風に吹かれて赤城山
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- GPS
- 04:40
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 601m
- 下り
- 592m
コースタイム
[12:15 黒檜山山頂]-[13:15 駒ケ岳山頂]-
[14:15 駒ケ岳登山口]-[14:22 おのこ駐車場着]
天候 | 雪 風強し 黒檜山登山口 気温-13℃ 最大風速4.7m/s 駒ケ岳山頂 気温-16℃ 最大風速8.7m/s |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
黒檜山登山口付近にも駐車スペースあり。 赤城道路は積雪しているので、 スタッドレスまたはチェーンが必須です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●風が強い日はトレースがすぐ消えてしまうので、 ルートを見極めながら歩く必要があります。 出来れば無雪期に歩いておいた方がいいのかもしれません。 雪が柔らかくルートを外すと50〜60cmくらい埋まってしまいました。 【おのこ駐車場→黒檜山登山口】 車道歩きですが積雪があるので少し滑ります。 【黒檜山登山口→黒檜山山頂】 急な坂を登ります。 雪が深いと大変です。 【黒檜山山頂→駒ケ岳山頂】 多少アップダウンがありますが、 急な場所は少ないと思います。 ここも雪が深いと大変です。 【駒ケ岳山頂→駒ケ岳登山口】 急な下り坂です。 何箇所か階段がありますが、 積雪していると段がわかりづらく 踏み外す可能性もあります。 【駒ケ岳登山口→おのこ駐車場】 少し車道を歩けば駐車場に到着します。 ●おのこ駐車場にトイレあり。 ●下山後の温泉 『富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館』 内湯1、露天1 3時間500円です。 広くはありませんが綺麗な施設です。 http://www.city.maebashi.gunma.jp/sisei/499/511/p003744.html |
写真
感想
『これは…予想以上に大変そうだな…』
風で消えそうになっている先行者の
かすかなトレースを見つめ、
不安を振り払いつつ自分のトレースを刻む…
この日はそんな山行でした。
雪山ハイキングを順調にこなし、
雪に多少慣れてきたところで
今回は更にステップアップ。
比較的訪れる人が多くコースも短い赤城山に
登ってみることにしました。
この日、前橋あたりは天気が良かったので
赤城山も穏やかなのだろうな〜と思っていたら
山の上には大きな雲。
車で大沼付近まで登ると更に強い風。
これは少し厳しそうだな…と思いつつ登山を開始しました。
先に登山を開始している方がいたようで、
序盤は急坂ではあるものの、
しっかりとしたトレースがついており
順調に尾根まで登っていきました。
しかし…尾根道を暫く歩くと次第に
冬の風が襲いかかってきました。
防寒はしっかりしていたので大丈夫だったのですが、
サラサラの雪が風に飛ばされ
先行者のトレースを覆い隠してしまいます。
ルートファインディングをしながら先へ進みますが、
間違うと膝まで雪に埋まり、もがく羽目に。
なので立ち止まり行く先をよく観察し進む、
無雪期での不明瞭な道とは全く違う難しさを感じました。
この日は開けた場所でも眺望は全く無し。
風の強さにファインダーを覗く事も忘れ、
無言で山頂を目指し歩みを進めるだけでした。
そうしてなんとか黒檜山山頂へ到着。
山頂は幾分風が弱く一息つくことが出来ました。
駒ケ岳へ行くかどうかは少し迷いましたが、
ホワイトアウトする程、状況は悪くなかったので
黒檜山山頂を後にし、駒ケ岳方面へ向かいました。
黒檜山から駒ケ岳…この日一番苦労したのはこの部分。
風が強いところはトレース消滅。
雪の硬い場所を見極めないと、膝上あたりまで雪に埋没。
たまにある赤テープと半ば埋もれてしまっている標識を頼り、
地図と周りの状況を照らし合わせながら進みました。
柔らかい雪にはまり何度か転びかけながらも、駒ケ岳山頂へ到着。
本日はお昼ご飯の仕込みをしておいたのですが、
こうも風が強いとご飯を食べる余裕もありません。
行動食を食べ早めに下山することにしました。
駒ケ岳山頂から先も柔らかい雪に苦戦しました。
トレースを少し外したら、ダイナミックに雪にはまり
ダイナミックに転びました…最低。
そして、その拍子にストックのスノーバスケットが消失…。
深い雪の中に埋もれ行方不明。泣く泣く諦めました。
思うのですが、ブラックダイヤモンドの
スノーバスケットで若干外れ易いような…。
しっかり装着しているつもりなのですが…
それとも使い方が悪いのでしょうか?
そんなこんなであのスノーバスケットは
厳しい冬に耐え、春になり雪が解けた頃
緑の大地に転がっているのでしょうね。
それも、捨てていったみたいで罪悪感を感じます…。
雪が解けた頃、回収しにいった方が良いのでしょうか?
暫くすると尾根から下降し始めました。
厳しい風から開放され、あとは下るのみです。
そうして油断していると…また転びました。
もうダメダメです。
マンガみたいなベタな転び方をしたらしく
後ろを歩いていた彼女は内心面白かったとか…(泣)。
その後とってもテンションが下がり、
トボトボと駒ケ岳登山口まで下り終了。
下山後に赤城神社に参拝しましたが、
順番が逆だった気がします。
登る前に安全を祈願すれば良かったのかも…。
しかし無事に下山してきた事に感謝をするべきですね。
そして、一日中風に吹かれたこの日は
下山後に入った温泉が格別でした。
今回の教訓は
風が強いというのは思った以上に厳しい条件だという事。
簡単にトレースが消えてしまうのは驚きでした。
あとはバラクラバを買わないと
強風に太刀打ちできないと感じました。
あとは…ワカンが欲しい!
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