赤岳 赤岳鉱泉から文三郎尾根→地蔵尾根(モンベルツアー)
- GPS
- 27:54
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
- 山行
- 2:07
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 2:18
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 7:11
天候 | 一日目曇り時々晴れ 二日目ドピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯内は大きな危険個所無しだが,林道区間にも一部凍結箇所があるので要注意。私は下りはチェーンスパイク付けました。 森林限界から上はどこも要注意。稜線は雪が少なく12本爪アイゼンでは歩きにくい個所もあります。山頂から赤岳展望荘への下りが,一番いやらしかったかな。 |
写真
装備
MYアイテム |
犬丸42
重量:-kg
|
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個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
アイゼン
ストック
ピッケル
ゲイター
無線機
GPS
|
感想
昨年の天狗岳に続き,モンベルツアーで赤岳登頂チャレンジである。天候が心配だったが,登頂日は呆れかえるほどの好天しかも微風という最高のコンディションに恵まれた。いつもこうだったらいいんだけどな。
八ヶ岳山荘でガイドさんと待ち合わせ。参加者3名のところ,一人キャンセルが出て,私を含め2名で出発。最初の林道歩きに向けてアミノバイタルなど飲んでいたら,なんとガイドさんのクルマで赤岳山荘まで連れて行っていただくという事で,精神的にかなり助かった。
50分ほどの徒歩区間を10分ほど揺られただけで到着。林道の時点で今年の雪の少なさを痛感した。赤岳山荘で下準備をし,11前に出発。ガイドさんに合わせゆっくり北沢を登っていく。歩き出しは晴れだったが,だんだん雲が出てきて,でも夏に南沢を歩いた時もこんな感じだったことを思い出す。
ガイドさんにいいペースを作っていただき,13時ごろ赤岳鉱泉着。すでに人がたくさんいて,何でも今日の宿泊者は200名を超えるらしい。廊下にもザックがずらっと並び,大変な様相である。人気の小屋はやはり,個人で来るなら平日に限るのかもしれない。冬にテント泊する度胸も技量もないからな。
その後アイスキャンディー近辺で2時間ほど講習。積雪斜面の安全な降り方など教えていただく,谷足で標高を稼ぎ,山足は谷足と平行に卸す。体の重心をどこに置くかがポイント。私はこういう基本が全然できていないので大変タメになる。その後,アイスキャンディーに行くが大盛況で登ることは能わず。凍った斜面での歩行訓練などするが,一度転んで滑ってしまった。足首の関節が固く。斜面で靴をフラットに置けないのが原因である。自分の弱点がわかっただけでも収穫かな。
大賑わいの小屋では夕食も1930からと,山小屋とは思えない遅い時間のスタートとなるが,待たされた分,名物のステーキは大変に美味であった。食後はすぐに横になり,耳栓付けて2100就寝。
爆睡した翌朝,0530に目覚める。朝食を済ませなんだかんだで0730頃出発。天候晴なれど気温はマイナス12℃と,なかなかのツンデレ模様。バリルート行きます!的装束の人から,軽アイゼンにストックのご婦人集団まで,一口に雪山といってもいろんな楽しみ方があるのだと感心した。
行者小屋までウォーミングアップ的に登り,文三郎尾根ルートの森林の急登を進む。夏にも歩いたんだが,こんなにきつかったっけ?と自問する。そのあとの硫黄岳までの縦走路が厳し過ぎたので記憶から抜けてたのかも。樹林帯が切れる手前でロープを付け,ゆるゆる登り始める。
稜線に出ても風はほとんどなく,絶好の登山日和となる。地蔵尾根に行く人も多かったが,こちらも大盛況で,いろんなパーティーが我々を抜いていく。ただ,皆さん本ルートを行くわけではなく,途中から岩の方に吸い寄せられるように散らばっていって,やはりここにはいろんな技量の人がいるのである。もちろんワタクシはその中で最下層の一番下である。よくこんなところまでこれたもんだと,改めて思う。
我々が向かう本ルートも,相応にハードであり,ところどころ雪がなく意思が露出しており,アイゼン装着だと歩きにくかった。慎重に歩みを進め,最後の岩場も登り切って何とか登頂したのが1030。山頂には人がいっぱいで,我々の後からも続々と増えてきて大賑わいで,厳冬期とは思えないほどであった。山頂からの展望は,北アルプスこそかすんでいたものの,中央,南,北八ヶ岳,浅間,それに雲の上からくっきり富士も見え,いやはや,ええもん見ましたわ。
赤岳展望荘へ向けての下りも,ご存じのとおりの何ルートで,ここもところどころ岩が露出して非常に歩きにくかった。一度バランスを崩しかけ,事なきを得たものの,ガイドさんがロープを引っ張られて,申し訳ないお話である。
私の力量では,ここのガイド登山が限界かな,と思う。一人で来るのは無理だろう。風邪明けで体調が今一つだったことを割り引いても,バランス感覚の悪さはやはり簡単には治らない。素直にこれは認めようと思う。
地蔵尾根の下りも,ナイフリッジはところどころ地面が露出している状態で,降りにくくはあったものの怖さはあまりなかった。何とかおりきって1200行者小屋に戻り,赤岳鉱泉で昼休憩後,下まで無事に降りることができた。
というわけで,今期の冬山遠征登山は,仙丈ケ岳,木曽駒,大山,赤岳,とこなすことができたのは僥倖といえよう。大山以外は天候にも恵まれ素晴らしい登山になった。伯耆大山は・・・いつかまたリベンジしないとあかんなあ。
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