白山(白峰-御前峰-湯の谷-白山釈迦岳-東高山)
- GPS
- 13:13
- 距離
- 46.5km
- 登り
- 2,674m
- 下り
- 2,666m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白峰林道の除雪は市ノ瀬を過ぎた六萬橋まで。 |
写真
感想
前日に軍団土曜部隊は白峰から入って別山-御前峰の周回をやった。日曜部隊も白山に出陣する。メンバーは父、土曜日から連チャンのパク、それと12月白山に一緒にいったぶりの久しぶりカリスマ氏と僕。コースは白峰から入って御前峰-湯の谷-白山釈迦岳-東高山を経由する周回ルート。このメンバー誰も白山釈迦岳から東高山までの尾根を歩いたことがない。さあスタート。
0時前に皆集合。準備が整ったら一斉にチャリで出発。除雪された舗装路を延々漕いでいく。もうチャリの季節か。早い...。そういえば今年の冬はタイミングが合わず、ゲートからラッセルして白山に行くことはなかった。下山は東高山から降りてくるので白峰林道・764橋手前にチャリをデポした。
ここからは板を背負って市ノ瀬過ぎの六萬橋までブーツで歩く。効率よくショートカットして別当出合まで2時間半で到着。一本橋はドライで全く恐怖感はない。前日が快晴で雪はサンクラストしているので出鼻からクトーをつけていく。石畳は硬く急でやや手こずった。雪が切れていて一部ツボにしたり、先にも後にもここが今回の核心だったか。小雪シーズンとはいえ、一切薮に邪魔されることなく標高をあげる。サクサク快適。甚之助小屋はこの時期屋根の一部がポツンと見えている程度だが、なんと二階以下の積雪で。中で休憩をすることができた。
エコーラインは根性で直登。尾根状で明るくなる。ガスガスだったが、ご来光とともにみるみるガスが晴れていく。シュカブラの弥陀ケ原が美しい。来てよかった。室堂から山頂まで数日前の新雪のおかげでクトーすらいらず8時間でさっくと登頂することができた。残雪期ならこれくらいでしょうよ。奥宮で念入りに願掛けしておく。まだ先は長い。怪我せず、無事下山できますように...。
山頂から池巡り分岐まで先週同様、北斜面を巻いていく。前にみたいに氷化していないだろう、楽勝だなと思いきや、丁度凍った斜面でエッジが外れ、ウィペットをすかさず差し込んだが止まらない。ヤバイ滑落する、覚悟した瞬間、運よくプチ吹き溜まりで止まり肝を冷やした。お祈りしておいてよかった。大汝をトラバースして湯の谷はできるだけ源頭から滑った。上部はパウダーが残っていて爽快なスキーであった。
白山釈迦岳まで150m登り返す。湯の谷乗越を経由してアップダウンの尾根をこなす。一回スキーモードにして降りの足になった後の登り返しは一段と辛い。いよいよ未知のゾーン。東高山の尾根へ。広い尾根と疎林でスキー向きでした。白山から別山全域を見渡せ、展望が素晴らしかった。鞍部まできたらまたシールを貼り登りかえす、数えたら東高山まで大小8つのポコがあった。
東高山からは・954のポコを目標に降りていく。ドンピシャで林道終点に当たりました。父の勘?経験?さすが。林道を快適に降りこれまたドンピシャでチャリデポに到着。最後のチャリバトルは熱かった。自分は蚊帳の外だったが、カリスマ氏とパクのデッドヒート。最後はカリスマ氏が勝った。みなさまありがとうございました。
白峰ー砂防新道ー御前峰ー湯ノ谷ー釈迦岳ー東高山ー白峰と言う周回コースは一度行ってみたいと長年あたためていたコースである。
白山釈迦岳から丸岡谷、宮谷、釈迦新道などのコースは取れるが一度尾根伝いに東高山経由で滑りたかった。地図からしてきっと素晴らしい展望が楽しめるダイナミックなコースだろう。問題は東高山より下で雪があるかどうか、挑戦時期は難しい。
行くなら市ノ瀬まで除雪が進んだ直後が良いだろうと考えていた、読みは的中して雪切れの殆ど無いスキー快適コースだった。
前半の湯ノ谷の豪快な滑り後半の釈迦岳より下の変化に富んだ尾根の滑り一粒で二度美味しとはこの事でまた訪れたいという感を強くした。
白山は奥深い山である。まだまだ開拓の余地はありそうである。
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