ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 174115
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

伯耆大山 北壁より剣ヶ峰直登〜ビバーク初体験・・・

2012年03月10日(土) ~ 2012年03月11日(日)
 - 拍手
Mahito その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
29:41
距離
7.7km
登り
1,114m
下り
1,114m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:25
休憩
0:19
合計
11:44
5:43
5:52
5
5:56
5:57
22
6:19
6:19
38
6:57
6:59
55
7:54
7:55
4
7:59
8:08
539
17:07
2日目
山行
2:53
休憩
1:05
合計
3:58
17:07
57
8:00
8:00
1
8:01
8:27
33
9:01
9:04
5
9:09
9:10
4
9:13
9:45
7
9:52
9:52
7
10:00
10:00
14
10:14
10:16
7
10:23
10:23
2
10:25
10:25
7
10:32
10:32
29
[1日目(3/10)]
5:20南光河原駐車場-5:30大神山神神社鳥居-5:45大神山神社奥宮-6:25元谷小屋(小休止)
6:55元谷小屋出発-7:20弥山尾根取付き付近-7:40別山尾根と間違い引き返す
-8:00剣が峰北西尾根取付き(標高1300m)-9:20標高1400m付近-14:10標高1500m付近
-15:30標高1600m付近-16:45剣ヶ峰稜線-17:05剣ヶ峰山頂(ビバーク)

[2日目(3/11)]
7:00行動開始-9:00弥山ピーク-9:15弥山頂上避難小屋(大休止)
9:45下山開始-10:10六合目非難小屋-10:20五合目-10:45大山登山道入口-10:55南光河原駐車場
天候 [1日目]曇りまれに晴れ
[2日目]曇りときどき雪(山頂や稜線上は吹雪)
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
米子インターから15kmの南光河原駐車場に停めました。
1,000円/日
コース状況/
危険箇所等
南光河原駐車場〜大神山神社奥宮〜元谷小屋;道路〜普通の雪道です。
元谷小屋〜北壁尾根取付き;一部雪崩れてます。悪天候時は尾根がみえないのでわかりにくいです。
北壁剣ヶ峰へ続く尾根;弥山尾根との道間違いで入りました。垂直壁に近い雪・岩斜面バリエーションです。
剣ヶ峰〜弥山;靴の幅くらいしかないような箇所が数箇所。稜線の猛風に耐えながらです。
弥山〜大山登山口;基本的に急斜面が続くようですが、普通の雪山登山道です。

**
帰りの温泉は、
米子インターを過ぎて5分くらいの皆生温泉に。
かんぽの宿(500円)が安くて施設も十分と思います。
久しぶりの本格登山!楽しみです!
2012年03月09日 20:41撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
3/9 20:41
久しぶりの本格登山!楽しみです!
深夜に南光河原駐車場到着。3時間ほど仮眠します。
2012年03月10日 00:42撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 0:42
深夜に南光河原駐車場到着。3時間ほど仮眠します。
さぁ出発!すぐに大神山神神社の鳥居に着きます。
2012年03月10日 05:28撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 5:28
さぁ出発!すぐに大神山神神社の鳥居に着きます。
参道は人一人通れる分だけ除雪してます。雪の大谷みたい!
2012年03月10日 05:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
3/10 5:40
参道は人一人通れる分だけ除雪してます。雪の大谷みたい!
大神山神社奥宮に到着。この右側から回り込んで山へ。
2012年03月10日 05:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 5:43
大神山神社奥宮に到着。この右側から回り込んで山へ。
林の中を進みます。
2012年03月10日 06:06撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 6:06
林の中を進みます。
夜が明けてきました。
2012年03月10日 06:17撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 6:17
夜が明けてきました。
登山口の看板でしょうか。積雪で半分埋まってます。
2012年03月10日 06:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 6:19
登山口の看板でしょうか。積雪で半分埋まってます。
少し歩くと元谷非難小屋が見えてきます。
2012年03月10日 06:24撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 6:24
少し歩くと元谷非難小屋が見えてきます。
小屋に到着。
2012年03月10日 06:25撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 6:25
小屋に到着。
中で少し休んで準備します。
2012年03月10日 06:39撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
3/10 6:39
中で少し休んで準備します。
ここからアイゼン。
2012年03月10日 06:58撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 6:58
ここからアイゼン。
ホントはここから大山北壁が一望できるはずなんですが・・・ガスガス・・
2012年03月10日 06:59撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 6:59
ホントはここから大山北壁が一望できるはずなんですが・・・ガスガス・・
別山尾根と間違えに気付き引き返し地点。樹氷がきれい。
2012年03月10日 07:37撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 7:37
別山尾根と間違えに気付き引き返し地点。樹氷がきれい。
古雪のデブリをトラバースします。降雪中のアラレもザラザラと流れてきています。
2012年03月10日 07:54撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
3/10 7:54
古雪のデブリをトラバースします。降雪中のアラレもザラザラと流れてきています。
最表面だけなのでまだ大規模な雪崩にはならないですが、、砂のようなサラサラした雪。
2012年03月10日 07:56撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
3/10 7:56
最表面だけなのでまだ大規模な雪崩にはならないですが、、砂のようなサラサラした雪。
だんだん斜度がキツクなります。
2012年03月10日 08:04撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 8:04
だんだん斜度がキツクなります。
岩もむき出すちょっと危険な斜度に・・
2012年03月10日 08:15撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/10 8:15
岩もむき出すちょっと危険な斜度に・・
ザイル出します。
2012年03月10日 08:19撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 8:19
ザイル出します。
ビレイしてリーダーが先行、ルートファインディングします。
2012年03月10日 08:32撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 8:32
ビレイしてリーダーが先行、ルートファインディングします。
立ちはだかる垂直の壁。小屏風岩を巻きます。
2012年03月10日 09:09撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
3/10 9:09
立ちはだかる垂直の壁。小屏風岩を巻きます。
ザイル確保しながら先行者に続きます。
2012年03月10日 09:35撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 9:35
ザイル確保しながら先行者に続きます。
追いついたらまた先行。クライムできるコースを探してまたビレイ。
2012年03月10日 09:41撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 9:41
追いついたらまた先行。クライムできるコースを探してまたビレイ。
それにしてもすごい。
2012年03月10日 09:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 9:50
それにしてもすごい。
確保してもらったらブルージックで後に続きます。ザイルは50mなのでちょっとずつです。
2012年03月10日 09:59撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 9:59
確保してもらったらブルージックで後に続きます。ザイルは50mなのでちょっとずつです。
ときにはこんな姿勢で雪壁に蹴りこんで待機。後続を待ちます。
2012年03月10日 10:16撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 10:16
ときにはこんな姿勢で雪壁に蹴りこんで待機。後続を待ちます。
斜度はこんくらいです。雪壁に蹴りこんで静止して作業します。
(壁に寄りかかってるのではなく、登っている斜面です。)
2012年03月10日 10:20撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 10:20
斜度はこんくらいです。雪壁に蹴りこんで静止して作業します。
(壁に寄りかかってるのではなく、登っている斜面です。)
雪質は相変わらずのアラレ状。取り付く位置を選ばないと、ザーーっと滑ってしまいます。
2012年03月10日 10:22撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 10:22
雪質は相変わらずのアラレ状。取り付く位置を選ばないと、ザーーっと滑ってしまいます。
さらにルート探索、確保のために先行。
2012年03月10日 10:25撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 10:25
さらにルート探索、確保のために先行。
ちょっと進んではまたどんどん先行。。岩壁の場合はピッケルが刺さらないので苦戦。落石にも注意。
2012年03月10日 11:55撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 11:55
ちょっと進んではまたどんどん先行。。岩壁の場合はピッケルが刺さらないので苦戦。落石にも注意。
取付き登攀中。一瞬の晴れ間。本来登ってるはずだった弥山尾根が見えました。
2012年03月10日 12:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 12:34
取付き登攀中。一瞬の晴れ間。本来登ってるはずだった弥山尾根が見えました。
しかし自分がいるのは垂直なとこの途中。。。余裕全く無し・・
2012年03月10日 12:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 12:34
しかし自分がいるのは垂直なとこの途中。。。余裕全く無し・・
なにせこんな斜度をあてもなく登ってるワケデスカラ。。
2012年03月10日 12:35撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 12:35
なにせこんな斜度をあてもなく登ってるワケデスカラ。。
この辺ではまだ半信半疑。ゴールがあることを信じて登り続けるのみ!!
2012年03月10日 15:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 15:19
この辺ではまだ半信半疑。ゴールがあることを信じて登り続けるのみ!!
もう長いこと四つん這いのまま登り続けてます。。写真とるのも緊張します。
2012年03月10日 15:47撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 15:47
もう長いこと四つん這いのまま登り続けてます。。写真とるのも緊張します。
また晴れ間が差した!北壁の別の尾根が見えた!
2012年03月10日 16:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
3/10 16:13
また晴れ間が差した!北壁の別の尾根が見えた!
それにしても美しい樹氷に、束の間癒されたりします。。
2012年03月10日 16:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 16:13
それにしても美しい樹氷に、束の間癒されたりします。。
きっともうすぐだ!信じて登るのみ!!
2012年03月10日 16:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 16:13
きっともうすぐだ!信じて登るのみ!!
お!!稜線がハッキリと見えた!!ゴールがあるってことか!?!?・・向こう側も崖ですがね。。。
2012年03月10日 16:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 16:13
お!!稜線がハッキリと見えた!!ゴールがあるってことか!?!?・・向こう側も崖ですがね。。。
遠くに弥山も見えた!
2012年03月10日 16:15撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/10 16:15
遠くに弥山も見えた!
またガスに包まれながらトラバース気味に稜線を目指します。
2012年03月10日 16:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 16:31
またガスに包まれながらトラバース気味に稜線を目指します。
そしてついに!!
2012年03月10日 16:39撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 16:39
そしてついに!!
稜線に出たぁ!!!!予定になかった、剣ヶ峰まで数十mの位置。
2012年03月10日 16:49撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 16:49
稜線に出たぁ!!!!予定になかった、剣ヶ峰まで数十mの位置。
右も左も崖なので慎重に剣ヶ峰へ
2012年03月10日 16:52撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 16:52
右も左も崖なので慎重に剣ヶ峰へ
剣ヶ峰到着。。慰霊碑だけが見えてました。。
2012年03月10日 17:08撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 17:08
剣ヶ峰到着。。慰霊碑だけが見えてました。。
この時点で17時過ぎ。天候悪く日没も近いためビバークを決意します。慰霊碑のところで3名分過ごせる雪洞発見。ラッキーでした。
2012年03月10日 17:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 17:19
この時点で17時過ぎ。天候悪く日没も近いためビバークを決意します。慰霊碑のところで3名分過ごせる雪洞発見。ラッキーでした。
嫁さんには明るく報告。。。。
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嫁さんには明るく報告。。。。
稜線の猛烈な強風に耐えられるよう苦労して設置。外から見たらこんな感じ。
2012年03月10日 18:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 18:19
稜線の猛烈な強風に耐えられるよう苦労して設置。外から見たらこんな感じ。
スペースは、なかなか快適に確保できました。
2012年03月10日 18:11撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 18:11
スペースは、なかなか快適に確保できました。
エマージェンシーシートやツェルトで足や体を保温します。
2012年03月10日 19:08撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 19:08
エマージェンシーシートやツェルトで足や体を保温します。
オブジェのようなツララ。
2012年03月10日 19:27撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 19:27
オブジェのようなツララ。
結構、いろいろ持ってきてたので食事は快適。暖まったら寝ます。
2012年03月10日 19:58撮影 by  iPhone 4S, Apple
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3/10 19:58
結構、いろいろ持ってきてたので食事は快適。暖まったら寝ます。
ツェルトがバッタバタと豪風に耐える音と寒さで、やはり30分に1回以上は目が覚めます。長い夜・・
2012年03月11日 01:54撮影 by  iPhone 4S, Apple
3
3/11 1:54
ツェルトがバッタバタと豪風に耐える音と寒さで、やはり30分に1回以上は目が覚めます。長い夜・・
翌朝。7時行動開始。
2012年03月11日 06:41撮影 by  iPhone 4S, Apple
3/11 6:41
翌朝。7時行動開始。
弥山までの稜線も当然気が抜けないのでザイル確保でいきます。
2012年03月11日 07:02撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/11 7:02
弥山までの稜線も当然気が抜けないのでザイル確保でいきます。
言うまでもなく、右も左も・・落ちたら・・
2012年03月11日 07:11撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 7:11
言うまでもなく、右も左も・・落ちたら・・
ザイル確保しながら慎重に。
2012年03月11日 07:40撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 7:40
ザイル確保しながら慎重に。
2012年03月11日 07:42撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/11 7:42
ザイルも強風になびきます。
2012年03月11日 08:02撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 8:02
ザイルも強風になびきます。
雪庇もデカイ。
2012年03月11日 08:40撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 8:40
雪庇もデカイ。
そしてようやく。。
2012年03月11日 08:57撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 8:57
そしてようやく。。
弥山ピークに到着!!長かった。。。
2012年03月11日 09:00撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
3/11 9:00
弥山ピークに到着!!長かった。。。
真っ白なので見えないですが、本来くるはずだった弥山尾根。
2012年03月11日 09:01撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/11 9:01
真っ白なので見えないですが、本来くるはずだった弥山尾根。
しばらく進むと、、
2012年03月11日 09:08撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/11 9:08
しばらく進むと、、
すぐに弥山頂上非難小屋。
2012年03月11日 09:09撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 9:09
すぐに弥山頂上非難小屋。
中には入れるようになっています。中で装備を整えなおします。
2012年03月11日 09:42撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/11 9:42
中には入れるようになっています。中で装備を整えなおします。
あとは夏道を通って帰りましょう。
2012年03月11日 09:44撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/11 9:44
あとは夏道を通って帰りましょう。
こっち側からは沢山の登山者が登って来てます。
2012年03月11日 10:00撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/11 10:00
こっち側からは沢山の登山者が登って来てます。
六合目非難小屋。結構混雑してます。
2012年03月11日 10:11撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/11 10:11
六合目非難小屋。結構混雑してます。
樹林帯まで降りてきました。。なんとなく安心。。
2012年03月11日 10:17撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/11 10:17
樹林帯まで降りてきました。。なんとなく安心。。
五合目。
2012年03月11日 10:21撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 10:21
五合目。
結構、斜度は急です。
2012年03月11日 10:26撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/11 10:26
結構、斜度は急です。
だいたい1時間ちょっとくらいで登山道入口に到着。
2012年03月11日 10:44撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 10:44
だいたい1時間ちょっとくらいで登山道入口に到着。
ちょっと進めば・・
2012年03月11日 10:48撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/11 10:48
ちょっと進めば・・
駐車場に帰着〜。
2012年03月11日 10:48撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/11 10:48
駐車場に帰着〜。
お疲れ様でした!!!
2012年03月11日 10:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
3
3/11 10:53
お疲れ様でした!!!

感想

大山北壁の弥山尾根をバリエーションで登るルート計画で行ってきました。

順調に駐車場到着して仮眠。予定通り夜明け前に出発し順調に尾根取付き付近へ。。
・・・・が、、しかし、、ガスガスの真っ白でルートが全く見えない・・・
GPSと地図を駆使してもなかなかわからず、当初別山尾根へ進んでることに気付き、東へルートチェンジ。
計画の弥山尾根は、最初が少し緩い尾根のため取り付き位置に気付かず、東へ行き過ぎてしまったようです。

そして間違いに気付かず、
「弥山尾根にしては違うような・・・」という疑念をもったまま北壁登攀開始。
斜度が厳しくなってからは、リーダが先行してルートを探してビレイ、後続がブルージックやエイトノットで続きます。
風の音にかき消されないように大声で、
「あと3mーーーー!」
「ビレイ解除ーーー!」「登ってきて良ーーーし!!」
「登りまーーーす!!」
・・・というようなやり取りを何回も何回も繰り返します。
途中、私らの他にも北壁に取り付いてるグループがあるらしく、同じような叫び声のこだまが聞こえています。

そしてやはり、
一瞬の晴れ間で向こうの方に弥山尾根が見えたりして、
登攀中の尾根は弥山尾根でないことがますますハッキリしてからは、
地図上とGPSでは稜線に通じてそうなので、それを信じて登るのみ。
バリエーションの中のバリエーションルートとなってしまいました・・・・
どうやら向かってるのは弥山ではなく、剣ヶ峰。そこに向かって直登していると・・
リーダーが先行して、先があるか、登れるルートか、をファインディング。確保して後続。
ときには垂直に近い雪壁。ときには岩壁。ときには氷壁。
まだラッキーだったのは、アイゼンが利く硬さだったことでしょうか。
なんとかピッケルとアイゼンで直登していくことができましたが、、
ほぼ垂直の壁を蹴りこみながら一歩一歩。
下を見ないように・・・落ちたらアウトだ・・とかいう邪念を捨てながら・・

そして最後の最後まで、
「このルートを登り続けて大丈夫なんだろうか?」「大丈夫なはずだ。」「でもどうなんだろ?」
で予定になかったルートファインディングに時間が大幅に経過。
先行してザイル確保。それに続いて登って追いつき、また先行・・・これを結局十数回。
感動のゴール、稜線に出たのは、予定のAM10時半から遅れること7時間の17時過ぎになっちゃいました。。
剣ヶ峰山頂の慰霊碑にてビバークを決意します。

私にとってビバークは初体験でしたが、
準備も良く、慰霊碑周辺に自然の雪洞があったこと等ラッキーもあり、なんとか一夜を過ごすことができました。
(携帯が通じて家族に連絡できたのもラッキーでした。。)
・・ただし、30分に1回くらいは寒さとツェルトが豪風にバタバタとなびく音で目が覚めましたが。。

翌朝。
空が明るくなったAM7時に行動再開。ほぼホワイトアウト&吹雪状態。
天狗峰方面へ行ってユートピア非難小屋へ行くつもりでしたが、状態が悪いためトレースが少し見える弥山方面へ。
この稜線も一筋ならではいかない苦戦の連続。。靴底の幅くらいしかない細い箇所もあったり、
そもそも吹雪だし、強風が南側から吹き荒れてるし・・・
稜線のナイフリッジに手をかけて蹴りこみながらカニ歩きとか。。
ザイルを確保しながら2時間以上もかけてなんとか弥山へ到着。
天国のような山頂非難小屋で一服したら、夏道を下山。
夏山登山道方面から登ってくる登山者と挨拶を噛みしめながら、二日ぶりの駐車場へ戻ってくることができました。。

ビバーク、剣ヶ峰直登と、予定外の連続でしたが、
無事に3人とも帰還できたので満足です。

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さっぱん
 弥山尾根ではなく、剣ヶ峰を直登するルートですか……。すさまじい斜度と視界のなさですね。剣ヶ峰でのビバークもできるんですねえ。いろいろと想像を超えたレポートで度肝を抜かれました。私は剣ヶ峰沢を下り、元谷に降りたったことがありますが、視界が明瞭のときでした。リーダーさんはよく撤退を決断されませんでしたね。
2012/3/13 14:58
さっぱんさんへ
こんにちわ。
後でルート確認すると、小屏風岩の尾根を直登するルートだったようです。

撤退と言っても、あの状態では登ることはできても、降りるのは無理だったでしょう。登るしかなかったと思います。

・・というか、視界が明瞭なときに剣ヶ峰沢を降りるのも凄まじいと思いますが。。すごいですね!
2012/3/14 10:01
ゲスト
すごいです。すごすぎ。
時間が出来たので、Mahito さんの過去ログを楽しんでいました。

このレコは、ワイルドすぎです。
さすが、山男ですね。

自転車から、シール登高、雪山のロープワーク登頂、
いろんなジャンルをそつなくこなし。

この経験あれば、どこでも行けちゃいそうですね。

どこから、こんなファイトが出てくるんでしょうか。
2013/10/16 17:02
tengu-さんへ
過去ログまでご訪問ありがとうございます!!

この山行は今思い出しても冷汗が出てきます。
結果としては装備や技量があっての無事だったかも知れませんが、、
どこでも行けちゃうと思ってしまうのが危険かも知れないので、今はかなり精度よく計画を練るようにしてますよ。。

私にとってはtengu-さんの方がファイトはあるように思えますが、、、
2013/10/19 0:08
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