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ハイキング
栗駒・早池峰

八方山

2009年04月19日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.1km
登り
537m
下り
519m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2009年4月19日、八方山に行ってきました。

今回の八方山登山は、長根崎コースのピストンとしました。
で、この長根崎コースの登山口ですが、里山のご多分に漏れず知らないと見つけるのに少々苦労するかも知れません。

盛岡側からですと県道37号を南下、「高村山荘」の案内板などがありますのでそれを過ぎてから右に曲がります。この特徴がない交差点がくせ者(- -;

もう一つのヒントは、交差点の直前の進行方向右側に看板があることです。
この分かりにくい交差点を無事に見つけることが出来たら、しばらく道なりに進み交差点を左へ曲がります。
なお、「東北自然道」の標柱が立っていますので、そちらもヒントにして下さい。

養豚場があったらビンゴ!
豚舎脇の未舗装路を少し入っていくと八方山登山口があり駐車場があります。うまく停めれば10台くらいは駐車出来るスペースがありますが今回は私達が帰ってきた時には満車になっていました。花のシーズンは訪れる人も多そうなので、早めのお出かけをお勧めいたします。

9時30分、登山口を出発。
登山口には「熊、ヤマヒル出没中」という看板がありました。熊は県内全域に生息していて馴染みもあるのですが、ヤマヒルは…。これのせいで八方山は私の中では正体不明の怪物が徘徊する『魔窟』のようなイメージになってしまっています(^^;

最初は幅広の林道を歩いていきます。
轍がありますので、作業車などが入っているものと思われます。

道は次第に狭くなり山道らしくなっていきます。
ただ、傾斜はあくまでも緩く、そしてアップダウンを繰り返していきますので高度はなかなかあがらず登山と言うよりはハイキングの感覚で歩いていきます。

しばらく歩いていくと道の両脇にカタクリの花が姿を見せ始めました。
春だね〜などと言いながらさらに歩いていくと、だんだんと花の密度が濃くなり、このように、道の両脇にカタクリの群落が広がっている場所もありました。

…う〜ん、山の花って、よほど密生していないと写真にとっても伝わらないんですよね〜。自分の目で見た時は確かに感動したのですが、写真にとって帰ってきても他の木々や草なんかに埋もれてしまって…。カメラの性能や写真の腕前なんかも関係してくるのでしょうが。

登山道は次第に雑木からブナ林へ。
明るい林の中をウネウネと続いていきます。

今度はショウジョウバカマやイワウチワの群落がありました♪
私は、正直花の名前はさっぱり覚えられないのですがツートンが少しずつ花の名前を覚えてきていて「アレはショウジョウバカマ、あれはキクザキイチリンソウ」と的確に教えてくれるのにびっくりしました。やはり男性よりも、女性の花に対する思い入れは強いんですかね〜。

とはいえ、キクザキイチゲとか微妙に間違った事を言ったりしていたのはここだけの秘密です(笑

登山道は中間地点にさしかかりました。しかし、まだ高度はほとんど稼いでおらず、登山口付近からの標高差はわずかに100m。残りの行程で350mを一気に稼がないといけないので、最後はけっこうな急坂が予想されます。

登山口から3夘婉瓩魘に、だんだんと登山道らしくなってきました。このあたりから時々残雪が現れるようになります。尻平川コースとの分岐点の少し手前、針葉樹林帯があるのですが、ここが少々道が不明瞭になっています。赤テープを頼りに慎重に進みます。

尻平川コースとの分岐点までやってきました。ここまでは、ゆるゆる〜っと登ってきたので体力的にはまだまだ余裕ですが見上げると急斜面…。ここまで我慢して我慢して高度を上げなかった分、一気に高度を稼ごう!という道の意図が見て取れます。なんかこう、昨今の物価を見ているような気分に…(^^;

ここからは歩き方も登山モードに切り替えて、一歩一歩確実に登っていくことにします。急坂とはいえ、道は雷光形に切られて勾配を緩和する工夫がされており、この前の砥森山のような直登に継ぐ直登…みたいにならなかったのは幸いでした。
相変わらずツートンには先に行かれてしまいますが、ひーこら言いながらも何とかついていく事ができました。

ブナ林が途切れ視界が開けるとそこが山頂です。
まだ残雪の残る山頂には屋根付きの祠があります。

ブナにぐるりと周囲を囲まれた山頂ですので、眺望は東側の一部分しかありません。
花巻・北上方面の平野部が一望出来ます。そういえば、あと少しで田植えの季節ですね〜。ついこの間まで雪の心配をしていたというのに…。

山頂には他の登山者もいて、それぞれに情報交換なんかをしていました。久しぶりに自分達以外の人がいる…(笑
誰もいない静かな山行を好む人も多いですが、私の場合あまりにも人がいないと寂しい口なんで、これくらい人がいた方がいいですね。登山道が渋滞…なんてのは願い下げですけれども。

下山は同じコースを辿りました。この前の砥森山で鍛えられたのか足取りも軽く1時間で下山完了!
標準コースタイムが90分なので、かなり早く下りてくることができました。んん、今年は下り最速も夢じゃないかも?

行く前は『魔窟』のイメージだった八方山。帰ってきたら、そのイメージは一転『花の楽園』に変わりました♪
天気も良かったし、とても気持ちの良い楽しい山行でした〜。

でも、ヤマヒルは嫌だなぁ、誰か駆除してくれないかな(笑

あ、そうそう。
八方山には熊やヤマヒルの他にも怖いモンスターが潜んでいますので要注意ですよ!

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