湯河原/幕山、南郷山、城山
- GPS
- 07:49
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,812m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:42
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 特に危険箇所は無いが、しとどの窟まで沢沿いを伝っていくところは谷側が切れ落ちているので注意が必要。またこの区間はやや解りにくく道迷いも多そうだ。 ◆登山ポスト 無し。 |
その他周辺情報 | ◆登山後の温泉 湯河原温泉こごめの湯で入湯。1000円だが梅の宴のチケット等で200円の割引になる。この時点で梅の宴の入園料(200円)は帳消しになるが、こごめの湯で「次に使うので」と言えばそのまま戻ってきて協賛店の飲食等で200円分割引券として使える。我々は駅前の餃子の一番亭で使った。 |
写真
感想
今年2回目の下の廊下を目指す会の山行は湯河原。源頼朝の伝説が数多いこの地で史跡巡りとお山巡りの山旅だ。僕的には懐かしの幕岩を望む旅。でも南郷山は初めてだし、しとどの窟も初めてと結構新鮮で楽しい山行だった。しかし花粉がひどいのには参りましたが。
週の初めの天気予報では午前中雨模様だったが、日が進むにつれてどんどん雨の気配が薄れて行きとうとう晴れてしまった。Tさんの参加表明は前日だったが、この天気予報の推移を見ていて僕は晴れ男Tさんの参加は確信していた。みんな時間通りに湯河原駅に集合した。幕山公園か五郎神社までバスで行く手もあるのだが、実際幕山公園には臨時便も出て結構な頻度でバスが向かっているのだが、久しぶりに電車で来た湯河原では歩いて幕岩に向かいたいと思い、そんなワガママな素振りを見せずに「バスに乗っても大して変わらないから歩こう」と、半ば強引に歩き出す。でも線路沿いの街からも海が見えるし、ただのアプローチだけどちょっとワクワク感がある湯河原だ。
東海道線の細い高架を潜り、新幹線を潜ると幕山が見えてくる。幕山公園への道を左に分けて新崎川を渡るとすぐに鍛冶屋バス停のある五郎神社だ。大きなクスノキと紅白の梅がちょっとしたランドマークになっている。ちょうど橋の手前で抜かしていったバスが停車しているから公園行きのバスはさておきそう間違った進言をしている訳では無いと言うことだね。紅梅、白梅は満開で鍛冶屋を抜けて行く中でもあちらこちらで梅が満開だった。途中でミカン農家の店頭販売があちらこちらであり最初に見たところで早速100円で購入してみんなで分けあって歩きながら食べたがジューシーで美味しかった。すぐに食べ切って鍛冶屋の直売でまた仕入れた。浄水場に差し掛かるとここに幕山公園の入園口が設けられていた。これは初めて見た。梅の宴の期間中は200円の入園料を払うのだけど、受付の小母さんがこごめの湯で渡す時に「次に使いますから」と言えばそのまま戻してくれるので商店街での飲食等に使えますよ、と教えてくれた。確かにその通りでした。幕岩の梅は未だ七分咲きだったので当面楽しめそうだ。菜の花も眩いばかりだ。
茅ヶ崎ロックには浄水場から直ぐに登って行ったけど、今日はもっと上に行く。やっぱりここに来たからには正面壁を拝まないとね。そこからてんとうむしロックの前を通って茅ヶ崎ロックへ向かい幕山に登って行く。梅林の最高点位に来るとかなり標高も高まってきていて展望も良い。もちろん登るほどに展望は良くなって行く。東屋を過ぎるとすぐ山頂と言う記憶があったけど、それは間違いで東屋はほぼ中腹にあった。少し汗を掻きながら幕山山頂に到達。ここがまた凄い人出だった。真鶴半島や初島がクッキリと望まれる。ここで少し早めのお昼休憩とした。周りの皆さんもそんな感じだ。そして南郷山へと向かう。ここからは僕も未体験だ。南郷山へはそれほどの起伏もなく自鑑水を経て到着するが、自鑑水はほぼ渇水状態であった。南郷山も賑わいを見せていたけれど狭い山頂なのでひとしきり展望を楽しんですぐに下山した。南郷山からは大磯方面が良く展望でき、幕山や城山とはちょっと違った景色を楽しむことができた。
自鑑水を通って大石ヶ平へと向かう。大体30分位の道のりだが歩く程に花粉症の症状がひどくなって行き、時たま山にこだまするくしゃみをした。こちらの方に来ると出会う登山者もぐっと少なくなる。僕も初めての径だ。緩やかに下っていきいかにも「平」と言う地名が似合う広い窪地が眼下に見えて来るが、その底が大石ヶ平。僕の古い山と高原地図には「渡渉」と記されていたが、ご心配なく、ちゃんと橋も架かっているし林道も渡っていた。更に山の神に出合った先でしとどの窟へ向かう林道に入る。分岐にはしとどの窟まで6.3kmと言う道標があったが林道経由とあった。登山道だと2km位。少し先で林道から別れて沢沿いの登山道になるが鬱蒼とした登山道らしい登山道だった。しとどの窟も初めてだったが歴史の重みを感じる場所だった。しとどの窟まで来たら稜線はすぐそこ、と思っていたら灯籠が立ち並ぶ参道が結構登っていて結構息が上がった。登り切ったところが桜郷なのか、いろいろな石碑等があった。トンネルを潜って歩いて行くと椿台に出て椿ラインと合流する。
トンネルから城山を背にして歩いて行くのに違和感を感じたが登山道は椿台で折り返して公衆トイレの上からトンネルの上を通って行くのであった。20分程で城山山頂に出た。土肥城址でもあるようで巨大な石碑がある。東から東南方面に展望が広がっていて初島が近くに見える。春霞がなければ伊豆大島も望めるのだろう。山頂は結構広々としているが我々だけ。今回の山行で初めて山頂を独占できた。しばし下山路の協議も含めて小休止。計画では道がしっかりしているであろう湯河原駅に降りることにしていたが湯河原温泉まではバスで移動になる。beishiさんが椿ラインの途中からショートカットになる破線ルートが地図に出ていると言う。そちらなら歩いて温泉に行けそうだし、多分速い。一番速そうなのは南稜の尾根を降りていくルートで地理院の地図では破線があるのだが、みんなの足跡は一つも無いのだ。でも降り口は同じ城山バス停入口方面なのでともかくそちらに行こうと言うことになった。山頂から下るとすぐにそれらしき尾根の分岐があったのだが少し行くと倒木やら藪やらとにかく木の枝が五月蝿くてこれじゃ時間が掛かってしまうと普通にバス停方面への九十九折の登山道を降りて行くことにした。椿ラインを走るバイクの排気音も近く聞こえるし不安は無い。椿ラインに出た後は左端を歩いて行くがバイクにしろクルマにしろ結構スピードを出しているので余り心地良くは無い。向うも突然歩行者を見つけて驚くことだろうし。谷側への分岐を探しながら歩いて行ったら330mで明瞭な径があった。地理院地図でも破線が走っているので間違い無いだろうと降りていった。しばらくは明瞭な小径があったが50m程下ると踏み跡も不明瞭になりかなり藪っぽい。もう少しと思い適当に処理しながら降りていったがこんな状況になれていない3人はちょっと不安だったかもしれない。途中でbeishiさんがスマホの地図を見ながら少し右に寄り過ぎではと適切なアドバイスをしてくれた。ちょっとずれてはいた感じだけどきちんと林道に降り立った。Oさんは万歳しているし、結構不安だったんだろうか?そこからはすぐに住宅街になり、下って行くと温泉街だ。Googleマップによると1時間のショートカットになったようだ。
最終的には公園入口バス停からちょこっと登ってこごめの湯に辿り着いた。ここで忘れずに「他で使うので」と言って梅の宴のチケットを返してもらう。温泉で汗を流し、筋肉をほぐした後、バスで駅前に行きまず餃子の一番亭で乾杯してチケットを使った。それから別の居酒屋に梯子して宴は続く…。まあ、ともあれ湯河原だけど結構長い先を引いて、史跡巡りもできたし、観梅ツアーにもなったし、久しぶりに幕岩のクライミング風景を見て紹介もできたし良い山旅でした。次は4月の春山の予定です。
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