秋田焼山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 511m
- 下り
- 741m
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
2007年8月26日。
秋田焼山に行ってきました。
8:35 後生掛温泉登山口を出発。
後生掛温泉登山口はちょっと変わってます。
温泉の施設の中に登山口があるんです。
「登山口」って書かれていなかったら、勝手口か裏庭に続く扉にしか見えません(笑
後生掛温泉を見下ろしながら、登山道は少しずつ高度を上げていきます。
ちなみに、帰りはこの温泉に入浴してから帰る事になっています。
よーし、待ってろよぉ。気持ちよく下山してくるからなぁ。
少し行くと登山道はすぐに林間に突入。
ここからしばらくは眺望は望めません。
道は木道と土の道が交互になっていまして、とても歩きやすい道です。
9:20 後生掛温泉・毛せん峠中間点
歩き始めてからおよそ45分で、中間点の立て札に行き着きました。
私もあちこちの山に登ってますが「中間点」っていう表示は珍しいんじゃないですかね?
景色はあまり代わり映えしません。
=== 9:50 国見台 ===
少し眺望が開けてくると、ランドマークの一つである「国見台」に着きます。
残念な事に、ここには空き缶やお菓子の袋などがたくさん捨てられていました。
最近の登山者は、ここまで露骨にゴミ捨てたりするのは稀な事だから、おそらく山を知らない観光客が散歩がてらに捨てたのではないか?
というような話が出ていましたが、何にせよゴミのポイ捨てイクナイ!
国見台を過ぎると登山道の傾斜も緩くなり、高い木がなくなってきて視界が開けてきます。なだらかな丘陵地帯のちょっとしたピークが見えますが、あそこが目指す「毛せん峠」です。
天気が良かったら良い景色だったんでしょうなぁ。
=== 10:15 毛せん峠 ===
登山開始からおよそ1時間40数分で「毛せん峠」に到着です。
でも…ガスってて、なんにもみえませんなぁ…。
何も見えないどころの話ではなく、休憩している間にも雨がパラつきだしました。
これは仕方がないので、早いところ出発しましょう!
=== 10:40 避難小屋 ===
毛せん峠から避難小屋がはっきりと見えていたので、これはすぐ着くだろうと思ったのですが実際は、結構時間がかかってしまいました。
山での見た目の距離感は、アテになりませんね。
ここで昼食&大休憩をとることになりました。
=== 11:35 避難小屋を出発 ===
お昼を食べたり、休憩したり、あるいは談笑したりしたあと、避難小屋を後にしました。
避難小屋を出て、ひとつふたつ坂を上ったり下ったりすると「鬼ヶ城」が現れます。
その名の通り、鬼の住む城のようなゴツゴツした岩場ががけの上にそびえています。
写真ではなかなか迫力が伝わらないですね。
鬼の出ぬ間に鬼ヶ城を通り過ぎると、なにやら前方に白い物が…。
濃密なガス?
ついにホワイトアウト?
どこを撮っても真っ白け〜状態になってしまうのでしょうか?
ああ、かろうじて手前の方だけでも写ってくれました。
ここは地獄谷。焼山の名のごとく草木も生えぬ火山帯なのです。
ガスや噴気や、湯気がないまぜになってこんな風に視界を遮っているんでしょうね。
でもまぁ、ここに限って言えばこんな薄暗い天気の日の方が「雰囲気」が出て良いかも?
ちょっと一人で歩くのには勇気がいりそうですが。
火山地帯の焼けただれた斜面を伝っていくと、名残峠に出ます。
ここから少し斜面を登っていくと焼山山頂があります。
どうせこのガスでは何も見えないだろうし、行くのやめようかなとも思ったのですが
みんな行くらしいので私もぞろぞろとついて登りました。
うーん、日本人らしい(笑
=== 12:00 焼山山頂 ===
で、やっぱり山頂からは何も見えなかったので三角点を撮って帰りましたよ(笑
焼山山頂は笹藪に囲まれていて晴れていてもあまり眺望は良くなさそうでした。
名残峠に戻り、玉川温泉を目指して下っていきます。
名残峠を過ぎてもしばらくはこんな道が続きます。
一応ロープは張られていますが、万が一足を滑らせたら下の方でボコボコいっているところへ真っ逆様。
怖い怖い…。
さらに下って樹林帯に入り、あとは延々と歩きます。
あらかじめ「この区間は長いよ」と言われていたのですが、ホントに長い…。
景色が代わり映えしないのでまず長く感じます。
途中、叫沢分岐と書かれた標柱がありましたが、分岐している道などどこにもなく…。
帰ってから調べたのですが、叫沢では20年ほど前に登山者が火山ガスに巻かれて
亡くなっているようで、それ以来閉鎖されてしまったと言うことでしょうか。
だとすれば、地形図には道の表記がありますが、廃道同然なんだろうな〜。
それにしても「叫沢」とはまた意味深な…。
途中から「帰りのバスに間に合わないんでないか?」という話になり、なんとは無しに皆急ぎ足になり、歩くペースがあがりました。
このあたりから前日の秋田駒からのダメージが臨界に達し急に足に力が入らなくなってきました。
こうなってくると、あとはひたすら我慢の行進で足下ばかり見ながら
「まだか、まだか…」とゴールを待ち望むばかり…。
茂みの間から玉川温泉の湯気が見えたときは、正直かなりホッとしました。
=== 13:25 玉川温泉 ===
というわけで、玉川温泉まで無事に下山してきました。
途中事故もなく、バスにも間に合いました。
…と、
ここでホッとしてはいけません…。
なぜかって?
バス停まで、急な坂道を登り返さなくてはならないのですよ…。
正直、コレにはとどめを刺されました…。
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