑っていく。
三又発電所のところでシールを着けて中宮レストハウスを過ぎたところから尾根に取付いた。
わかっていたことだが下部はまだかなり藪が出ていた。
更に前日気温が高かったため表面はクラスト状態…早々にクトーを使うことになった。
大魔人さんを先頭にガンガン登る。藪以外はまるで春山のようなカチカチ斜面だった。
ブナオ山のトラバースは自分がやらせてもらったが暗闇で先が見えず、いきなり藪が出てきたりするのでなかなか手強かった。
稜線からもひたすら巻きが続く。やはり今年は藪が多いのでなかなかうまいこと巻けないようだ。
それでも冬瓜平の巻きはYSHR先生がうまくルート工作してくれた。
シリタカ山の巻きは兄ちゃんが気を吐いた。気温も下がり風も強くなってきたが地獄装備も着けずにガンガンルート工作、頼りになった。
巻きはうまくいかなかったが体力は有り余っているので最後の稜線はラッセルを頑張った。
地獄かと思っていた天気も晴れ間が増えて意外と天国に近かったかも。
最後はみんな揃ってゴール!
スタートから9時間のロングルートだった。
普段は適当に写真を撮って即下山、というパターンが多いが、今回は貴重な機会なのでということで全員で集合写真を撮った。
たまにはこういうのも必要だと思う。
滑走準備したら順次滑走開始!
と、その前にパクはバカでかいどら焼きを食べていた。
下山もガンガン滑っていけるわけではなく、基本トラバースルートを辿って忠実に下る必要がある。
しかも今回は藪のせいで登り返しも多い。どれだけカニ歩きしただろうか…下山もヘロヘロ。
雪も上部はパウダーだったが下部はまるで春スキーのような重いザラメ雪で疲れる…ポンツーンで来てよかった。
最後はホワイトロードを漕いで一里野ゲートまでゴール!
今週も完全燃焼の想い出に残る山旅になった。
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