記録ID: 175765
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳、横岳西壁「石尊稜」
2012年03月17日(土) ~
2012年03月18日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
長野県の八ヶ岳の縦走(阿弥陀岳(北陵)〜赤岳〜横岳〜硫黄岳)の予定を変更し
横岳、西壁「石尊陵」(せきそん)を登ってきました
★3月17日(土)
2100伊勢シティホテル(平安の間)発〜久居IC〜伊勢道〜2215亀山PA(1人乗車)〜
伊勢湾岸道〜東海環状〜中央道〜諏訪南IC〜
(アクシデント)
赤岳山荘への経路上のゆるやかな登り坂で道路が凍結しており
ブレーキを踏んでも後退し続ける・・・20mほどで停車(焦)
高価なバイアスチェーンがデビューし登り坂を越える
2600(0200)赤岳山荘、駐車場
2630(0230)消灯
★3月18日(日)
0540起床
(アクシデント)
KTCリーダーの体調不良のため八ヶ岳縦走を延期
協議の結果、横岳、西壁「石尊陵」を3名で登ることになった
(KTCリーダーは、車両で1人お留守番(泣)
0700出発〜美濃戸山荘〜北沢〜
しかし、今日は暖かい・・・体感的に5度?ぐらいか・・・
服を脱ぎ脱ぎ・・・上衣はインナーの1枚だけで充分
0845赤岳鉱泉、着
本日は、アイスキャンディーで草コンペ「第2回みーちゃんカップ」を
するらしく多くのアイスクライマーで賑わっている・・・
楽しそう〜〜♪(一度くらいは参加してみたいなあ)
http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51049798.html
0900赤岳鉱泉、発
8分ほど歩くと、小さな橋のあるルンゼから、一般道をそれて左へ入る
0910ラッキーなことに、本日も先行パーティーがいるようだ
0920踏み跡に従い進み、二俣を右に進む(ちなみに左は、小同心ルンゼ)
0930次の二俣の左が三叉峰ルンゼ、右が日ノ岳ルンゼこれを右に進む
この二つのルンゼの間にあるのが「石尊陵」(せきそん)であり、日ノ岳側から取り付き部へ上がる
急登なので注意しましょう
1000取付き部、到着
先行パーティー(3名が登攀中)であり、潅木のある場所で登攀準備
アイゼン、ハーネス装着し、強風になっても対応できる服装へ移行
(今は暖かいが、きっと稜線付近や登攀し午後にもなれば風が出るだろう・・・)
【1P目】下部の岩陵帯1040〜1145
ジャンケンの結果36号がリード(幸)
のっけからの岩陵でアイゼンもピッケルもイマイチな感じで緊張登攀
アイゼンのフロントポイントにこれほど意識を集中したのは、過去なかなか無い(焦)
少し登ると草付きによくピッケルが決まる〜♪(楽)
10m間隔で2箇所、ハンガーボルトが整備されており、安全登攀
上部は潅木で2箇所、中間支点をとり1P目終了
1110、太い木に支点をセットし、セカンドクライマーのOGW君、サードクライマーの473号をフォロー
1145、3名登攀完了
【2P目】中間部の雪陵1145〜1245
潅木帯の急登な200mから、雪陵の急登200mを473号を先頭にOGW君、36号の順で、コンテ(初)で進む
なかなか息が上がるものだ・・・しかし景色はなかなか良いので癒される・・・が
よそ見して登っていると踏み外して危険である(焦)
【3P目】上部の岩陵1300〜1340
上部の岩陵帯の基部に到着
ガスって上部の確認ができない中、473号がリードで行く・・・
5m登ると姿が見えなくなりあとは、ザイルの動きで473号の行動を想像する・・・
・・・ザイルの動きからすると・・・出だしだけ緊張し、あとは普通の登攀と判断(約40m)
やがて風も強まり、リードのコールも聞こえないが、ザイルの動きで「ビレイ解除」と
判断できたのでビレイ解除
(ザイルの動きでパートナーの行動を理解できるのが嬉しい♪)
やがてザイルにテンションがかかりOGW君のハーネスに力が入る
セカンドは36号が行くことにし、ザイルにプルージックをセット、登攀開始
5mほど登り、サードのOGW君に登攀開始の指示を出した
中間支点を回収しながらグングン登攀
フォローの473号が見えた
強風の中、頑張ってザイルをたぐってくれてた
36号のプルージックを見て
「あ〜〜〜賢いっ」(でしょ(笑)
「ぢゃ上、見てくるわ」と言い473号をとおり超え、更に上部へ移動
(強風で先行パーティーのトレースが・・・)
1320・・・しかし、どこも強風だ
風をしのげる場所は、どこにもなあい(OGW君、ゴメンね(泣)
みんなを待つ間にゴーグルにバラクラバを(風で飛ばされないように)装備
そしてOGW君も到着するも、うなだれている(笑)
緊張の連続でまいっているようだ(爆)
稜線を目指し、最後の踏ん張りで一歩一歩ゆっくり確実に登る
1340登攀終了
やっと「平らな場所」にたどり着いて安堵のOGW君(笑)
強風の中、記念撮影や軽食、ザイル収納などなど移動準備
1400地蔵尾根へ出発
途中「硫黄岳に行って降ります」という男女2名とすれ違う(驚)
大丈夫かね〜〜・・・
1430地蔵尾根、分岐
赤岳展望荘がすぐそこに見えたが厳冬期営業も終えて休業中
そそくさと地蔵尾根を下降
・・・10分ほどで、風がパタリとおさまり小休止
装備変更をする
アイゼン、ハーネス脱、ゴーグル、バラクラバ脱
行動食をやっつけ、水分補給をし再度、出発
途中にあった、長い長〜〜い尻セードが超〜〜〜〜楽しかった♪
1505行者小屋、着
さっきの暴風が嘘のように静かだ
テントがいくつか張ってある・・・このスタイルもありだよなあ
1510行者小屋、発
南沢を下山
途中の樹林帯の中で「阿弥陀岳、北西陵?」への取り付き部への標示らしき
場所があり次回の参考としよう
さらに歩く・・・昨年、登攀した思い出深い「摩利支天沢大滝」の分岐を
再確認でき、めっちゃ懐かしい
新しいトレースがあり、誰かが登攀しているのだろう・・・
そして・・・南沢大滝への分岐を過ぎ・・・
・・・水量の少ない沢に入り・・・
ゆるく氷結した道をさらに歩く・・・滑る・・・
(アクシデント)
でもって、36号大転倒
手を着いたときに右手の親指を負傷(あ〜〜また怪我かよ〜〜)
『遭難は下山で起こる』だね(今年は後厄だっけか)
1630赤岳山荘、駐車場、着
すると体調不良で留守番していたKTCリーダーが出迎えてくれた
(顔色も少し良くなっているようだが(幸)鼻声は相変わらずか・・・)
しかしながら、たいへんなお留守番だったようだ・・・
(アクシデント)
カップ麺を食べるため湯を沸し、その時に誤ってシュラフを焼いてしまい・・・
今回の彼は踏んだり蹴ったりの八ヶ岳なのだそうで(泣)
そんな爆笑の最中に、雨が降り始めた(驚)
車内で作戦会議・・・
協議の結果、明日の「阿弥陀岳、北西陵」は延期
帰路につくことにした
1730もみの木荘にて入浴(17時以降は¥300)
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/
1830諏訪南IC〜復路は往路の逆順〜2400帰宅
明日は、ホームの椿岩でフリークライミングで体を動かす事とする
★主要装備
ピッケル(アイスバイル不要)
アイゼン縦爪(36号)、アイゼン横爪(473号、OGW君)
Wザイル60m(シングル、ダブルどちらもOK、50mでもOK)
ヘルメット、グローブ(予備グローブ)、ゴーグル、バラクラバ
★参考資料
http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=900908
★473号のブログ
http://jg73473.at.webry.info/201203/article_2.html
★感想
やっぱ初級のルートだなあ(ちっと物足りない)と感じたけど
高度感もあり、良好なルート
天気がよければ、もっと快適だったことでしょう
横岳、西壁「石尊陵」(せきそん)を登ってきました
★3月17日(土)
2100伊勢シティホテル(平安の間)発〜久居IC〜伊勢道〜2215亀山PA(1人乗車)〜
伊勢湾岸道〜東海環状〜中央道〜諏訪南IC〜
(アクシデント)
赤岳山荘への経路上のゆるやかな登り坂で道路が凍結しており
ブレーキを踏んでも後退し続ける・・・20mほどで停車(焦)
高価なバイアスチェーンがデビューし登り坂を越える
2600(0200)赤岳山荘、駐車場
2630(0230)消灯
★3月18日(日)
0540起床
(アクシデント)
KTCリーダーの体調不良のため八ヶ岳縦走を延期
協議の結果、横岳、西壁「石尊陵」を3名で登ることになった
(KTCリーダーは、車両で1人お留守番(泣)
0700出発〜美濃戸山荘〜北沢〜
しかし、今日は暖かい・・・体感的に5度?ぐらいか・・・
服を脱ぎ脱ぎ・・・上衣はインナーの1枚だけで充分
0845赤岳鉱泉、着
本日は、アイスキャンディーで草コンペ「第2回みーちゃんカップ」を
するらしく多くのアイスクライマーで賑わっている・・・
楽しそう〜〜♪(一度くらいは参加してみたいなあ)
http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51049798.html
0900赤岳鉱泉、発
8分ほど歩くと、小さな橋のあるルンゼから、一般道をそれて左へ入る
0910ラッキーなことに、本日も先行パーティーがいるようだ
0920踏み跡に従い進み、二俣を右に進む(ちなみに左は、小同心ルンゼ)
0930次の二俣の左が三叉峰ルンゼ、右が日ノ岳ルンゼこれを右に進む
この二つのルンゼの間にあるのが「石尊陵」(せきそん)であり、日ノ岳側から取り付き部へ上がる
急登なので注意しましょう
1000取付き部、到着
先行パーティー(3名が登攀中)であり、潅木のある場所で登攀準備
アイゼン、ハーネス装着し、強風になっても対応できる服装へ移行
(今は暖かいが、きっと稜線付近や登攀し午後にもなれば風が出るだろう・・・)
【1P目】下部の岩陵帯1040〜1145
ジャンケンの結果36号がリード(幸)
のっけからの岩陵でアイゼンもピッケルもイマイチな感じで緊張登攀
アイゼンのフロントポイントにこれほど意識を集中したのは、過去なかなか無い(焦)
少し登ると草付きによくピッケルが決まる〜♪(楽)
10m間隔で2箇所、ハンガーボルトが整備されており、安全登攀
上部は潅木で2箇所、中間支点をとり1P目終了
1110、太い木に支点をセットし、セカンドクライマーのOGW君、サードクライマーの473号をフォロー
1145、3名登攀完了
【2P目】中間部の雪陵1145〜1245
潅木帯の急登な200mから、雪陵の急登200mを473号を先頭にOGW君、36号の順で、コンテ(初)で進む
なかなか息が上がるものだ・・・しかし景色はなかなか良いので癒される・・・が
よそ見して登っていると踏み外して危険である(焦)
【3P目】上部の岩陵1300〜1340
上部の岩陵帯の基部に到着
ガスって上部の確認ができない中、473号がリードで行く・・・
5m登ると姿が見えなくなりあとは、ザイルの動きで473号の行動を想像する・・・
・・・ザイルの動きからすると・・・出だしだけ緊張し、あとは普通の登攀と判断(約40m)
やがて風も強まり、リードのコールも聞こえないが、ザイルの動きで「ビレイ解除」と
判断できたのでビレイ解除
(ザイルの動きでパートナーの行動を理解できるのが嬉しい♪)
やがてザイルにテンションがかかりOGW君のハーネスに力が入る
セカンドは36号が行くことにし、ザイルにプルージックをセット、登攀開始
5mほど登り、サードのOGW君に登攀開始の指示を出した
中間支点を回収しながらグングン登攀
フォローの473号が見えた
強風の中、頑張ってザイルをたぐってくれてた
36号のプルージックを見て
「あ〜〜〜賢いっ」(でしょ(笑)
「ぢゃ上、見てくるわ」と言い473号をとおり超え、更に上部へ移動
(強風で先行パーティーのトレースが・・・)
1320・・・しかし、どこも強風だ
風をしのげる場所は、どこにもなあい(OGW君、ゴメンね(泣)
みんなを待つ間にゴーグルにバラクラバを(風で飛ばされないように)装備
そしてOGW君も到着するも、うなだれている(笑)
緊張の連続でまいっているようだ(爆)
稜線を目指し、最後の踏ん張りで一歩一歩ゆっくり確実に登る
1340登攀終了
やっと「平らな場所」にたどり着いて安堵のOGW君(笑)
強風の中、記念撮影や軽食、ザイル収納などなど移動準備
1400地蔵尾根へ出発
途中「硫黄岳に行って降ります」という男女2名とすれ違う(驚)
大丈夫かね〜〜・・・
1430地蔵尾根、分岐
赤岳展望荘がすぐそこに見えたが厳冬期営業も終えて休業中
そそくさと地蔵尾根を下降
・・・10分ほどで、風がパタリとおさまり小休止
装備変更をする
アイゼン、ハーネス脱、ゴーグル、バラクラバ脱
行動食をやっつけ、水分補給をし再度、出発
途中にあった、長い長〜〜い尻セードが超〜〜〜〜楽しかった♪
1505行者小屋、着
さっきの暴風が嘘のように静かだ
テントがいくつか張ってある・・・このスタイルもありだよなあ
1510行者小屋、発
南沢を下山
途中の樹林帯の中で「阿弥陀岳、北西陵?」への取り付き部への標示らしき
場所があり次回の参考としよう
さらに歩く・・・昨年、登攀した思い出深い「摩利支天沢大滝」の分岐を
再確認でき、めっちゃ懐かしい
新しいトレースがあり、誰かが登攀しているのだろう・・・
そして・・・南沢大滝への分岐を過ぎ・・・
・・・水量の少ない沢に入り・・・
ゆるく氷結した道をさらに歩く・・・滑る・・・
(アクシデント)
でもって、36号大転倒
手を着いたときに右手の親指を負傷(あ〜〜また怪我かよ〜〜)
『遭難は下山で起こる』だね(今年は後厄だっけか)
1630赤岳山荘、駐車場、着
すると体調不良で留守番していたKTCリーダーが出迎えてくれた
(顔色も少し良くなっているようだが(幸)鼻声は相変わらずか・・・)
しかしながら、たいへんなお留守番だったようだ・・・
(アクシデント)
カップ麺を食べるため湯を沸し、その時に誤ってシュラフを焼いてしまい・・・
今回の彼は踏んだり蹴ったりの八ヶ岳なのだそうで(泣)
そんな爆笑の最中に、雨が降り始めた(驚)
車内で作戦会議・・・
協議の結果、明日の「阿弥陀岳、北西陵」は延期
帰路につくことにした
1730もみの木荘にて入浴(17時以降は¥300)
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/
1830諏訪南IC〜復路は往路の逆順〜2400帰宅
明日は、ホームの椿岩でフリークライミングで体を動かす事とする
★主要装備
ピッケル(アイスバイル不要)
アイゼン縦爪(36号)、アイゼン横爪(473号、OGW君)
Wザイル60m(シングル、ダブルどちらもOK、50mでもOK)
ヘルメット、グローブ(予備グローブ)、ゴーグル、バラクラバ
★参考資料
http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=900908
★473号のブログ
http://jg73473.at.webry.info/201203/article_2.html
★感想
やっぱ初級のルートだなあ(ちっと物足りない)と感じたけど
高度感もあり、良好なルート
天気がよければ、もっと快適だったことでしょう
天候 | 曇、暖かい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
感想
明日は、ホームの椿岩でフリークライミングで体を動かす事とする
★主要装備
ピッケル(アイスバイル不要)
アイゼン縦爪(36号)、アイゼン横爪(473号、OGW君)
Wザイル60m(シングル、ダブルどちらもOK、50mでもOK)
ヘルメット、グローブ(予備グローブ)、ゴーグル、バラクラバ
★参考資料
http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=900908
★473号のブログ
http://jg73473.at.webry.info/201203/article_2.html
★感想
やっぱ初級のルートだなあ(ちっと物足りない)と感じたけど
高度感もあり、良好なルート
天気がよければ、もっと快適だったことでしょう
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利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
私のお恥ずかしい限りのレコにコメントをいただきありがとうございます。
436様もあの日登られていたのですね!しかもとんでもない(?)ところから・・・
レコ拝見させていただきました。やっぱり八ヶ岳クラスの山は、本格装備で登らなければいけないことがよくわかり、自分の甘さを猛省しているところです。
あの日以来、冬山に登られるすべての方を師匠と呼ばせていただき、少しでもレベルアップを目指していますので、ご教授のほどよろしくお願いいたします。
レコのアップを楽しみにしておりました。
充実の登攀だったようですね。
条件が悪いほど、燃えー、、、。
わかるような気がします。
うちらは、まだまだショボぞ〜デス(笑)
しかし雪山は、いろいろ汚れなくて楽チン♪
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