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Yamareco

記録ID: 1742118
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国剣山

はじめての剣山 1963年夏

1963年08月11日 ~ 1963年08月13日
 - 拍手
shumiyama その他5人
GPS
56:00
距離
17.8km
登り
1,828m
下り
1,619m

コースタイム

1日目
山行
0:00
休憩
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合計
0:00
7:23
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【コース】

穴吹 ==== 滝の宮 --- 川上--- コリトリ --- 富士の池 --- 一の森 --- 剣山 --- 見ノ越 --- 夫婦池 -- 剣橋 ==== 貞光
天候 晴れ 曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
穴吹駅 貞光駅
交通機関の接続が悪いため 穴吹駅始発のバスに乗るためには 前日 穴吹へ行っておかなくてはならなかった。前夜 穴吹駅近くの 吉野川の河原でキャンプ。蚊が多く 寝られなかった。
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交通機関の接続が悪いため 穴吹駅始発のバスに乗るためには 前日 穴吹へ行っておかなくてはならなかった。前夜 穴吹駅近くの 吉野川の河原でキャンプ。蚊が多く 寝られなかった。
翌朝 始発のバスに乗る。 穴吹川に沿って 走るバスの車窓から、途中の看板。今でも この病院の看板は見かけます。 バスは工事中のところで 何度か 停車する。
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翌朝 始発のバスに乗る。 穴吹川に沿って 走るバスの車窓から、途中の看板。今でも この病院の看板は見かけます。 バスは工事中のところで 何度か 停車する。
とうとう 工事中とかで 結局 終点までは行けず、 バスを 降りたところ。旧木屋平村 谷口 集落か? ここから歩く。 山奥であり、道路の舗装はないが、 民家の家々も 何となく、活気を感じられた。当時 山村が 林業を主に 全体にわたって 活気を持っていた。 後日 調査したところ 美馬市木屋平 の「滝の宮」バス停と判明した。
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とうとう 工事中とかで 結局 終点までは行けず、 バスを 降りたところ。旧木屋平村 谷口 集落か? ここから歩く。 山奥であり、道路の舗装はないが、 民家の家々も 何となく、活気を感じられた。当時 山村が 林業を主に 全体にわたって 活気を持っていた。 後日 調査したところ 美馬市木屋平 の「滝の宮」バス停と判明した。
延々と 長い林道を歩いて やっと着いたら 、後発のバスが ゆっくり登ってきた。川上付近か?
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延々と 長い林道を歩いて やっと着いたら 、後発のバスが ゆっくり登ってきた。川上付近か?
コリトリ橋 ここから登る。朱色をした橋だった。
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コリトリ橋 ここから登る。朱色をした橋だった。
平家の馬場から剣山山頂を見る。
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平家の馬場から剣山山頂を見る。
剣山山頂の測候所。 測候所の方と 玄関で顔を合わせ 挨拶したのを いまでも覚えています。
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剣山山頂の測候所。 測候所の方と 玄関で顔を合わせ 挨拶したのを いまでも覚えています。

感想

【日時】1963 夏 剣山(1955) 8月11〜13日

【コース】

穴吹 ==== 滝の宮 --- 川上--- コリトリ --- 富士の池 --- 一の森 --- 剣山 --- 見ノ越 --- 夫婦池 -- 剣橋 ==== 貞光

【詳細】

はじめての 剣山登山は 昭和38年(1963年)夏。

交通機関の接続が悪いので 穴吹駅始発のバスに乗るためには 前日から 穴吹へ行っておかなくてはならず、前夜 穴吹駅近くの 吉野川の河原でキャンプした。

夜半、蚊がとても多く 寝られなかった。

翌朝 朝一番の始発のバスに乗り バスは穴吹川に沿って 走るが、工事中のところで 何度か 臨時停車しながら走る。

しかし とうとう 工事中とかで 結局 終点までいけず、バスは途中でストップ。

みな 降車して、ここから歩くことになった。

その後 調べたところ 降車した場所は 旧木屋平村 谷口 集落 美馬市木屋平 の「滝の宮」バス停と判明。

http://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/b144b0a91c8f5c7bdacc3e0d7ce6c14c

山奥であり、当時は 道路の舗装もされてないが、山の民家の家々も 何となく、活気を感じられた。

当時 山村全体が 林業を主に 活気を持っていたのである。

「滝の宮」バス停出発後 延々と 長い林道を歩いて やっと 川上付近に着いたら、後発のバスが ゆっくり登ってきた。

これなら 穴吹を ゆっくり でても 一緒だったのかもしれなかった。

朱色をした コリトリ橋から 山道を登る。

長い 登りのすえ この日は 山頂 平家の馬場付近で幕営。

笹一面で 気持ちの良い 平らな場所だった。

夜半 風が強かった。

当時の剣山山頂の測候所は有人観測が行われていて、翌朝 測候所の方と 測候所 玄関で 顔を合わせ 挨拶したのを いまでも はっきり覚えている。

この日は 見ノ越へ下り 宿泊。翌日 夫婦池経由で 貞光側へ下山し 剣橋まで歩いた。

途中 自衛隊の車列が 山中で駐車していたのを見かけたが、当時は 山中の道路建設に自衛隊が活躍していた。

貞光まで バスに乗り、貞光駅から国鉄に乗る。

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当時と いま現在との 山の 変わりようで つくづく思うこと。

1 交通機関の発達

昔は 林道など ないので 山里のバス終点から歩いていって 登山口をへて 山道を辿っていた。

下山時も バス終点 までの長い アプローチ道のりがあり 登山の前後のアプローチをふくめて 歩く距離は 今より はるかに長く 長時間を費やし登った ものだった。

だから宿泊回数もふえ、当時 剣山登山で 2泊位は 当たり前。
歩く距離も 時間も 昔の方が 長く よくあるいたものだった。

ところが いまでは 山奥の山村でも 道は改良され 道路は舗装されて走りやすくなった。

昔は 何日もかけて登る山だったのが、いまでは 登山のアプローチに自家用車を使えば わずかな時間で 標高の高い登山口まで 行くことができ、都会から 軽く 日帰り登山をすることができるようになった。

始発バスに乗るために わざわざ 前日に バス始発駅周辺で 泊まることなど 必要もない。

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2 より大きな達成感は

衣類も 装備も 低性能で 貧弱な割に、重く かさばった。

この重荷に耐えて 長時間 長距離を歩いた。

昔の山にかける 苦労の 度合いは いまより はるかに大きかった。

が その分 山頂に到達したときの 達成感は 昔のほうが 今より はるかに大きかったと思う。

山歩きとは いかに 苦労して登るか。

より大きい達成感を獲ようとするなら、いかに より苦労して 登るかだ。

より大きい達成感をえようとして 夏より 積雪期。一般道より バリエーションルート。より困難な 沢 岩などのルートを求めている。

結論 そう考えれば 昔の人の方が より簡単に 単純に 登山の達成感を 存分に味わえられたのかもしれない。

昔の人の方が良く歩いた。
http://shumiyama.web.fc2.com/yomoyama/mukasinohito.html


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3 山村

交通機関が不便だったころの方が 山村自体は 活気がみなぎっていた。

主力の林業 が 大盛況で、人口も多く 山村が自立できていた。

今 道路が良くなり 若い人は 村外へ流出し、山村人口は激減した。

今 山里では 廃屋や お墓が 目だってふえて 山村は寂れてしまった。
 
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3 登山者

当時の登山者は 圧倒的に 若い人が多かった。

私も 当時は 幼い年齢。

いま 山で出会うのは 年齢がぐっと 上がっている方 ばかり。

山歩きは 中高年主体になってしまい、つくづく時代の移り変わりを感じる。

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【趣深山WEB】

http://shumiyama.web.fc2.com/yomoyama/1963turugi.html


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訪問者数:624人

コメント

感動しました。
僕が生まれる一年前の剣山の様子が見えて、とても感動しています。
昔の雰囲気のわかる貴重な写真だと思います。この頃は本当に苦労して登られていたんですね。
小学校の遠足で剣山に行き、測候所の中を見学させてもらったことを薄っすら覚えています。
興味深く拝見させて頂きました。ありがとうございます。
2019/3/1 6:56
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