長崎/七高山
- GPS
- 07:04
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,452m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・市街〜金比羅山…山間の市街地まで細かい径があり迷いやすい。登山道に入ると逆に一本道なので不安は少ない。 ・金比羅山〜西山ダム…分岐が幾つかあるので分岐では要注意。 ・西山ダム〜烽火山…本来の七高山であれば七面山大菩薩に向かう所だがつい健山に登ってしまった。道標はほとんど無いが、登山道は割合と明瞭だ。 ・烽火山〜蛍茶屋近辺…本来は秋葉山、豊前坊を目指すべきだが目の前に見えるピークを指向してしまった。登山道は明瞭だった。 ・蛍茶屋近辺〜英彦山…登り口も解りにくくその後の登山道も踏み跡レベル。やがて踏み跡も不明瞭になり竹藪(それも竹が朽ちて倒れている)になりかなり安心できない。豊前坊から登るべき。 ・英彦山〜愛宕山…登山道は明瞭だが下部では縦横に道が出来ているので解り難い。 ・愛宕山〜風頭山〜長崎駅…特に問題なし。 ◆登山ポスト 見られなかった。 |
写真
感想
長崎で開かれる研究会の余暇で廻れるところがどこか無いかと思っていたら、七高山と言うのがあるらしい。古来新年に願を掛けて登ったそうだ。
http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken0412/
ちょうど良いので廻って見ることにした。
でも金比羅山、七面山、烽火山、秋葉山、豊前坊、彦山、愛宕山と廻るのが正式なものらしいのだが、途中刹那的な思いであちらこちらに踏み込んだので結局七面山、秋葉山、豊前坊はすっ飛ばしてしまった。まあそれも良いか。
ホテルを7時に出発し早朝の観光通りのアーケード街を歩いて行く。昨日もランタンフェスティバルの準備で大きな提灯をアーケードに吊るす作業が行われていたが、かなり捗った様子。途中のマクドナルドで朝マックし、アーケードを抜けて右に曲がり風頭山の麓を行く通りを北に向かった。この通りは山側にずっと古刹が立ち並び歴史的な雰囲気が漂う。明治創業の萬順と言うお菓子屋の本店もあったが元は貿易業と言う。流石長崎だ。川を渡り大通りに出て左手の辻に大鳥居がある。この参道を登って行くと鎮西大社諏訪神社だ。後で知ったがおくんちの舞台になるようで広大な神社だった。次のランドマークは長崎中学校なので諏訪神社から左手に回って行く。公園を抜けて行くとクネクネ道を車がタイヤを泣かせながら降りて行く。まるでロデオドライブだ。登り切って平坦になると今度は道路のど真ん中に大木がニョキニョキ出ている。諏訪神社のちょうど裏手に当たるから御神木なのかも?ちょっと独特な風景だ。前に中学生がいたので着いて行くとコーナーで車道から離れて階段を登って行く。なるほど長崎は坂の街だ。それにしても山の上の学校って毎日鍛えられるね。
ここから登山道に入るまではなかなか難しかった。まず立山公園で少し車道を行き過ぎたしその後も目の前のピークに登りかけた。ヤマレコマップでみんなの足あとを確認しながら行きつ戻りつ、本当にヤマレコマップには助かっている。人家から離れて竹林のトンネルをくぐっていくと金刀比羅神社に出た。金星観測碑と言うのもあるのだがそれは飛ばして神社を抜けて左手に進むと開けた草原になった。小高いところにカエルのようなドンク岩がある。長崎市内の展望が実に良い場所だ。ちょっと登ると金比羅山山頂でここも展望が良い。通り抜けて降りて行き、長崎銭座線22号の道標がある分岐を右に折れて下って行くと西山ダムに出た。
西山ダムを渡り再びみんなの足あとを見ながら登り片淵近隣公園までやって来た。みんなの足あとだと公園の縁から登って行くのだが、野球用具をしまう物置の脇から入って行くと言う解りにくいものだった。本当の七高山はここで七面山妙光寺を訪れるものらしいが正面に見える健山に惹かれてそちらに登って行ってしまった。ともかく片淵近隣公園の縁から尾根を目指して少し登ると稜線に出てそこを左に向かうとすぐに分岐があり健山はこちらと言う細やかな道標があるのでそちらに向かう。これまた途中で青竹の竹林がすごい。健山からは展望は無い。そのまま降りて行き烽火山を目指す。一旦少し降って登って行く。結構大岩がゴロゴロした急坂を登って行くと七面山からの登山道を合わせてやがて山頂に届く。山頂には巨大な狼煙場の釜跡がありそこからは海の好展望が楽しめた。
本来の七高山は次に妙相禅寺に向かうのだがつい山の名前が付いているので武功山に向かってしまった。武功山は展望無し。そこから降って行くと松嶋稲荷神社に出て国道に合流する。ここで東側に妙相寺道に行けば普通の登山道で英彦山に登れたのだが、なんとなく近そうなので西側の蛍茶屋に向かい英彦山の北西尾根を狙ってしまった。みんなの足あとでも少しだけど足あとがあったし、国土地理院の地図にも登山道が書かれていたので。住宅街の登り階段に目を付けて登るとビンゴ、高圧電線の鉄塔に出合い更に上に続いていた。暫くは石積みも見えていたけど段々と怪しくなる。尾根に登るとそこは竹藪、しかも幾重にも折れて重なり合っていて真っ直ぐ登るのはかなりしんどい。少し西側の斜面を下ると竹にテープのマーキングがあり少し勇気付けられる。ともかく尾根を真っ直ぐ行けば良いのだが何とか苦労して防火帯らしきところまで来た。何しろここから下ることを考えたら登る方がきっと楽だ。防火帯を登って行くとまた塞がれるのだが20m程下でガサゴソと音がするので何?と思って見やると2頭のイノシシだった。山中で見るのは初めてだったが幸い距離もあった。今年の干支はイノシシだし何か良いことあるかな?そこから15分程登ると妙相寺からの登山道に合流した。合流前に人声がすると思ったらそちらから10人位のパーティが登って来たのだった。石の階段を登ると英彦山の山頂で英彦山神社のお社があり、焚き火が焚かれていた。愛宕山方面に数分歩くと左手に開けた岩場に出合い、南東方面の展望が良い。その先で彦山三角点があるのだが「←絶景ポイント」の掛札がありそちらに向かうと西側に開けていて長崎市街、長崎湾を一望できる正に絶景ポイントだった。
英彦山から愛宕山方面への下り道は一本道だったが麓に近くなると縦横に小径が走っていて解りにくい。解りにくいながらも市街地に降りて来て次の愛宕山を目指す。これまた市街地の急な石階段を登って行くとやがて登山道になるのだがほとんど人の家の庭先を通るような感じなのでちょっと心苦しい。登山道に入ると急に鬱蒼とした森林帯になる。グルリと回りながら北側の参道に出てそこを登るとすぐに山頂だが大岩だらけなのには驚いた。だから昔から特別扱いされたのかもしれない。頂上には愛宕神社と反対側に太郎坊神社があった。展望は無い。愛宕山を降り北側に進んで行くともうずっと市街地の雰囲気のまま風頭公園に至る。ここが風頭山何だろう。風頭山の山頂がどこかは良く解らなかったが、ここには坂本龍馬像がある。加えて少し下ると亀山社中もある。長崎は何の街、と言うと色々と挙げることがあるだろうけどその一つに間違いなく坂本龍馬がある。龍馬の像と一緒に自撮りしたら何か大きなことをやれと言われているような気もする。亀山社中はたった2年存在しただけだと言うがその影響は凄い。こんな組織、現代には無い。
亀山社中から下り若宮稲荷に出合いこれでちょっとハズレはあるものの七高山は終了だ。少し取りこぼしもあるけど距離と山頂の数は本来の七高山ルートよりも多いに違いないと自己満足。長崎もとても良い街だ。でも前日に飲んだスナックのお姉さん達は誰も七高山のことを知らなかった。もっと知られるようにならないといけないよね。
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