虎毛山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,001m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2010年10月23日、虎毛山に行ってきました。
標識や看板に従って進んでいくと、迷うことなく登山道へ通じる林道に入る事ができます。途中から未舗装になりますが、普通車でも入れます。一部大型車では厳しいかな?という場面もありますので、自信が無い場合は舗装路終点に駐車スペースがありますので、そちらに車を停めても良いかと。片道20分くらいの林道歩きになりますが。
私は林道に車を乗り入れたのですが、ちょっとした勘違いをして無駄な事をしてしまいました。
林道の途中にたくさん車が停まっていたので、てっきり林道の終点かと思って歩き始めてしまったのですが、
実はまだ先まで車で入ることができたのでした(^^;
というわけで、10分ほど余計に歩いて本来の登山口に到着します。
車両通行不可の木橋が架かっていて、林道と登山道を明確に分けています。
登山道は最初、沢沿いを進んでいきます。
ほとんど高低差の無い道のりで、まずは軽くウォームアップといった感じ。
あちこちから水が流れ出しているらしく、路面がグチャグチャな場所がいくつかあります。
コレはたぶん雨が降った降らないにかかわらず、いつもこんな感じなのかな。
30分くらいで渡渉点となります。
ここには立派な橋が架けられているので、不安なく渉る事ができます。
橋を渡ったところには、小さな広場があり、案内板などが立てられています。
実質的な登山道はここから始まる感じです。
いきなり急登が始まります。
体は温まっていたのですが、平地を歩き慣れた足にいきなり負担がかかりキツイのなんの…。
それに路面状態も、大きめの段差の階段が現れたと思えば木の根が縦横に走っている場面あり、浮き石が散らばっている場面あり…と実に多彩。
登山者のハートをがっちりキャッチ! 飽きさせません(笑
急勾配が連続し、決して楽な道ではないのですが、要所要所にベンチが設えてあり
疲れた人が休憩できるようになっています。
地元の自治体が整備したのか、山岳会が整備したのか分かりませんが、この登山道を整備している方達の愛情を感じますね。
高度が上がるにつれ植生が変化していき、上方が徐々に明るくなっていきます。
それに伴って色彩が増していき、目を楽しませてくれるようになりました。
二本の桧が仲良く並んでいました。
夫婦桧と呼ばれているらしいです。
何十年もここで仲良く時を重ねてきたのでしょうか。
我々夫婦もそうありたいものです。
この日は標高800m前後が紅葉の盛りでした。
このあたりも急な登り坂は続いているのですが、美しい紅葉に目を奪われ、あまり「キツイ」と感じませんでした。
楽しんでいるうちに、知らず知らず足が前に進んでいたっていう感じでした。
尾根に登り切ると、そこが高松岳への縦走路との分岐点になります。
ここにもベンチが設置してあり、急登に疲れた登山者を迎え入れてくれます。
灌木の向こうに、目指す虎毛山が見えてきました。
分岐点に向かって右に進むと虎毛山。左に進むと高松岳方面への縦走路。
縦走路はアップダウンのある10劼魃曚┐襯魁璽垢覆里琶發人は少ないようで虎毛山への道に比べて、明らかに藪っぽくなっています。
縦走路はどんな感じなのかな?と思い、少しのぞいてみたのですが、ここは危険です。虎毛山への道からは少し奥まった場所になるため、そこらじゅうにキジ撃ちの痕跡が…。出るモノは仕方ないとして、なんで道の真ん中でひり出すかなぁ…。
なんだか嫌なものを見てしまいましたが、気を取り直して先に進みます。
分岐点から先は、一転して高低差の少ない尾根歩きの道となります。
ただ、進行方向左手がごそっと切れ落ちていて、所々登山道脇がすぐに崩壊斜面になっていたりします。(写真は帰りに撮ったので左右逆になってます)
うっかり滑落したら、わりとひどいことになりそうな気がするので注意しながら進みます。
歩行注意ではありますが、崖になっている部分は眺望は良いです。
縦走路の先に連なる高松岳を見ることができました。
いよいよ虎毛山本体も近づいて来ました。
さすがにこの高度では紅葉は終わり、枯れ木も山の賑わい状態。
一節によると、虎毛山の名前の由来は
「山の木々が縞模様に見えるので、そこから虎を連想した」
との事らしいですが、どうでしょう? 虎に見えますかね?
だんだん遮るモノがなくなり、空が広くなっていきます。
山頂に近づくにつれ、傾斜も緩くなっていき、避難小屋が姿を見せます。
思っていたより立派な避難小屋でした。
途中で何組か山泊した人とすれ違いましたが、なるほど、これなら山泊山行もいいかもしれません。
虎毛山山頂は、避難小屋裏手にあります。
立派な石柱が立てられていますが、灌木やら小屋やらに視界を遮られるためあまり眺望は良くないですね。
石柱前でさっくり記念撮影しておきます。
しかし、ここで「なんだ、苦労して登ったわりには大したことねーや」とがっかりして戻ってはいけません。
虎毛山の山頂付近の魅力は、むしろ山頂を越えた反対側の斜面にあります。
どーんと広がる大湿原!
山頂南側の斜面です。
灌木地帯の北斜面とは全く違う様相です。
大小いくつかの池塘もあります。
本日の「枯れ草色と青い空」の景色も素晴らしいですが花の季節に来たら、また全然違う景色を楽しめることでしょう。
いつまでもこの景色の中に居たいところですが、下山の時間となりました。
帰りの下り急傾斜を考えると気が重いです(^^;
帰りは往路を戻りました。
東北百名山の一座、虎毛山。
近くにある鳥海や栗駒ほど有名ではありませんが、その一風変わった山名と
山頂付近の景色の良さは多くの登山者を魅了している様子。
私達にとってもお気に入りの山となりました♪
(ツートンは下りで足にダメージを負って苦しんでいましたが…)
今度は是非花の季節に登ってみたいと思いましたね〜。
この山、お勧めですよ♪
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