■三つ峠山〜最終ミッション<カモシカに遭遇せよ>

2012年03月25日(日) [日帰り]

• GPS: 03:47
• 距離: 9.0km
• 登り: 624m
• 下り: 611m

コースタイム

7:16登山口-7:53大きい木-8:37三つ峠山荘(カモシカ休憩)9:08-9:11木無山-9:19三つ峠山荘-9:23四季楽園-9:37三つ峠山山頂9:41-9:57御巣鷹山10:02-10:15三つ峠山荘10:18-11:00登山口

天候

曇り時々粉雪　午後から晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

※横浜から中央自動車道の場合、河口湖ICで下りた方が近いデス。
駐車場情報は写真のコメントを参考にしてください。

コース状況／危険箇所等

危険箇所はありません。
気軽に登れる山ですが、登山道が凍結してアイスバーンになっていることがあるので春とは言えども軽アイゼンぐらいは必須です。

写真

登山口へ向けてちょっとくねくねした登り坂をしばらく走ります。
三つ峠登山口バス停前。
駐車場がありますがここは通過。
この先のゲートが開かれているはずなので行けるところまで進みます。

ここまで路面は凍結していませんでした。
今後雪が降らなければおそらくもうノーマルでも行けるでしょう。
この先にも駐車場はありますが、もう空いてそうにないのでここに止めます。
下の駐車場から結構距離があるのでできればここに止めた方が楽かな。
道路をキジがひょこひょこ歩いていました。
そういえばヤマレコでキジがいるって情報あったなぁ。。。
写真は無しです。
準備して登山口へ。

1分ほど歩くと登山口前。

トイレと8台ほどの駐車スペースあり。
やはりもう埋まってました。

登山道口から出発〜♪
残った雪がちょっと凍ってます。

10分も歩かないうちにもうほぼアイスバーン状態。
情報によると登山口からずっとアイスバーンだと知っていたので
無理せずアイゼン装着します。
足元ばかりに気を取られていると肝心の‘カモシカちゃん’を見逃すかもしれない。

と、、、アイゼンを装着していたところ、
旦那さまのアイゼンのハーネス部分が

「割れた。。。」




えっ??
割れた??? (゜□゜;)
え゛ーーーーーーーっ???
割れてはならぬものが割れてました。
詳細は日記を参照してください。
とりあえず今日はハイキング程度なのでそのまま使用することにします。
というか無いと厳しい。
本来ならば4〜6本爪程度の軽アイゼンがあれば事足りる山です。　

大きい木という案内。標高ばっちり合ってます。

登山道端から端までツルツルです。
私たちの前をアイゼン無しでWストックだけで登っている年配のご夫婦がいたのですが、
相当苦労されてました。
この日山頂付近でも見かけなかったのでもしかしたらアイゼン不携帯だったので
途中で撤退されたのかもしれないです。
この日は絶対軽アイゼン無いと無理です。

たまに土の登山道になりますが、アイゼンは外さないように。
ずーーっと上まで凍っています。

カモシカちゃんいないかな〜?
と辺りをキョロキョロしながら歩きます。
三つ峠山荘に近づくにつれて粉雪が降ってくる。
うぅ〜、また雪雲?
これじゃぁせっかくの眺望は望めなさそう。。。

木無山との分岐。
先に木無山に行く予定でしたが、雪が降ってきたので帰りに寄ることにする。

1時間ちょっとで三つ峠山荘に到着。

富士山も頭が雲で隠れてます。。。
風で流れるのだけど、雲が途切れません。
残念。

ここで旦那さまがトイレに行きたいというので
私は1人機嫌の悪い富士山を眺めながらしばらく待機。

すると下から1人のおじさんが登って来て、おじさんの携帯が鳴る。
携帯で話するおじさんの会話が耳に入ってくる。

「いや〜、今そこでカモシカに遭ってさ〜。熊かと思って一瞬びっくりした。」




えっ!!!!Σ(・ω・ノ)ノ!




今なんておっしゃいました???
確かに‘カモシカ’って言ったよね??


おじさんの電話は続く。。。
「ここのカモシカは逃げないんだな〜。すぐ近くまで来たから写真撮ったよ。写真また送るから。」



おじさん、早く電話切ってくださいなっ!
カモシカのこと訊きたいからっww
早くっwwwwww
そわそわしながらおじさんの話が終わるのを待つ私www

やっと話が終わって電話を切ったので迷ったけど思い切って訊いてみる。

「こんにちは!カモシカに遭ったんですか?」
「ああ、このすぐ下の広場のところにいたよ。岩場から登ってきた。木の皮食べてたからまだいるんじゃないかな?」
「い、、、行ってみますっ!」

旦那さまはまだトイレから戻らない。
待っていたらカモシカちゃんに遭えなくなってしまう。
ええーいっ!
貴重品だけ持ってあとの荷物はベンチに放置して1人でカモシカ探しに走る。

おじさんも少しだけ戻ってくれて場所を教えてくれる。
1人でカモシカがいそうなところを探す。

いたっ!
カモシカちゃん立ってるよーーーwwww
木の皮をハムハムしてます〜。

こっち向いたよーー♪

カモシカちゃんと初対面だぁぁ❤
かわいい〜❤

立入禁止区域から出て来てくれました♪

すごい近い〜♪
嬉しい〜♪
嬉しくて涙出そうです。

木無山方面に歩いて行っちゃいます。

このままでは旦那さまがカモシカに会えない。

急いで三つ峠山荘に戻ります。
まだトイレから戻ってないっ!
山荘内に入るとちょうど靴を履いているところでした。

「カモシカいたよっ!! はやくはやくっ!」

走って遭遇場所まで戻ります。
もうどこかへ行っちゃったかな〜?
いないな〜っ。
とりあえずそのまま木無山に歩きます。

するとふと、、、背後から視線を感じる。

いたっ!!
こっち見てるww
この子の視線だったwww

カモシカちゃんは岩場で待ってくれてました。
旦那さまも無事カモシカちゃんに会うことができました♪

険しい岩場を下りていくカモシカちゃん。
ごめんね、騒がしくしちゃって。
出てきてくれてありがとう❤
待っててくれてありがとう❤



ミッション完了。

気合入れてデジイチ持ってきたからかな?
せっかく持ってるのに使いこなせて無くて宝の持ち腐れ状態。
でも今日自分で持ってみて、
これから山行く時はできるだけデジイチ持ち歩いてみようかなという気持ちになりました。
(今までたま〜に使う時は旦那さまがデジイチ持ってくれてました。)

ミッション完了したのでこのまま帰ってもいいのだけどww
そういうわけにもいかないので木無山へ先に行っちゃおう。

もし木無山に先に来ていたらカモシカに遭えてたのかな?
気づかないままスルーしてたかもしれないけど。。。
だけど本当にあの携帯のおじさんの話を耳にしなかったら絶対カモシカに遭えなかった。
おじさんに感謝。
おじさんに電話がかかってこなければカモシカのこと知ることも無かった。
電話をかけてきた人にも感謝w
不思議なことだけど、一度落としかけた‘運’を掬ってもらった感じがする。

すぐに木無山。

全然山頂ぽくないのですが、とりあえず撮影。

三つ峠山荘に戻ります。
山荘と木無山との分岐地点にある広場通過。
ここからも富士山が眺められるので天気のいい日はここで休憩するのもおススメ。

山荘はあとでバッジ購入時に立ち寄るのでスルー。
三つ峠山(開運山)へ急ぎます。

途中の大きな広場。ここは山頂ではありません。
ここにも方位盤あります。
天気が良ければ眺望がいいのでしょう。

カモシカを教えてくれたおじさんがいたのでお礼を言いました。
カモシカにどうしても遭いたくてここに来たことなどを話したら
オーレン小屋のカモシカちゃんの話等もしてくれました。
本当にありがとうございます。

おじさんとお別れして三つ峠山の山頂へ。
四季楽園通過。

大きなパネルのようなものが立っている。ソーラーパネル?
あれが三つ峠山(開運山)。

今は営業されていない富士見荘通過。

雪では無くて霜柱。もう春ですね。

あのおじさんも小さく写ってましたw

階段の登りが続きます。

この辺りはノーアイゼンでOK。
でも外すの面倒なので装着したままです。
もうすぐ山頂。

上から三つ峠山荘と先ほどの広場を見下ろす。

三つ峠山山頂。
三角点。

そして珍しくツーショット。
石碑の「山」が手書きで書かれてる。。。

このパーティのおじさんに写真を撮ってもらいました。
ありがとうございます。

山頂から直に最後の御巣鷹山へ向かいます。

ここは電波塔があるだけのお山。

全然山頂らしくない。

三山巡ったし、とっとと帰りましょ。

御巣鷹山からは三つ峠山山頂を通らずに下山できます。
アイゼンでザクザク下ります。

三つ峠山山頂にいる人を下から撮影。(知らない人ですw)

三つ峠山荘まで戻ってきました。
ここには甲斐犬が2頭います。

こっちの子はクゥ〜ンて甘えてきます。
まだ若いのかな。

登ってきた道をそのまま下ります。
まだ道は凍結したまま。
アイゼンなので安心してザクザク下ります。
なんか楽しい♪

11時頃、登山口に到着。

山荘でバッジを購入。600円でした。

無事下山しましたが、もう1つやり残したことがあったのでそちらに向かいます。
川口湖畔から富士山を見ると、なんだか天気が良くなってきたみたいです。
やっぱりこの季節午後からの方が眺望いいのかな。

さて、やってきたのは山中湖の近くにあるキャセロールというお店。
煮込みシチューが美味しいお気に入りのお店なんです。
毎年一度は来てます。(去年はお休みの日に来てしまい、それ以来かも。)

いつものように私はノンアルコールで。

今日は、帆立と蛤とキノコのシチューセットにしました。
大きなホワイトマッシュルームやジャガイモ、インゲン、人参なども入っています。
いつもはチキンのシチューを食べるのですが、今日はちょっと気分を変えてみました。
これもすごく美味しいです。

デザートは私は苺のシャーベット。

旦那さまはパイナップル。
みんな自家製です。
久々に来れて良かった〜♪
次回は夏にまた来ます。
富士山帰りにw

石割山の近くなので登山帰りにいかがでしょうか?

そして近くの三国峠へ。

ま、山からの眺めは天気悪くていまいちだったけど、
これ見れたからヨシとしよう。

カモシカにも会えたし♪

感想

mizutamari

もう3月の終盤。
春だ。
山にまだ雪が残っている間にやっておかなければならないことが1つある。
それは。。。




カモシカに遭うこと。




基本カモシカは山色(土色?)をしているので真っ白な雪の時期の方が探しやすい。
この冬はカモシカに会いたいがために何度も八ヶ岳に足を運んだ。
北八ヶ岳の帰り道、ロープウェイからカモシカらしきものを見たのだけど
ゴマ粒のような大きさでどう考えても‘カモシカ’だと自分で認めることができないままいた。
なんとか遭いたい。どうしても遭いたい。
そこで今回八ヶ岳以外でカモシカに遭う確率が高そうな山をチョイス。
それが今回の三つ峠山(標高1,786.1m)です。
あまり高い山でもないし、ルートによってはお手軽ハイキングコース。
けれど場所が富士山のすぐ近くなので天気が良ければ素晴らしい眺望の山なのです。

三つ峠山は、三つ峠山(開運山とも言われる)、木無山(標高1,732m)、御巣鷹山(1,770m)と三つの山から成るので
今回はカモシカを探すことを目的にこの三山を歩くことにしました。

※御巣鷹山というのは、あの日航機墜落事故のあった山とは別の山です。

午前4時45分頃、車で横浜を出発。
もう始発が動いてる時間だ。。。
今回はそれほど遠くないので結構ゆっくりめの出発。
今回でスタッドレス車最後かなぁ。
最後にしたいw 2000円高いしw

三つ峠山登山口バス停まで行くのですが、カーナビで設定したら
「冬期通行止ルートが含まれています」と言われる。
情報では冬期でも通れて皆行っているので大丈夫だろうとそのまま無視して案内開始。
久々に東名を走るのかと思いきや、いつもの中央自動車道に案内される。
まぁ、いいか。
大月JCTから河口湖方面に向かうのかと思っていたらナビは長野方面に誘ってくる。
この辺りからちょっと心配になっていた私。。。
(大丈夫か〜??)
一宮御坂ICで高速を下り、コンビニで朝食を購入して御坂みち137号線を走っていくと
目の前に大きく閉ざされたゲートが出現。。。

あ〜あ、やっちまったなぁ。。。

ゲート前の立看板を見ると、「本日天下茶屋は営業中」と書かれていて迂回路の案内があったので
その通りに進むことにする。
長いトンネルを抜けてすぐ左の道へ。
冬期通行止と書かれていたけれど入れるようになっていた。
こちら側からは通行できるのか〜。
ナビの警告を無視したから遠回りしちゃった気がする。。。

※横浜から中央自動車道の場合、河口湖ICで下りた方が近いデス。

今日はミッション達成するため、気合の入れ方が違います。
いつもは普通のデジカメだけなんですけど、今日はデジイチを持参しました。
去年の乗鞍岳での雷鳥探しの時にデジイチで見事雷鳥をカメラにおさめることができたので、
それに肖って重いけれども持ってきました。
しかもカメラ2台とも私が撮影担当。
重いので他のレンズは置いてきて望遠レンズだけカメラに装着。
これで絶対カモシカちゃんをカメラにおさめるのだ。
と気合十分。
その甲斐あってか、ついにカモシカに遭うことができました。
ミッション完了です♪
**************************************::

下山途中下の方で、MTBを抱えて数人の若い男の子が登ってきてました。
この先凍結してる道を。。。
どこまで登るつもりなんだろう。。。
どうやって下りるつもりなんだろう。。。
MTBで???

あとで調べたら木無山あたりからの山林をMTBのコースにしてる人が結構いるらしいです。
でもさすがに今日みたいに凍結してる道をずっとMTB担いで登るのは無謀なんじゃないかと。。。

11時頃、登山口に到着。
これから登るらしい単独の男の人が「どうでしたか?」と訊いてきたので
「な、、、何がですか?w」と訊き返してしまいましたw
いや、、、「眺望」なのか、それとも「アイゼン要不要」なのかわからなくてw
苦笑いしながら「眺望は?w」と言われたので、雲が多くてあまり良くないと応えておきました。
「アイゼンは?」とも訊かれたので「凍結しているので無いと無理ですよ」
とも応えてお別れしました。

登山口前のトイレ前に、またあのカモシカ教えてくれたおじさんがっ!
これから登る親子らしい女性2人連れがアイゼンが無いということで
「無いと無理」とアドバイスしているところでした。
雪ならまだしも、、、アイスバーンですもんね。
2,000より低いお山とは言え、軽アイゼンぐらいは携帯しなきゃいけないですね。

■目安

　体力度　　　　★
　危険度　　　　★　　　　　　　　
　整備度　　　　★★★
　眺望度　　　　★　 　　　　　　 (ガスのため)
　山スカ度　　　★★★　　　　 (三つ峠山頂直下の階段はちょっと目のやり場に困るかも)　



※上記は、2012年3月25日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

■まとめ

　　天気の回復が遅くて山頂からの眺望はちょっと残念でしたが、
　　会いたい会いたいと思っていたカモシカに会えて嬉しい山行でした。
　　本当に可愛い❤
　　あのおじさんには足向けて眠れないです。　
　　　　
　　一方、割れたアイゼンのハーネスはかなりショック。。。
　　けれど危険な山でなくて本当に良かった。
　　間違えて持ってきた12本爪でしたが、虫の知らせなんでしょうか。
　　まだ残雪期の山もありますが、とりあえず軽アイゼンで行ける山で我慢するしかないかなと
　　思っています。

コメント

リカロJP🐶

mizutamariさん、こんにちは！
仕事中なんですが、思わずコメントしてしまいました。

おめでとうございます。

振り返ったカモシカの写真、いいですねー。

「見返り美人」ならぬ「見返りカモシカ」。

mizutamari

ricalojpさんへ。^^
こんにちは〜♪
いつもありがとうございまーす。^^
カモシカに遭うミッションやっと達成できて大満足です。
カモシカのお食事タイムを邪魔しちゃったようでちょっと心苦しいのですが。。。(^^;

ricalojpさんの記事もいつも拝見させていただいてます。
コメント入れたいのですが大勢の方がコメントされていることと同じこと書いてしまうのもなんなのでちょっと傍観だけになってますがw