【茂倉岳】残雪期の茂倉新道から茂倉岳へ
- GPS
- 65:30
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 3,147m
- 下り
- 3,183m
天候 | ☀️⇒☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1260〜1300メートル付近の痩せ尾根での雪の処理に苦労 1300〜矢場の頭のトラバースは雪が緩んでてステップを切りながら歩く。 森林限界を越えると雪庇が出てくる |
その他周辺情報 | 岩の湯 |
写真
装備
個人装備 |
計画書
コンパス
GPS(スマホ可)
笛
ナイフ
ライター
ファーストエイドキッド
筆記用具
ベッドランプ
ベッドランプ予備電池
時計(スマホ可)
ロールペーパー
日焼け止め
タオル
スマホ
スマホ充電池(任意)
財布(保険証)
ゴミ袋
ザックカバー
ナルゲン水袋(2L〜)
サーモス
カイロ(靴用
手袋用
就寝用
電子機器用など適宜)
サングラス
ゴーグル
手袋セット(インナー+中間+アウター)
予備手袋セット
予備着替(任意)
銀マット
エアマット
シュラフ
シュラフカバー
ダウン上下
象足
新聞紙(靴用)
食器
カラトリー
靴用ビニール袋
冬靴
ゲイター
ハードシェル上下
ネックウォーマー
耳当て
ニット帽
防寒着
バラクラバ
ワカン
アイゼン(12爪)
ピッケル
チェーンスパイク(任意)
ストック
ビーコン
ゾンデ
スコップ
昼食
行動食
行動水
お湯
お酒
アタックザック
|
---|---|
共同装備 |
2人用テント
雪袋
水作り用鍋
茶漉しセット
ブス板
ガスバーナー+ガス缶(中)+小鍋
ランタン
タワシ
ガソリンバーナー&ガソリン
新聞紙
|
感想
茂倉新道を使い、茂倉岳と一の倉に行って来ました。
20190412
4月のこの時期にしては珍しく、前日までに沢山の降雪と寒波の来襲があり、ラッセルは覚悟の上での入山。
しかも、この日から気温があがるとの事で、重雪ラッセルになりそうです。
土樽駅先の林道から入山。アスファルトの上にはまだたくさんの雪が残り一部凍結をしていて路面状況は悪いです。
橋を渡り、土樽PAの横から入山をします。登山道上には立派な看板や標柱がある為、入山に迷う事は無さそうです。
入山後はいきなりの急登になり、アイゼンを装着。60m程登ると尾根に出ます。
しばらくはこの尾根通しで歩きます。赤布などはありませんが、わかりやすい道です。(まれにある)
P1218まではラッセルをしながらのんびり上がれます。
P1218 から尾根の様相が変わり、痩せ尾根になります。両サイドは切れ落ち、木の根が出ております。
急では無いのですが、痩せ尾根にたっぷりの新雪がついており、雪の処理とルート取りに気を使います。
100m程悪い状況が続き、雪壁を登ると右手奥に矢場の頭が見えるようになり、左手には、茂倉沢と茂倉北西尾根が広がります。
樹林帯を過ぎ空が開けるのですが、この辺は北側に傾斜をしており、トラバースに気を使います。
雪も緩んでおり、目標物も無い為、高度を下げてトレースを付けますが、結構な斜度で、落ちたら結構流されます。
最後は急登を登り、矢場の頭へ。 ここからは大展望となり360度のパノラマが広がり、遠く茂倉岳も望めます。
残り約500m程度。
稜線上も雪庇の発達がすごく、相変わらず北面の斜度はきつい為、ルート取りをうまくしながら進んで行きます。
P1683ピークを過ぎた先にはテン場適地が無い為、適地で幕とします。
翌日は南風の為、北面を整地して張るが、風の影響は全くなく静かな夜を過ごすことが出来ました。
眼下には、関越自動車道や湯沢の町並み・十日町の町並みなどが望めます。
また、いくつかの尾根にはライトあり、他のパーティーの存在を感じさせます。
20190413
3:00起床。4:30出発
翌日も気温が高い予報と午後からの荒天予報の為、早めの行動です。
薄明りの中を雪庇に気を付けながら上がっていきます。1750mを過ぎたあたりからだんだん尾根も広がっていき、
目の間に超展望が望めます。 The雪山って感じです♪
雪の状態もまだよく、サクサク高度を上げ、1時間程で登頂出来ました。
茂倉岳にはうっすらとトレースがあり、前日にスキーヤの来訪と登山者の痕跡がありました。(オキトマから来たのかな)
馬蹄は完全にノートレースで、雪もたっぷりあり、入っていたらアウトだったなぁ…と感じさせます。
茂倉岳から一の倉へは、トレースを使ってらくちんです。
南風が吹くものの標高2000近い稜線では寒さを感じます。
30分ほどで一の倉に到着。オキトマと見ますが、登山者は誰も居らず、貸切の谷川を満喫。
一の倉沢も覗いてきます。やはり怖い…。三スラはどれかなーと探してみる。
一の倉も満喫した為、下山を開始。まずは、茂倉岳まで戻ります。
茂倉岳まで戻ると風も止んだ為、ここで休憩を取り、下山を開始。 雪庇の状況などを上から確認をしつつルートを決める。
50分程でテン場へ戻る。
気温があがる前に悪い樹林を抜けたい為、早々にテン場を撤収。矢場の頭を目指す。
行きにトレースが着いててよかった。登っているときには、帰りはやばいなと思うトラバースや高温によるアイゼン団子。
団子は出来たがそれほどひどい状況ではなく矢場の頭、樹林帯へと到着。
痩せ尾根の樹林帯も高温の影響でかなり雪は減っていたが、慎重に高度を下げる。
樹林帯を抜けるまではアイゼンを利用。 広尾根からは、ワカンに変更するが、少し歩いたところでトラブル発生。
ワカンの紐が切れる。 仕方がないので、片足アイゼン。片足ワカンにする。 雪の埋まり方が左右で異なる為初めは変な感じであったら、何とか慣らすことが出来た。 良い経験になった。
P972から下は明らかに前日と様相が異なり、尾根上に雪は無く、土が出ている。
眼下に土樽PAが望めるようになったらあと少し。 最後の急登も下りも雪が腐っており、半分グリセードをしながら下山。
茂倉沢沿いには沢山の蕗の薹がかおを出していた為、良さそうなものを選んで下山。
お疲れさまでした。
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