磐梯山(噴火口から周回)
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- GPS
- 08:35
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,026m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:33
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
写真
ワカンでは滑って登れないので、木々に掴まりながら、トラバースでルート復旧を目指す。しかし、木が途切れる場所が複数あり、その区間を横切るのが危険のため、木の根元でピッケル&アイゼンに変更。
換装中にも雪塊がゴロゴロ落ちてくる始末、何とかコースに復旧した。
無雪期は何て事ないトラバース道なんだろうが、積雪期は自分の様な初級者向けでは無い。
感想
2、3日前にまとまった降雪があったようなので、1ヶ月程前に行きそびれた磐梯山に向かう。
節約のために、在来線のみで郡山駅まで行き、そこからはいつものように自転車。雪が腐る前に登り始めたかったので、早い時間に登山口に着くように、不眠で移動。
これまで最低限の装備しか持たない方針であったが、より登山を楽しめるようにとジェットボイルミニモを購入したので、試用も兼ねたた登山。ただでさえ重い雪山装備に、調理器具等が加わったことにより、約1キロ増。
先月、西吾妻山に行ったときと大して変わらないルート、距離であるが、とにかく時間がかかり、登山口どある裏磐梯スキー場に到着したのは7時頃になってしまった。
気を取り直して、登山開始。雪が深そうなので、始めからワカン装着。いわゆるモナカ状態であり、表面はパリッとしているが、中身はフワフワ。お菓子なら美味しそうであるが、歩きにくい。
イエローフォール目当てで、火山口ルートをとるが、リボンや案内版がほとんどないため、GPS無しでは厳しそう。先行者のトレースがあったため、迷うことはなかったが、トレースから先行者が右往左往した形跡が読み取れる。
イエローフォールの場所はロガーアプリの地図に記されていないため、Google Mapを頼り探すが、よくわからない。GPSの精度もあるかもしれないが、登山道から離れているようなので、トレースから外れて、林の中へ。斜面が急、かつ枝に邪魔をされる。無理に突破しようとしたら、サングラスを吹き飛ばされ、崖っぷちでギリギリ止まってくれた助かった。結局、それっぽいところは見つけたが、大してイエローでもないので、確信持てず。
樹林帯を抜けると、周囲が岩山に囲まれており、大迫力。ジオパーク登録されるだけある。斜面が急なため、途中でアイゼンに切り替えるが、稜線は雪深いところと、岩場のミックスでワカンに戻すべきか迷うが、アイゼンのまま進む。
弘法清水小屋から先の山頂への道のりは、想像以上に雪が深く、ラッセル必至。先行者が1名いたが、一人の力では道にはならず、後続の方々含め抜きつ抜かれつでジワジワ進み、何とか山頂へ進む。自分は途中でハムストリングがつってしまい、後から楽をさせて頂いた。
雲がかかったり、晴れたりを繰り返していたが、山頂に到着する頃には快晴気味。
猪苗代湖、奥只見方面、飯豊山、東西吾妻山、安達太良山まで、四方望める好天。山頂付近は雪庇が発達しており、1ヶ所踏み抜かれ、穴になっていた。
ここでジェットボイルミニモを本番初投入、流石に東京の自宅ベランダでの使用と比較すると、湯が沸くのに時間を要したが、無風に近いため、問題なく機能。
次は強風下でのテストが必要。
帰路は皆さんピストンの様だったが、同じ道はツマラナイと思って、ノートレースなのに、軽い気持ちで周回路を選択。これが間違いであった。
ノートレースで雪が深いのでワカンに換装し、つき進む。急斜面のトラバースが連続する道であったが、樹林がない所を道と勘違いし、下ってしまう。途中で気付きコースに復旧しようとするが、斜面が急過ぎて、ワカンでは滑り落ちる。降りるのは楽でも、木に掴まっていないと、滑り落ちていってしまう。登るのは諦め、トラバースしながらコースに復旧することにするも、木々の途切れる区間をクリアするのに、手を斜面に突っ込み摩擦で落下を和らげる必要があり、神経を磨り減らす。
斜面のいたるところにデブリが存在しており、小規模な雪崩が頻発している様子。
結局、このままでは危険と判断し、大きめの木の根元で、アイゼンとピッケルに装備品変更。換装中にも上から雪塊が崩れ落ちてきてくる有り様。
恐らく夏場は何て事ないトラバース道だろうが、冬季は雪崩の巣になっているので、自分の様な初級者が使うべきでないルート。地図読みを真剣に行わず、適当に進んだ自分の判断も、状況悪化に拍車をかけてしまった。冷静に考えれば、コースが等高線と平行になっているのだから、トラバースに決まっている…。
やっとの思いで、人工物の柵を発見した時には安堵した。しばらく下ると、小屋らしきモノが見えてきたので、もう一安心と思ったら、廃墟。どうも中の湯温泉跡地として有名らしいが、下調べしていないので、把握しておらず、不気味だった。脇にゴボゴポ音をたてる温泉が涌いていたが、雪のせいか冷えていた。
道に迷った影響で、下山するのが遅くなってしまった。
喜多方にラーメンを食べに行くつもりで、ランチタイム営業のみの店が
多いので、早目に下山する予定だったが、到着は17時。先月同様、坂内食堂本店さんのラーメンを美味しくいただいた。
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