金毘羅参り(阿波川島・琴平・高松港)

2019年02月05日(火) ~ 2019年02月07日(木)

• GPS: 27:41
• 距離: 110km
• 登り: 1,160m
• 下り: 1,172m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:37
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:37

距離 38.7km 登り 90m 下り 44m

5:22 スタート地点
14:59 宿泊地

2日目

• 山行: 9:48
• 休憩: 0:11
• 合計: 9:59

距離 37.8km 登り 993m 下り 960m

5:27 宿泊地
10:16 旧猪ノ鼻峠
10:18 10:19 国道32号線猪ノ鼻峠
14:16 14:17 金比羅宮石段
14:52 15:01 金刀比羅宮本宮
15:26 金比羅宮石段

3日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 0:01
• 合計: 8:04

距離 33.3km 登り 94m 下り 190m

6:19 金比羅宮石段
7:19 7:20 羽間駅
11:03 岡本駅
14:23 ゴール地点

写真

2/5 7:11

山瀬駅近くからR192を外れ、旧伊予街道を歩きます。阿波山川駅近くの八幡神社。
風格のある神額である。

2/5 7:13

火除けの鴟尾(しび)がいくつもあり、原理原則的な形状をしています。鴟尾の上面が水平になっていて、水面を表しています。それより下にある建物は水中にあるので、燃えないという論理で火除けに用いられています。

2/5 7:27

この辺りから吉野川沿いに素晴らしい散策路になります。地元のウオーカーがはつらつと歩いていました。

2/5 7:30

私は景色も楽しみたいので、堤防道路を歩きました。

2/5 8:12

吉野川の岩津橋を渡れば、広かった吉野川市とも別れて阿波市です。

2/5 8:12

曇っていても、吉野川は大河の風格があります。

2/5 8:16

卯立のある民家です。現代では実用より装飾のために改造したのでしょう。

2/5 9:28

脇町潜水橋です。

2/5 9:33

脇町は撫養街道と讃岐街道が交差する人、物の交流点として栄えました。
立派な町並みが残っています。

2/5 9:34

卯立だけでなく、鴟尾、虫籠窓、蔀戸、格子、瓦、犬走りなど和風建築が楽しめます。

2/5 9:35

一転して白壁、鬼瓦などが目立ちます。

2/5 9:35

こんな街並みに思いもよらず遭遇しました。

2/5 9:36

あまり観光化せず、土産物屋や飲食店がないのが魅力です。

2/5 9:40

お寺で見るような蔀戸です。

2/5 9:40

藍の豪商だったそうです。

2/5 9:41

一般家屋でも、卯立があったようです。

2/5 9:41

丁度、假屋崎省吾のイベントがあり、これは彼が生けたものです。

2/5 9:43

本当に素晴らしい町並みです。

2/5 9:43

壮観です。

2/5 9:44

当家は郵便局として、使用された名残りや、医院を開業していた当時の診療施設なども保存されているそうです。

2/5 9:46

この近くでは、最も古い建築だそうです。

2/5 9:47

室内にひな人形を飾っている家もありました。

2/5 9:47

四国で唯一の将棋名人(小野五平)の生家です。
泊り客の指す将棋を見て覚えたと言うから、いつの時代も神童はいるものです。

2/5 9:48

破風板の形状が特徴的です。

2/5 9:48

犬走に倒して、使うと思われる腰掛らしいものが見えます。

2/5 9:49

飽きることがない。
これだけの和風民家が集中していることを知らなかった。古民家のテーマパークとして趣向を凝らせば、一大観光地になると思う。

2/5 11:38

美馬中央大橋です。

2/5 11:52

吉野川の堤防道路を西進します。

2/5 12:07

知人に貞光姓がいましたが、この辺りがルーツのようです。
貞光川を遡れば剣岳ですが、おそらく見えていないと思います。

2/5 12:08

吉野川と貞光川の合流点です。

2/5 12:18

道の駅ですが、塔に掛けてある垂れ幕がナイスです。
”阿波尾鶏料理　半田そうめん”

2/5 12:22

桜の時季は賑わいそうな土手です。

2/5 12:25

美馬橋が架設されるまで、ここに渡しがあったそうです。

2/5 12:27

道路の”R54”はルート54ではありません。
河口から54キロ地点です。

2/5 12:30

美馬橋です。

2/5 12:32

半田そうめんは有名ですが、街道沿いに食べられる店は一軒もありませんでした。

2/5 12:36

”セルフ回転すし”とはなんぞや。
近づいていきましたが、この建物は無関係で、単なる看板だけでした。
自分が回るのか？　中華の円卓みたいなのか？

2/5 14:14

光明真言を数多く唱えると極楽往生できると信じられていた当時の碑です。何事も百万回はよくある節目ですが、中央の碑には”七百万回”とあります。

2/5 14:24

東三好橋です。

2/5 14:37

この橋ができるまでは江口渡しがあったようです。

2/6 7:16

昔の高校野球で有名になった”やまびこ打線”の池田高校三好校です。

2/6 8:02

今日は生憎の雨です。

2/6 8:29

金毘羅さんの奥の院、箸蔵山です。

2/6 9:01

雨は止んでいますが、濃霧で視界が遮られます。

2/6 9:33

遍路を思い出す雲辺寺です。まだまだ山の中、下界は遠そうです。

2/6 10:19

漸く猪ノ鼻峠です。ステップアップした歩道がないので、細心の注意が必要です。

2/6 10:35

深い谷と思われますが、確認できません。

2/6 10:51

大きなヘアピンです。

2/6 11:21

素晴らしい瓦屋根の家。

2/6 11:27

詳細不明ですが、傍に説明文がありました。明治に県会議員だった大久保某が、今歩いてきたR32の前身である四国新道の開発に着手したそうです。感謝です。
それだけではない、現在の瀬戸大橋の構想を提言した人だそうです。時代に先駆けた着想が鋭い。

2/6 13:00

樅ノ木峠を少し下った道の駅に目立った幟がありました。
幟の横の碑に、この地が”飛行原理着想の地”と書かれていた。

2/6 13:01

二宮飛行神社

2/6 13:14

道の駅の模型です。

2/6 13:22

あの山は金毘羅宮の奥社がある象頭山だろうか？

2/6 13:32

法然上人ゆかりの旧跡ようだが？

2/6 13:34

国王(くにお)神社。
鳥居の前に立派な献灯台があります。

2/6 14:01

屋根のある橋が見えます。

2/6 14:02

神社らしきものが見えたので”神橋”と思っていました。

2/6 14:02

金倉川に架かる屋根を持つアーチ型木造橋です。
現在は神事専用の橋になっています。

2/6 14:08

金毘羅さんの参道に到着です。

2/6 14:12

2/6 14:22

階段横には燈明堂と釣灯籠があります。
芸予諸島の人々の名が刻まれているそうです。

2/6 14:29

大門です。もう一息です。

2/6 14:34

一本百万円の寄進です。個人で5本、会社で7本あります。”青木組”を調べました。尾道発祥の浚渫工事や港湾工事に関わる建設会社でした。

2/6 14:35

東京と広島に本社を置くほど、社業繁栄のようです。

2/6 14:46

旭社(あさひのやしろ)。旧神宮寺の金堂を、廃仏毀釈で明治に神座に改修されました。

2/6 14:53

御本宮です。

2/6 14:57

讃岐富士も瀬戸大橋もわかりません。

2/6 14:58

神楽殿

2/6 15:00

絵馬殿

2/6 15:00

漁業だけでなく、造船業、浚渫業など関連会社が多いです。

2/6 15:01

物作りに関わったものとして、このような扁額は嬉しいです。関連技術者もさぞ満足なことでしょう。

2/6 15:06

下向路で下ります。
今夜の宿は丁度、百段目にあり分かりやすかったです。

2/7 7:00

金毘羅さんの一の鳥居でしょう。

2/7 7:16

“さびによって鉄の腐食を防ぐ塗替不要の橋です”
これは分かりづらい日本語です。
意味は、鋼表面に保護性錆を形成し、腐食が内部に進まない鋼材を使っているので塗装も塗り替えも不要です。

2/7 7:21

琴平電鉄の車両にも神紋が飾られています。

2/7 7:34

不動明王には見えないと思いつつ近づきました。

2/7 7:35

やはり龍でした。

2/7 8:01

二階の壁下にある青い帯状の物は何という名称だろう。今回の旅では何軒も見かけた。青地に白い模様が多いが、黄色地や茶色地に白模様もありました。

2/7 8:20

富士山状の山がいくつもあります。

2/7 9:12

綾川に架かる石橋を残したまま、鉄骨で補強してあります。

2/7 9:13

滝宮天満宮の神苑のようです。

2/7 9:16

高校受験と大学受験の孫がいるので天満宮にお参りします。

2/7 9:18

梅もチラホラです。

2/7 9:18

相撲は神事です。

2/7 9:19

菅原道真は讃岐守として赴任しています。
ここは国司の官舎跡と言われています。

2/7 10:00

立派な道標です。

2/7 10:33

生涯、悪いことには関われない素晴らしい姓です。

2/7 10:53

枌(そぎ)は木の名前で楡のことのようです。
この近く”炭所”、”枌所”など”所”が付く地名が気になります。

2/7 12:14

初めてセルフの讃岐うどん店に入りました。
安くておいしかったです。

2/7 13:30

栗林公園です。

2/7 13:34

三木武吉。名前が似ている三木武夫とは姻戚関係はない。

2/7 13:53

菊池寛が高松の出身とは知らなかった。

2/7 14:04

高松の道路元票はこのあたりにあったが、今はないとのこと。

2/7 14:04

兵庫町のアーケード

2/7 14:13

琴電の終点、高松築港駅です。
奥は高松城址です。

2/7 14:23

高松港から宿のある直島に向かいます。

2/7 15:39

寒さのため、甲板には誰もいません。

2/7 15:40

高松を後にします。

2/7 15:42

船名から小豆島航路であることが判ります。

2/7 15:45

女木島です。当初計画では女木島。男木島も訪問予定でしたが、この時期は宿が休業でした。

2/7 15:52

右から女木島、男木島、豊島と思います。

2/7 15:59

2/7 16:06

操舵室の直前をHONDAの船が横切ります。

2/7 16:07

特に警笛を鳴らすわけでも減速するわけでもなく、無事に交差しました。あまりの至近距離なので驚きました。

2/7 16:10

栢島

2/7 16:16

直島です。建物はベネッセ関連と思われます。
左側は荒神島です。

2/7 16:26

この船で直島にやってきました。

2/7 16:27

草間彌生の赤カボチャ。

2/7 16:32

今夜の宿と同名の店があったので、宿の位置を教えてもらいました。左横の路地を進んで三本目の路地を右折した所としえてくれました。

2/7 16:33

狭い路地を進みます。

2/7 16:47

三本目の路地で、右を見ると暖簾が見えます。微かに屋号も読み取れます。

2/7 16:49

宿に荷物を置いて、名物の直島銭湯に来ました。

2/7 16:50

実に面白い銭湯です。館内は撮影不可なの残念です。浴槽の床に江戸時代の春画のタイルが敷かれていました。
その他にも面白い光景が見られます。

撮影機器：

DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

金毘羅さんは、中学校の修学旅行、自動車で四国遍路したときに次いで三度目です。
今回の旅は何と言っても、脇町の街並みです。私の徒歩旅は行きたいところがあって、訪ねるよりは、歩きたいルートがあって、そこで何に出会うかを楽しみにしています。今回の脇町の街並みは予期せぬ素晴らしい出会いでした。卯立の街並みが強調されていましたが、見どころは多数です。古い日本家屋があまり観光化されずに残っているのは素晴らしいことです。
讃岐うどんのセルフも初体験し、美味しさとコスパに満足しました。
金毘羅さん詣でですが、宿のある直島までの写真を咥えました。