【早春作戦】宝登山〜蓑山〜大霧山〜丸山【戊68.4】
- GPS
- 10:58
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 2,424m
- 下り
- 2,334m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:57
天候 | 晴れ 定峰峠付近で一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:西武秩父線横瀬駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝登山:表は緩やかなジグザグ道。裏は急傾斜。 大霧山〜丸山:巻き道というものがほとんど無い。アップダウンは頻繁かつ急。 |
その他周辺情報 | 武甲の湯 |
写真
感想
※歩くペースが「0.3〜0.4」と表示されているが、実際は「0.6」程度。
春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず
氷解け去り 葦は角ぐむ さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空 今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを 聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か いかにせよとの この頃か
(早春賦)
前回の山行で雪を踏んだので、そろそろ春を探しに行きたいところ。春は名のみの風の寒さに耐え、春と聞けば急かるる胸の思いを満たすには、まずはロウバイだな。
ロウバイというと近場では宝登山か丹沢・寄だが、丹沢が遠いことと久し振りに武甲の湯で湯浴みしたい気持ちから宝登山から蓑山経由で武甲の湯まで南下することにした。機会があれば寄の方も行きたいが、まだ大丈夫かな?
本来は先の三連休中に実施する予定だったが、寝るのが遅かったため出かける気が起きず、結果として無為な連休となってしまった。
それを踏まえてのこの週末は満を持して迎えたはずだったが、起床予定を1時間寝過ごしたことは、今回山行における波乱を予感させた。
【本山行についての総括・反省】
今回は想定を超える強行軍となった。上記の寝坊などは大した問題ではない。出発が高々15分遅くなっただけだ。十数分程度の遅れで気を揉むのはそもそも計画に無理があるので計画を見直すべきだが、今回はそれ以前の問題で計画に無理があったというよりもザル過ぎの大甘だった。ヤマプラで行程を引いていると、点と点が繋がっていない区間がある。その区間の所要時間を甘く考えていたことが反省点だ。
次に下山について。どうも、山頂近くまで車道が通っていて車で来られる山を軽視する嫌いがあるのか、丸山では日が暮れても歩けるし、また1時間もあれば明るいうちにある程度の所まで降りられるという意識でいた。
まあ、車道に出れば下るのが楽なのは間違いないが、それに加えて、西側に下りつつも、金昌寺方面に下ると最終目的地である武甲の湯のかなり北側に出てしまうので、何とか横瀬駅の手前に下山できないかと思考が揺らぎ、進む方向も迷走した。結局、西に進み始めたところを引き返して南側の車道に出ることにしたのだが、南転した先で待ち構えていたのは、新たにできたと思われる林業作業道。見たことのない、もちろん地図にもない荒れた道に戸惑って、ここでも時間のロス。結果として車道に出るのが日没後となってしまった。
進むべき道を状況により柔軟に変更することはよくあることだが、今回について言えば、日没直前という状況下、慌てず騒がず落ち着いて、急な進路変更をせずに、そのまま西に下っていた方が安全ではなかったかと思う。これも、どのルートで下山するか、事前の計画でよく詰めていなかった結果である。山行内容が充実していただけに、計画の甘さから最後バタバタしたのは残念である。
【素晴らしき外秩父の山々】
ネガティブな話ばかりだと良くないので、山のPRを。
〇宝登山
ロウバイで黄金色に輝く山は香りも高し。間伐された斜面からの展望も良い。
〇蓑山
秩父盆地の真ん中に盛り上がって展望の良い山。桜の名所でもある。手入れされた山道を詰めていくと広く、気持ちの良い山頂に。山頂の随所に展望台があり、ほぼほぼ全周囲の展望を得られる。 空気がもっと澄んでいれば、日光周辺の山も見られるだろう。
〇秩父高原牧場〜大霧山
秩父高原牧場の稜線は何度か歩いたことがあるが、下から登って行ったのは今回が初めてだった。視線が上の方に向くので視界に入るのは稜線と青空。こんな光景があったのだと驚き、また、嬉しくなる。尾根に乗ると東西に広がる大展望。こんな爽快な稜線が東京のすぐ近くにあるのだ。この感覚をすっかり忘れていたことに気がつく。
その後の大霧山への登りは、これまたすっかり忘れていたが、大きな急登。そしてアップダウン。このことを忘れていたことが行程の甘い見積もりにも繋がったのは確実だ。
〇丸山
大霧山からのアップダウンを経て、大野峠の手前から山道に入るとちょっとした急登を経て丸山山頂に至る。丸山単独なら大した負担にもならないだろう。山頂近くには駐車場があり、もちろん舗装された車道が芦ヶ久保または横瀬方面に伸びている。
今回、私は当初西方の金昌寺方面に下っていたところを変針して南の車道に出ることにしたが、そこには新たに切り拓いた林業道。まだ木の枝や幹が所々に転がっている。それを最初、地図上の道から西側にずれていたので、向かって左側、上り方向に進む。しかし、出合った道が新たにできたものだとすれば下り方向に進むべきだと思いなおし、反転、今度は車道に出た。人の手の入る山は、道の状況が大きく変わることがあるという大きな反省が今回の収穫である。
【総括】
何はともあれ、最終目的は達成。秩父外縁の稜線の良さを再認識できたことも大きい。次は堂平山など含めて歩いてみることにしたい。
〜おしまい〜
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