妻の還暦祝いに初デートの宝剣岳を目指すも・・・・!!
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.2km
- 登り
- 236m
- 下り
- 217m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
9.4mm 50mザイル
|
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感想
27日は先週のリベンジに八ヶ岳に入ろうか迷っていました。Y子さんの有給休暇の関係?で急に27日が休みになったということで、念願の初デートの地、雪の宝剣岳登山に出掛けることにしました。Y子さんにとっては初の冬山ですが、立岩でアイゼントレもしたことがあったので、冬季登攀の入門ルートサギダル尾根なら登れるだろうという判断で計画を立てました。しかしさすが 初心者ですww支度が思うようにはいかずトイレやらなにやらとやってるうちに1時間近く掛かってしまいました。他の方々は30分以上前に出発していきました。この時点で宝剣岳は赤信号!!でも外に出れば目の前にサギダル尾根が!!気持ちが高まります。しかもこのルートは今回、我々だけです。ありがたい!!
今年は宝剣近辺で滑落に寄る遭難が相次いでおり 稜線が凍っているのが原因のようです。 それ故、アイゼン ピッケルとも シャキシャキに研いであります。足の置き方を教えながら進みます。基本通りですとふくらはぎがパンクしちゃいますので、カニさん歩きで高度を稼ぎます。大分Y子さんには危ない傾斜になってきたので岩にシュリンゲで確保点を作り、ザイルを付けます。これよりスタカットですすみます。手がかりがなさそうな所にはシュリンゲで手がかりを作り進みます。こんなことはY子さん以外ではありえませんwww。可視範囲から外れないよう短めにピッチを切っていきます。Y子さんはいつものようにスイスイ登ってきます。せっかく作ったシュリンゲホールドなど無視してきます。核心だと思った岩稜帯も無事通過 短いが少しいやらしいナイフリッジも少し苦労してましたが無事通過。ヤレヤレと思ったら 其の上からが硬い雪面 所々凍っています。仕方なく ステップを刻みながら進みます。Y子さんもここだけは大分苦労してました。最後の雪稜も 辛うじてアイゼンの爪が刺さるアイスバーンを越え頂上到着です。なるほどこれが滑落が頻発している原因かと思いました。あのなだらかな中岳でも滑落でけが人が出たようです。
稜線はやはり風が強くY子さんはびっくりしてました。時間的に見ても何かあった場合の余裕のある時間ではありませんでしたので、宝剣岳は諦めることとしました。でも下降が心配です。この雪面の硬さと そこら中に走る大きな亀裂 あまり気持ちのいい物ではありません。極楽平までのアイスバーンでアイゼンのしっかりした置き方を練習しながら下ります。しっかり研いできたので、アイスバーンでも滑らないのを確認!!
しかし、下り始める斜面の上にも大きな亀裂!!いやな気持になります。下るしかないので 斜面に飛び込みます。当然ザイル装着です。上部斜面でピッケルをさしてみますがまともに刺さりません。ここでY子さんが滑落したら止められません。仕方なく私が先に降り、Y子さんのアイゼン下にピッケルを打ち込みすべっても止まるよう万全を期してゆっくり下ります。最初怖がっていたY子さんも段々アイゼン歩行が安定してきたのと雪面が柔らかくなってきたので 普通に下ることが出来ました。ただ亀裂が気持ち悪くできるだけ雪崩道を外すように尾根筋を下りますが、どうしても雪崩道を横切らなければいけなかったので気持ち悪かったです。実際はそんなに雪崩れる状況ではなかったと思いますが、あの大きな亀裂がそこら中に走っているの見ると いやですね。で無事帰還!!心配はいくつかありましたがなかなか楽しい登攀でした。Y子さんも怖かったけど楽しかったとのことで 還暦記念 初冬山及び初デートの地を巡る旅も完登ならずでしたが 笑顔で終われましたので よかったです。Y子さんの感想は相変わらず 南アのきれいな写真撮りそこなったとか、雪面が光ってきれいだったというものでしたwww。自分がどんなルート登ったかはまったく関心ありませんでしたので いつもどうりでしたwwww。
その後ロープウェイを待つ間 展望室でJAZZを聞きながらコーシィーを飲み ノンビリ まったり 幸せな時間を過ごしました。
尚 今回は先週の失敗の元、睡眠時間は6時間取れましたので快調に登ることが出来ました。これでT先輩にもお館様にもお小言頂かずに済みそうですwwww
写真を見てもほのぼのとした感じがいいですね〜〜
ル−トは決してホノボノではないのにネwww
よいご夫婦でなにより・・・
あははは!!夫婦も刺激がある方がいいのではと考える私といつも同じ感覚でいられるY子さん・・・。この感覚はハイキングであっても登攀であっても あまり変わらないのかもしれません。やっと最近そのことに気づいた鬼軍曹ですwww。ではわざわざ厳しい登攀でなくてもと思われるかもしれませんが、やっぱり鬼軍曹の血がそう割り切れません。私的に言わせていただければ それなら登攀でも・・・となります。Y子さんがついてこられないのなら 登攀はいたしません でもどこでもヒョコヒョコ付いてくるので じゃもっと上行っちゃおう となるわけです。難しい登攀でもほのぼのと感じられるのは Y子さんの醸し出す何かがあるんでしょう。 初デートは5月の宝剣岳 登山などしたこともないY子さんをザイルで確保しながら誰もいない頂上に立ちました。35年以上前の思い出です。また 来年も挑戦しようと思ってますwwww。お館様もお体にお気をつけあれ!! コメントありがとうございました。
いつもながらの神風登山で年を考えると宝剣まで行かなくて当たり前ですよ。でもお天気が良く周辺の山々も眺望出来て楽しい登攀だったようですね、羨ましい次第です。
私はしばらくおとなしくしています。またご一緒出来るようになったら
宜しく。
T先輩!!コメントありがとうございます。そうですね 神風登山ですよねwww。冬山初心者をバリルートに連れて行っちゃうんですからwww、Y子さんは赤岳の天狗尾根で見た通りの人です。だから連れて行けるんですが なんとなくT先輩なら解っていただけると思います。他の人達と行く場合は 私も普通の考え方ですので 悪しからず!!
それより早く復活してきてください。気持ち的に落ち込まないように 続けていないと気力も続かなくなりますから ハイキングだけでも行ってください。やはり継続は力なり ですから!!また 誘ってください
天気まずまず、ラブラブアルパイン良かったですね。 サギダルの稜線、さすが鬼軍曹(^^) 陽に焼けて凍ったのでしょか? 柔らかければ滑りに行きたいです(^^) それにしても極楽平 稜線の雪が全く少ないですね。 雪被って見えないほが危ないですが、それで割れてると見た目にコワイ。 また楽しいバリアルパインのご報告お待ちしてます。
H老新人様コメントありがとうございます。如何致しておりますか、久しく一緒に登っておりませんが・・・・。また、ボチボチ出てきてください。雪に関しては私よりはるかに詳しいHさんですからこれから雪山に行く際には御同行いただければ安心なんですが・・!!
最近は、私も両親の介護がグレードUPしてきてまして なかなかなんですが、なんとか頑張るつもりでおります。
お天気良くて景色素晴らしいですね!
デートというには厳しそうな場所ですが、さすがは鬼軍曹の見初めたY子様ですね。羨ましい限りのラブラブ登攀です。
やっと動き始めたようですね。金時山の報告読みましたよ!!よかったね。しばらくは無理せず様子を見ながら頑張ってみましょう!!ご希望の太刀岡山の岩場も今年の目標にしてレベルUPの努力もしましょう。
アップルさんに戻れる日までは がんばらなければね ビッグベン様!!
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