大谷山〜寒風〜赤坂山
- GPS
- 07:07
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:08
標準のコースタイムと同じぐらいのペースで歩いているはずです。
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
登山口に最寄りのバス停は『マキノ高原温泉さらさ』です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■マキノ駅〜石庭下山口 駅から登山口までは長い舗装路歩き。 歩道がなく、狭い路肩を歩く区間が少しあるので、走行中の車に注意。 登山口のゲートを開閉して、入山。 『山と高原地図』や高島トレイルの詳細マップでは、それぞれ別の登山口が表記されており、そちらからも進入可能なのかな? やや変則気味のジグザグ道は凹状となっており、堆積した枝などで微妙に歩きにくい。 標高680mぐらいまでは登りのみで、その後はアップダウンしつつ。 ヤマレコMAPに表記の分岐の位置は間違えていると思われます。 分岐にて直進し、谷を経て、小さな沢を渡渉すると、周囲は美しいブナ林が広がっています。 道なりに進んで行くと石庭下山口に着き、高島トレイルに合流します。 すぐそこに小ピークがあり、ヤマレコによると、『白石平』となっています。 ■高島トレイル 特に危険な箇所はないはずです。 前回の山行で気になった点を挙げておきます。 草原では下草の繁茂で足下が見えづらい。 低木などの繁茂で道幅が狭くなっている所もあり、長袖着用が望ましいでしょう。 道の中央が雨水で浸食されていて、やや歩きにくい。 所々で岩が露出していて、濡れていると滑りやすそう。 階段が老朽化したままになっている。 分岐などに標識があるけど、小さめで視認性がやや低い。 意外とトラバース道区間が長く、道幅がやや狭めの所もある。 以上、今回のルートの範囲では該当しない部分もありそうですが。 ■粟柄越〜赤坂山登山口 無雪期に歩いておらず、推測になりますが。 多くの人が歩いており、特に問題はなさそう。 沢沿いを進む辺りが少し気になるぐらいでしょうか。 ■その他 高島トレイルの詳細マップが販売されているので、それがあると便利でしょう。 以上は無雪期について。 豪雪地帯としても知られており、積雪期にはきちんとした装備を整えて、事前の情報もできるだけ集めておくべきでしょう。 積雪量やトレースの有無、気象条件などで難易度は大きく変化しそう。 今回は残雪期に近い状況のようで、積雪量は程々で、風の影響を受けやすいと思われる辺りは地面が露出していました。 雪は締まっており、歩きやすい区間が大半でした。 |
写真
感想
昨年の8月に高島トレイルの東部を歩き、標高800m余りとは思えないような稜線に魅了され、できれば積雪期に再訪したいと思っていました。
でも、積雪のピーク時に大谷山を経由するルートは大変そうで、ためらっていたのです。
程々の積雪量に落ち着いていそうだし、半年ぶりに歩いて来ました。
マキノ駅に着き、トイレを済ませて外に出てみると、高島コミュニティバスの便がまだ停車しています。
マキノ駅の到着が7時3分で、バスの発車が7時4分となっており、乗り継ぎは微妙かと思っていたけど、これなら可能っぽい。
今回は予定通りに進むので、発車するバスを見送りつつ準備をし、出発。
2度目なので、どう進むかや所要時間が分かっており、安心です。
メタセコイア並木を歩き、メタセコイアが落葉樹だと知る。
標識に従って進み、地元の方に挨拶して、登山口に到着。
扉を開閉して入山です。
植林帯を抜けると雑木が広がるようになり、程なくして雪が見られるようになる。
雪が途切れなくなり、傾斜の増した斜面を目にして、ここで軽アイゼンを装着。
本来のルートはジグザグで進むのだけど、トレースは所々でショートカット気味になっていたりして、分散している感じ。
P704に寄り道したりして進み、気が付くと分岐を過ぎており、谷へと下って行きます。
渡渉ポイントは雪で埋まっており、普通に進むと、その先の斜面にはブナ林が広がっており、素晴らしい場所なのです。
残念ながら、すっきりと晴れてくれず、期待していたほどの光景ではないけど、それでも美しく、再訪できて幸せです。
登って行くと日が射すようになり、来て良かったと思わせてくれます。
高島トレイルに合流し、白石平へ。
露岩のある小ピークで、風の抜け道となっているのか、一帯の雪は少ない。
残念ながら霞んでいて展望は良くなく、前回とは大違い。
パンを食しつつ、周りを眺めやります。
大谷山へ向けて、高島トレイルを進みます。
トレースは残っており、進行方向に迷う事はないし、沈み込みもなく、歩きやすい。
琵琶湖方面がどんよりとしていて展望は良くないけど、それでも絶景が広がり、贅沢な稜線歩きなのです。
何度となく振り返って撮影したり、誰もいない中をゆったり歩き。
程なくして、大谷山山頂に到着です。
ここも風の影響が強いのか、地面が露出しており、三角点も普段通りに見えています。
引き続き歩いて行くと、最初の登山者とすれ違い、ご挨拶。
今回のトレイル区間では最も低い位置になると思われる鞍部に着き、登り返します。
無雪期は折り返して進んでいるはずだけど、トレース通りに直登します。
雪は少し柔らかくなり始めており、微妙に滑りやすく、登るのに少し苦労してしまう。
持参しているピッケルは今回は使わなかったけど、使うとすれば、ここだったかな。
曇り空の中、黙々と歩き、寒風に到着です。
少し風はあるけど、ここで早めの昼食にします。
今回は温かい食べ物は持って来ておらず、ちょっと後悔。
団体さんが東からのルートで登って来られ、にわかに賑やかになります。
寒風の辺りもブナ林が広がっており、良い感じですね。
順調にトレイルを辿り、離れた位置からきれいに見えていたP841に寄ってみます。
トレースはないけど、ここも沈み込みはほぼなく、苦労せずに進みます。
辺りの木々は幹や枝がややこしい曲がり方をしており、クセが強い。
下から見えていた雪庇の直下まで来ると、左に寄らないようにして斜面を登り、P841に到着です。
付近の木々は特徴的で、玄人好みな感じ?
良く分からない満足感を得て、来た道を引き返します。
トレイルのルートに復帰して歩いて行くと、鉄塔が次第に近づいて来る。
粟柄越の間近まで来ると、人が歩いていたり、鉄塔広場で休憩しているのが見えるようになり、一気に雰囲気が変化します。
鉄塔が視界に入ると景観は損なわれるし、武奈の木平を経るルートのピストンでは面白味に欠けるとの印象です。
赤坂山山頂に到着すると、三国山などがきれいに見えており、また機会があれば、あちらの方まで行ってみたいなとの思いが募ります。
展望を楽しみつつ、少しエネルギー補給をし、下山です。
粟柄越からマキノスキー場へ向かいます。
もう13時ぐらいなのに、まだ登って来られる団体さんがおられたりで、人気の山なのを改めて実感。
雪質のせいか、軽アイゼンに少し不具合が発生して、ちょっと嫌な感じ。
武奈の木平を経て下って行くと雪は急に減り、軽アイゼンを外します。
少し先からは階段が続き、単調でおもしろくない。
登山口に到着すると、スキー場には全く雪はなく、今年の春はすぐそこまで来ていそう。
トイレを経て、ふらふらと歩いて行き、さらさの辺りまで来てバス停はどこかなと思いながら歩くものの、見当たらず。
こんなに早く下山できるとは思っていなかったので、早い時間帯のバス便の時刻をメモしておらず、何となくの記憶しかないのだけど、そろそろバスが来そう?
そのまま歩き続けていると、バスとすれ違い、さらさの方へ走り去って行きます。
次のバス停に到着し、ここから乗るべくログ停止の手順を進めていると、バスが到着。
慌てて乗り込み、今回も無事にゴールです。
不安な気持ちで当日を迎えましたが、実際に歩いてみると、雪は締まっており、とても歩きやすく、拍子抜けするぐらいでした。
期待していたほどには天候は良くなかったし、霞み気味で展望も優れず。
それでも素晴らしい稜線歩きが堪能できるルートで、また違う時期に訪れたいし、積雪が多い時にも挑戦してみたいですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する