ミズヒ沢 TT200-017
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,201m
- 下り
- 1,189m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹沢の谷200ルートNO.017 ミズヒ沢:積雪0〜5センチ、稜線への詰めでは一部ひざ丈のラッセルもあり。日の当たるところとそうでない所の差が激しい 鍋割山〜後沢乗越〜ミズヒ沢渡渉点:踏まれた雪と泥濘で滑りやすい 西山林道で勢いのついた石が落ちてきた。頭にあたればけっこう痛そうだなと思った。 |
その他周辺情報 | 鶴巻温泉の弘法の里湯 |
写真
感想
雪化粧の沢!
週末の天気ばかりを気にして木曜の夜に雪が降ったことをすっかり忘れていた。電車の中から雪の積もった大山が見えた瞬間、あ!そういえば雪だったじゃん!!一週延ばすんじゃなかったな。なんで私が沢に行く日は凍ってたり積もってたりするんだ…
しかしながら、雪はそれほど締まって(凍って)おらず、雪で滑るということはあまり多くなかった。ミズヒ沢は南を向いており、日の当たる場所は乾いていて、この日は風もなく暖かく快適だった。雲一つない真っ青な冬の空が嬉しい。明るい沢は実に気持ちがよい。
最初のミズヒの大滝で身支度を整え、左岸を高巻き。傾斜があり、キックステップもあまり効かない。だんだん怖くなり途中でなんとかチェーンスパイクを装着。最初っから履いておけばよかった。
こんな大滝があるなんて、いつも丹沢に驚かされる。
石柱のある小ピークまで登って軽くひといき。なんとなく行けそうなところを見極め、斜面をトラバースしながら沢に復帰。しょっぱなから緊張を強いられた。
やっとここから流れ沿いに遡行開始。水量は多くなく、水に入らなければならない場所はない。が雪が浸みて足が濡れてくる。屏風のような岸壁や、大きく崩れた岩塊など、ダイナミックさがある。木から溶けた雪がささーっと落ちてくる。ライスシャワーのよう。祝福だ。
ロープを出したのは、ツッパリの滝とそれに連続するチョックストンの滝。
ツッパリ(5m):石が乾いていたので登れると思いリード。ラバーの沢靴がよく効く。最初の一手、二手はいいが、高さがでてくると怖い。落ち口のあたりは右側に割と手がある。ただ、登り切ってもフォローの確保点が乏しい。
チョックストン(8m):チョックストンの辺りちろちろと水が出て少し岩が濡れている。CSの右から上がりたいが、ザックが邪魔で身動きとれなくなり、CSの下にザック残置(苦笑)。フォローに持ってきてもらった。オブザベ大事。
滝上の立ち木で確保。
2019 年の抱負とはいえ、まさかの早さでリードする場面がくるとは。ドキドキしている自分の鼓動が聞こえたわ。
最後の滝も左岸高巻き。落ち口付近が特に悪い。チェーンスパイクを履かなかったことを後悔した。後から履けないんだから、最初から履いておかなければ。。。
沢が青ザレて来た頃、やや西向きに詰めあがる。傾斜と雪に耐え切れず、またまた途中でチェーンスパイク。最初っから履くのほんと大事。雪が次第に深くなり、ズボッと膝まで潜る。稜線を走る登山道に人が見えそちらに向かう。鍋割山までほんの少し登り返し、はっとした。今日なら富士山ばっちりでしょう!
思った通り、連なる山並みの向こうにこれまでで一番の富士山。お疲れ様!とご褒美をいただいた気分。南アルプスまで見えました。
体力的にも精神的にも疲労困憊。時間も遅かったので、下山はマルガヤ尾根の読図ではなく一般登山道といたしました。天気に恵まれてよかったな。大倉まで戻ってくると、アーベントロートに染まった塔ノ岳が見えた。丹沢でこんな景色が見られるのかと驚いている私を残し、輝きはすぐに夕闇へと変わっていった。
反省点:冷静に思い返すとビレイがビレイになっていない。要復習。チェーンスパイク持ってて本当によかった。いつも持っているけど、今日ほどありがたみを感じたことなかったわ。あと、最初から履いておくこと。読図は100点、自分の思った通りに歩くことができた。
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