甲斐駒ヶ岳〜素晴らしき南アルプスの展望台
- GPS
- 28:45
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,507m
- 下り
- 2,652m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:51
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新宿7:00 - 8:53小淵沢(あずさ1号1900円+3020円) 小淵沢駅から尾白川渓谷駐車場(タクシー20分, 3790円) 【帰路】 道の駅はくしゅう14:49 - 15:22韮崎駅(バス, 850円) 韮崎16:18 - 18:04新宿(あずさ24号1250円+2592円) ※あずさ回数券が廃止になり,えきねっとチケットレス割引を利用。割引がショボいので,回数券より片道1000円以上高くなります。ちなみに,13日以上前に予約すれば割引率が30%となり以前の回数券より安くなりますが,キャンセルすると30%持って行かれるので天気で左右される登山には厳しい感じ。 ※コースタイムを確実に縮められる自信があれば,往路もあずさ1号と連絡するバスで韮崎駅から道の駅はくしゅうに行き,そこから出発すればタクシー利用より50分程余計に掛かりますが5000円近く節約可能。私は自信が無かったので,甘んじて時間をお金で買いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【積雪状況】笹の平分岐までは積雪無し、分岐からしばらく行くと断続的に凍結箇所が現れ、その後一気に積雪量が増えました。私はしばらくはチェーンスパイクを履きましたが、直ぐに積雪が増えたので最初から12本爪で良いと思います。また、この二日間は山麓でも気温が低く問題ありませんでしたが、道中に深い踏み抜き跡が沢山ありました。気温が高い時はお気をつけ下さい。 【危険箇所の状況】ナイフリッジとなる刃渡りや七丈小屋の手前の垂直梯子に鎖場、過去に事故が多発している八号目御来迎場から先の鎖場やルンゼが危険箇所として知られているようです。この外にも頂上付近の急な斜面のトラバースもアイスバーンになったらかなり危険な感じがしましたが、この二日間は充分量の締まった雪でトレースがステップ状に付いており、リスクは総じて低い状況でした。凍っても腐ってもリスクが一気に高くなるルートのようですので最新の情報をご確認下さい。 |
その他周辺情報 | 帰りに歩いた尾白川駐車場→道の駅はくしゅうの間に「尾白の湯,べるが」がありました。今回は立ち寄ると3時間後のバスになってしまうので諦めましたが,良さげな温泉なので次に機会があれば是非立ち寄りたいです。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
ファイル |
【後日参考用】当日の天気予報
(更新時刻:2019/03/27 17:28) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
フリース(厚)
ハードシェル(上下)
タイツ
ズボン(厚)
靴下(2枚重)
グローブ(厚)
アウター手袋(冬用)
予備手袋
防寒着(ダウン上)
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
冬靴
ザック
アイゼン(チェーンスパイクと12本爪)
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
ツェルト
ストック
ピッケル
カメラ
スマホ
|
---|
感想
月曜日に有休が取れたので、久しぶりにがっつりと冬山を楽しみたいなとあれこれ調査し、この時期でも厳冬期と同じように本気な山行を楽しめそうな黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳にチャレンジしてきました。天気予報から日曜日朝は荒れそうな感じだったので、日曜日に七丈小屋泊の月曜日朝の登頂を計画しました。
このルートは場合によりルンゼの通過に懸垂下降が必要になるとの情報や、日曜日の予報よりはマシとは言え風速20m近くなるとの予報に、状況次第では撤退も覚悟の上で望みました。実際は幸いな事に雪の状況は極めて良く、稜線の風も厳冬期基準ならそよ風と言っていいレベルで、出発時完全防御だった服も最後は長袖Tシャツにハードシェル一枚で無事登頂を果たす事が出来ました。風の予報だけは結構当たると思っていましたが、こんな大外れもあるんですね。
日曜日泊にしたお陰で、私以外に七丈小屋の宿泊はハーネスとロープを抱えた姿がとても格好良かったお二人、そして前日登頂を果たして色々と情報を下さったテント泊の方、午後から登り始めテント泊装備で4時間で登ってきたという強者の合計5人だけでした。静かな世界で皆さんとお話出来て楽しかったです。小屋番のお二人にも親切にして頂きました。ありがとうございました。
夜も天気が良く風も無風に近かったので、七丈小屋のテント場から韮崎の街の夜景や星空を満喫していたら、知らぬ間に小屋の消灯時間8時を過ぎていて小屋の方に迷惑を掛けてしまいました。すみません😣。
翌朝も予報通り晴れていたので、いつものように夜明けと共に出発。静かな山頂からの富士山、鳳凰、赤岳、南アルプスの山々に囲まれた360度大スペクタクルを写真に収めることが出来ました。折角だし20cmのミニ三脚を使って山頂標とだけでも自撮りしておくかと準備していたら例の快速お兄さんが到着。お陰さまでミニ三脚では撮れなかった素晴らしい背景と一緒に写真に収まる事が出来ました。ありがとう!
今シーズンの冬山山行は予定と天気が合わず少なめになってしまったのは残念でしたが、シーズン最初の赤岳&阿弥陀岳、〆のこの甲斐駒と濃い目の二つで最高の天気と最高の景色をモノに出来た事,良いシーズンになりました。
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