雪と戯れた横山岳周回2019-04-06
- GPS
- 05:53
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,098m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥越峠ー三高尾根:南斜面なので上部の雪もほんの少し 横山岳西峰ー東峰ー東尾根・金居原分岐:積雪がしっかりありました。暖かさで緩んでいるので時々踏み抜きます。特に東尾根を登る方はワカンかスノーシューがないと体力を奪われます。 分岐ー東尾根登山口:南斜面なので雪は殆どありません 登山口ー(林道)ー白谷本流コース出合:林道は自動車での通行でも問題ありません。鳥越峠までいけそうです。鳥越峠で行き止まり。 白谷本流コースー駐車場:雪はまったくなく、谷は雪解け水で水量が多いです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
チェーンアイゼン
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感想
白谷登山口8:36ーコエチ谷登山口8:47ーコエチ谷分岐9:11ー鳥越峠9:17ー望横展望台9:50ー10:52横山岳11:10ー11:39横山岳東峰12:00ー金居原コース/東尾根コース出合12:31ー東尾根コース登山口13:07ー13:14夜這いの水13:19ー太鼓橋(横山岳 白谷本流コース)13:54ー白谷登山口14:26
伊吹山の奥に雪を頂いた双児峰。それが横山岳。雪のあるうちに登りたかったが、なかなか行けなかった。今日は絶好の登山日和。まだ、滋賀ロードネットで画像を見ると麓の国道303号のあたりは全く雪がないが、はたして雪はあるだろうか。そんなことを思いながら7時に自宅を出発。木之本インターで下りて杉野農協から左に入って白谷登山口に8時過ぎに到着。思いの外、近かった。自動車には、ピッケル、12本爪アイゼン、ワカンも用意しているが、山を見ると雪は多くは見えなかった。雪は緩んでいるだろうから、ピッケルと12本爪、ワカンは置いて、チェーンアイゼンを持参する。
駐車場に到着した時点で、ソロの1名が出発され、同時刻に到着したご年配(私もか😅)の3名さんが先に行かれた。今日は、これだけのメンバーのようであった。他の方は、東尾根か白谷本流のいずれかに進まれた。私一人、鳥越峠から三高尾根に登る。最初は林道で鳥越峠近くまで続いている。朝に少し雨が降ったのだろうか、地面は湿っており、ところどころ轍がぬかるんでいる。林道終点から急な登り。早くも、ふくらはぎに疲労が😓。ロープも親切に設置されているが登りなので使用しない。でも、たまらずストックを使用、冬場に水ぶくれした体から汗がでる。右を見ると新しくできた林道が見える。時々木の幹や根っこを掴んで登ると間もなく鳥越峠付近の稜線に出た。標識も親切でルートはわかりやすい。稜線を左に登ると墓谷山だが、往復で1時間は掛かりそうなので、今回は止めて横山岳へ進む。鳥越峠まで、新しい林道ができている。おそらく東尾根登山口辺りから山腹に通っている林道がつながっているに違いない。ければど、林道は峠で終わり。今後、稜線の先に新しく道ができるのだろうか。
峠から尾根伝いにブナだろうか落葉樹の下を登る。いきなりの急登だが、息を切らさないように登る。ここにもロープが設置されている。時折、北側から風が吹いて心地よい。今日は本当に良いお天気。御嶽山もこんな天気だったら良かっただろうな。でも、空は少し霞んでいる。一旦、急登が治まり、望横展望台付近から横山岳が見える。木々の間に雪が見える。やった、雪が楽しめそうだ。イワウチワの群落を通り過ぎ再び急登になると、雪が現れた。少しだけ雪がついているが足を乗せると滑るし、崩れる。足に来ないように、一歩一歩しっかり足裏全体で踏んで上る。ふと、雪の中から、珍しいものが。これは??、疲労とシカの角でした。根本を見ると自然に落ちたものみたい。💀がついてなくてよかった😳。
このあとも急登は続く。雪の中に人の踏み跡、結構崩れていてしばらく前のものみたい。その踏み跡の上に鹿らしき足跡。人と鹿の踏み跡が交差するのが面白い。そうこうして登っていると傾斜が緩くなり、雪が多くなるといきなり横山岳西峰にでた。予想外に近かった。
ここは雪が一面。噂の小屋と屋根に上るハシゴが見える。ちょっと心もとないが、ハシゴを登ってみる。ほぼ垂直の傾斜。小屋の屋根の上を見ると半分朽ちたような材木が多数渡してある。乗って折れないだろうか。今日一番の難所。そっと材木に乗ってみる。自分が乗ったことで小屋全体が揺れている。小屋ごと潰れたらどうしよう😫。ゆっくりと立ち上がるとたしかに展望が良い。福井の山々。慎重に下りて、東峰に進む。
雪深く、時々踏み抜いてしまう。ときに足全体が埋もれてしまう。ワカンがあればと思ったがクルマに置いてきてしまった。麓から見てこれほど多いとは思わなかった。ただ、縦走路の一部は岩が露出しており、ワカン出歩きにくそうな箇所もある。結局は踏み抜きながら進むしかなさそうだ。30分して東峰。先行者にいずれかの山頂で出会うかと思っっていたが、誰にも会わない。どこに居るんだろうか。東峰は展望がよく遠くに白山、その手前に見慣れた荒島岳。もう雪が少なそうだ。ここでお湯を沸かしてゆっくりお昼と思ったが、結構風が吹いて冷たい。さっと、パンを食べて下山しようと思ってザックを探すがパンがない。実は家に忘れてきてしまった😂。来る途中におにぎりを買って朝食を摂ったので、まだマシだったがここではプロテインバーとミカンの缶詰を食べて終了。まあ、お湯を沸かせば食べられるカップ麺など持ってきているのでいざとなればこれを食べよう。
東峰からはたっぷりの雪の急斜面を下る。ここからチェーンアイゼンをつけた。これは有効だったが、踏み抜きがあちこちで起きる。これはこれで面白い。でも、踏み抜いても怪我しないようにスピードを出しすぎないようにして下る。尾根が幅広くマークが少ないが踏み跡(ここではワカンの踏み跡に変わっている)にしたがって、ときどきエスケープしながら降りる。下りだから良いが、ここを登る際はワカンかスノーシューがないと踏み抜いて体力を相当奪われそうだ。三高尾根から登ってよかった。岐阜県金居原コースと東尾根コース分岐からは南側の斜面となっており、雪はほとんど無く、快適に降りることができる。ただ、拭き上げてくる風が暖かく暑い。夏場の暑い時間帯にここを登るのはきつそうだ。やっぱり、三高尾根から登ってよかった。東尾根を右折して東尾根登山口に急降下。
さて、登山口に着いたが、また時間も体力も余っているので、駐車場への林道を降らず、山腹を行く林道を進む。ここをずっと行けば、今朝の鳥越峠まで進める。流石にそこまでは行かないで、少し手前の白谷本流を下ることにする。林道は2.4kmらしい。少しずつ登っていく。山の斜面からの落石がポロポロ落ちている。でも、開けた明るい山の斜面、いくつもの滝、予想外に見応えのある林道だった。太鼓橋から下山することにする。ガードレールをまたいで、ハシゴを下降。どんな下りになるかと少々心配したが、斜面は急だが危険性はなく、渡渉ありの楽しい沢くだりだった。ここの後半は林道歩きで長いと疲れるなって思ったらもう駐車場だった。先行した方の2台のクルマは駐車したままだった。本当にどこに行かれたのだろう😲。 いずれも予想外に短時間で到着して結構あっけなかった。
横山岳について最新のルート情報はなかなか得られないが、頂上から稜線ではもうしばらく雪が楽しめそうなのでワカンを持参したほうが良さそうですよ。
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