妙義山 〜妙義神社から白雲山縦走〜
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- GPS
- 05:50
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 1,342m
- 下り
- 1,351m
コースタイム
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 6:28
天候 | 晴れ 一時的に雨、曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
高崎駅より車で道の駅みょうぎまで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に進入禁止テープやペンキのマークが豊富で危険個所へ入り込む事がない様に整備されている。 ・妙義神社〜大の字 神社脇の登山口に登山届提出場所がある。 スタートしてしばらくすると急登となりこれがしばらく続く。まだ目覚めていない身体には結構辛い。 大の字の手前には長い鎖、大の字の岩峰へも鎖で登る。この二つの鎖は試しの鎖の役割も持ち、これが辛い様ならここで引き返すべき、とある。 ・大の字〜大のぞき ここが今回の核心部。奥の院までは鎖もあるが特に問題ない。問題はその奥から。 1奥の院の右ルンゼの鎖 2ビビリ岩の鎖 3背ビレ岩の鎖 他にも鎖場はあるがこの三つが難易度が高いように思う。 どれも落ちれば命に係わる場所。肝が冷える。 ・大のぞき〜タルワキ沢のコル〜相馬岳 大のぞきから鎖3本で50mほど下降する。難易度はそれほどではないが丁度小雨が降り始め鎖が滑り焦る。 これ以降タルワキ沢のコルまでは鎖場はあるがそれほど難所はない。 コルから相馬岳間も普通に行ける。 ・タルワキ沢コース 幾つか鎖やロープがある。足元は滑りやすいが注意すれば問題なく中間道まで下りる事ができる。 |
写真
nameless7cもコンディションが優れないらしく、何度も立ち止まり、休憩を挟みながら進む。
こんな調子で妙義山の岩稜を勧めるのだろうか…
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
ヘルメット
携帯トイレ
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感想
まだ桜が満開な今週。桜の綺麗な山を調べ、春の妙義山に出かける事にした。
行った事の無い大の字から稜線を歩き相馬岳まで。
下山後、周辺にあるさくらの里で花見しようか…などと妙義山を舐めまくった態度で計画を立てる。
2年前中間道を歩き見上げた白雲山や金洞山の恐ろしさは目に焼き付いていたはずなのに、何故忘れてしまったのだろう。
無事に帰れたから良いものを、今回nameless7cを「花見登山しよう」などと誘っている。
危険な山行に他人を巻き込んでいるわけで何かあったらゴメンで済む場所では無い。軽率な計画に大いに反省するところだ。
さて、当日高崎駅で待ち合わせ、自家用車で道の駅みょうぎに向かい九時前に着いた。
登山口のある妙義神社はソメイヨシノや枝垂れ桜が見頃で、下山後の楽しみを想像し心は浮き立っていた。
(結論を言えば山行に時間がかかり過ぎ、さくらの里は閉園してしまっていた…花見登山計画は既にこの時点で破綻していたのだ)
妙義神社で登山の無事を祈ってから登山口に向かう。
スタートして程なく急登が始まるのだが、まだ岩場や鎖場が始まる前からふらふらと調子の出ないnameless7c。
自分もまだ身体が動かなくて急な坂は辛かったが、彼はそれ以上。
大の字まで進む間に2度休憩を取り、度々立ち止まった。
登り始める前から「無理そうなら大の字で引き返そう」と話していたが、大の字までも行けるかどうか…という有様。
なんとか鎖場を突破して大の字に着いたが、大の字へ登る鎖が楽しかったらしくテンションとコンディションを回復させたnameless7cを見て先に進めそうだと胸をなで下ろす。
(実際これ以降彼の不調は鳴りを潜め、寧ろ自分の方がビビりながら進んでいた)
大の字には意外にたくさんの登山者が来ており、自分たちと同じく稜線を縦走するであろうグループも4組程いた。
休憩を終え奥の院を目指す。
奥の院は分岐から直ぐに到着した。
かなり立派岩室でどうやって作ったのか不思議な規模だ。
しかし余裕があったのはここまで。
最初の難関、奥の院右手の30mの鎖からいきなりの試練に金玉が縮みあがる。
必死で鎖を掴んで進むが、精神的にも肉体的にも消耗させられた。
この後ビビリ岩、背ビレ岩、大のぞきの大下降、その他鎖場と難所目白押し。
一つの難所を越える度に精神の立て直しの為小休憩を繰り返した結果相馬岳に着くまでに4時間近く要してしまった。
(これが花見出来なかった原因である)
もとより鷹返しに行くつもりはなかったので相馬岳で昼休憩とした。
難所を超えている途中雨が降り出した時は天を呪ったが、相馬岳に着く頃には良い天気になり、のんびり過ごす事が出来た。
下山は比較的安全なタルワキ沢から中間道へ。
特に危険も無く妙義神社まで戻ることができた事が出来た。
危険な岩稜をすいすい進める度胸も体力も無いオッサン2人、分を弁える事が必要だと反省。
しかしホント、無事下山できて良かった…
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