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記録ID: 174602
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山滑走
東海

野伏ヶ岳

2012年03月11日(日) [日帰り]
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tomcat その他2人
GPS
08:30
距離
12.6km
登り
1,082m
下り
1,098m

コースタイム

07:50白山中居神社P出発
09:45山田牧場跡入口
10:20ダイレクト尾根への急登取付(小休止)10:40
11:15ダイレクト尾根へ乗る
13:15ダイレクト尾根上部(スキーデポ地)
13:40野伏ヶ岳
14:10スキーデポ地よりルンゼへ滑走
14:50湿地帯
15:50林道入口
16:30白山中居神社P
天候 12時過ぎまで晴天
13時を超えて曇り15時以降はガス、小雪と風
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
※路面状況

11日朝
 白山中居神社まではほぼ積雪無し。

11日18時以降
 同日15時以降から降り積もった雪により路面の積雪量は一気に増えています。
 桧峠の付近では約1時間程度車を放置して車上に3センチは積もっていました。
 早朝の凍結にはくれぐれもご注意を。

※温泉
 満天の湯が最寄の温泉です。800円。食堂もあり。
 
 
出発時の渡渉部分
出発時の渡渉部分
大日岳方面をバックに
1
大日岳方面をバックに
ドカンと迫る野伏ヶ岳
3
ドカンと迫る野伏ヶ岳
ダイレクト尾根より和田山牧場跡を見下ろす
ダイレクト尾根より和田山牧場跡を見下ろす
野伏ピーク付近よりデポしたスキー板が仲良く並んでいる
野伏ピーク付近よりデポしたスキー板が仲良く並んでいる
下山時の渡渉部分(出発時と比較してみてください)
下山時の渡渉部分(出発時と比較してみてください)

感想

前夜発で白鳥道の駅でテント泊。
奥美濃山スキーのメッカとされる野伏ヶ岳に初チャレンジしてきました。

気象庁の予報では午前中晴天、昼から雪または雨という予報。
同行者のYさん曰く「教科書的にいう疑似好天」だそう。

石徹白(いとしろ)の集落の奥に白山中居(ちゅうきょ)神社が鎮座し、
そのすぐ奥に登山者用のパーキングが設けられている。
駐車地は狭い場所も含めると2〜3か所。
朝7時過ぎなのにもう登山者の車で大方埋まっている。

石徹白川に架かる橋を越えると、そこは白銀の世界。
右手に作業小屋を眺めながらさらにもう一つの橋を越える手前で板にシールを貼る。
見上げる天候は青。最高だ。

和田山牧場跡という台地を想像しながら林道をシール歩行。
スノーシューと同じ感覚で移動していたが、Yさん曰く疲れがあとに残りやすいので
踵を上げてつま先で前に滑らすような感覚で前に脚を進めるとよいとのこと。

2月の伊吹山でのビーコントレの時も山スキーで臨んだが、
あのときに指摘された言葉を思い出しながら踵歩行を心がける。

慣れてくると、なんとなくジムでベルトコンベアの上を進んでいるような感覚になる。
で、周りの風景は次々と前に進んでいく感じ。
林道もあまりにも蛇行しているポイントは直登してショートカットする。
単調ではあるけれども膝にはほとんど負担が来ない感じでアップ300m程度で
和田山牧場跡には余裕をもって到着できた。

牧場跡の台地に乗ると野伏ヶ岳の大展望がドカンと見えてくる。
ダイレクト尾根、北東尾根、その尾根の中間に中央ルンゼが見えてくる。
三角錐の見事な山。

さて、どこまで天候がもつのか。
雲一つない青空のもと、どこまでも続きそうな白面の大地をシールで歩いていく。

ところどころにテント泊のお客もいる。気持ちよいだろうな。
M、Tさんも同行予定だったが、今日の不安定な天候を前に断念された。

ダイレクト尾根に取りつくにはぐるっと左周りで旋回して取りつく必要があるが、
ショートカットして尾根への急登を選ぶ。
これが気温が上がって雪が緩んでいたこともあって、なかなかの強者でした。

ダイレクト尾根に乗って野伏の頂上直下まで来るころには天候も晴れから曇り、そして風交じりの小雪に。気象庁の天候通りだ。

スキー板をデポしてアイゼンを付けて山頂を目指す。
さっきまで快晴だったのに何もみえずに、デポ地まで下りてくる。

ここから北東尾根を滑降する予定だったけれども、気温がまた下がってきて雪の締りがよさそうなので中央ルンゼから降りることになった。

これがなかなかの斜度。先行のボーダーはアッという間に和田山牧場跡まで下りて行ったけれども、山スキー初心者の我々3人はビクビクしながらもターンを決めては新雪に雪をとられて扱けたりしながら牧場跡へ向かって滑って行った。

帰りは雪の大平原でホワイトアウトに遭い、いつものGPSが大活躍。

林道入口の石碑から忠実にスキーで滑降し、新雪が積もる中で登山口ギリギリの橋の手前まで板を脱ぐことなく滑って帰ることが出来た。

普段の冬山なら1670mそこらの標高でくじけることはないのだけれど、
スキー板で1000m以上アップするのはなかなか骨の折れる作業。
昨年の能郷白山といい、やはり奥美濃は味わい深い山が多いと実感。
まだまだスキー初心者の私にとっては課題の残るボリュームの大きい山でした。

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