北小野-霧訪山-牛首峠
- GPS
- 05:59
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 827m
- 下り
- 684m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:26
御嶽山大権現 0818
送電線 0822
かっとり城跡 0823
登山道分岐 0826
避難小屋 0829
霧訪山 0854-0920
えぼし 0950
1284標高点東北東の稜線屈曲点1027-38
駒沢山 1106
釜ノ沢三角点300m東1257
分水嶺分岐 1258-1314
林道桜沢線横断 1334
牛首峠 1340
山口BS 1401-36
(バス)
JA支所前BS 1502
(農家のおじさんと立ち話)
霧訪山登山口駐車場1526
天候 | 快晴。気温日中高い。風弱い |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
牛首峠から山口BSまで20分。辰野町営バスでJA支所前まで24分(経路により15分)。200円 JA支所前から駐車場まで道草食わなければ15分。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
えぼしあたりまでは一般登山道のレベル。 その後次第に荒れてきて、駒沢山以南では山高原地図の破線レベル以下。 草木が茂りだすとうるさくて歩けたものではないかも? 牛首峠への下りは下降点の目印ないが、下り始めると一転して目印豊富で明瞭。 |
その他周辺情報 | 温泉:駐車場近くで立ち話した農家のおじさんのおすすめは、辰野のかやぶきの館。 蕎麦食べても1000円と言われたが、調べると温泉でないので、予定通り 諏訪上社近くの温泉銭湯、宮の湯へ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地形図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
カメラ
簡易アイゼン(使用せず)
|
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感想
中央分水嶺踏破と、太平洋日本海横断ルートの稜線通しの補正、どちらも貫徹は至難で
あるが、その2つを兼ねるルート。昨年の同じ時期に霧訪山を経て牛首峠まで行く予定で
塩尻峠から南下したが、遅れ気味とやや水不足の為に霧訪山で打ち切った。その残りだ。
茸の止め山の為、秋は避けたいし、牛首峠から駐車場に戻るのに利用するバスは
平日のみなので、平日に行ける日を狙っていた。
掲示物がにぎやかな登山口を過ぎ、急登を20分ほど行くと、御嶽山大権現、送電線、
かつとり城跡、登山道分岐、避難小屋と矢継ぎ早にいろんなものが現れる。それらが
終わるとまた20分ほど登って頂上だ。前回通らなかった新登山道を行くことも頭にあったが、
分岐に90分とあったのでやめた(直登なら30分)。
関西から北陸では黄砂が予想されており、心配があったが問題なし。このクラスの
山としてはダントツに素晴らしい展望だ。この山自体が属しているともいえる中央アルプスを
除けば、中部山岳の大部分が見えるのではないか。そのせいもあってか、平日の早い時間にも
かかわらず、数名の登山者に出会った。
さて、例によってGPSが不調だったが、山頂で、携帯を再起動すると動き出した。
しかし、えぼしへ向かって下り始めるとすぐに測位をサボるようになったので、あきらめて、
胸ポケットからザックの雨蓋へ追放。すると次に見た時は動作しており、その後は
胸ポケットでも安定して動作した。
霧塔山の下りはじめだけがとても急だが、そのあとはほどほどの傾斜で細かい
アップダウンを繰り返す。えぼしまではかなり歩かれているし、その先も1284標高点東の
ピークの登りなどはロープまでついている。
その少し先で、カモシカに出会う。びっくりして鳴きながら飛びずさったが、
そのあとは興味津々といった感じで、よそ見をしたりしながらも2〜3分も動こうとしない。
こっちが飽きてきてそのまま先へ進んだ。
さて、その先駒沢山の南あたりから先は、どうもルートはイマイチ心もとない。一応、
茸の止め山を示すビニール紐が張られている場所が多いのであるが、1262標高点東北東の
稜線屈曲点は尾根の幅が広いし、1338標高点北東では、北方向の顕著な支尾根(1251標高点に
向かう)に方面へ紛らわしい目印があったりする。
私も、GPSログの示す通り、1338標高点すぐ北のピークで支尾根に巻き込まれている。
踏跡も薄い場所が多く、全体にヤブっぽい。草木が茂る季節には歩きたくない。展望は
おおむね樹間からとなるが、数ヶ所、なんとか写真が撮れる程度に開けた場所がある。
さて、分水嶺は牛首峠のほぼ真北で南に折れるが、稜線は市町界の示す通りに
そのまま西進して1393.1の釜ノ沢三角点へ伸びている。釜ノ沢三角点経由で牛首峠へ
下った記録もある。
分水嶺への分岐には何も目印はないが、植生的には問題ないし、止め山の表示もない。
地形図を見ても下るのに問題なさそうだ。
釜ノ沢三角点まで往復してから分水嶺を下ることにして、念のため枝を目印に
立てて置いて、300m程西進してみた。釜ノ沢三角点のピークが見えてきたが、
変哲のないピークで、この山域では一番高いという以外に取柄はなさそうなので、
あっさりと割愛することに決めた。
引き返して分水嶺を下る。下り始めると目印の多いこと多いこと、下部では倒木もあるが
迷いようがない。あっという間に林道を横断し、なおも続く分水嶺を牛首峠の北の
小ピークに向け直進する。が、小ピークの回りはニガイチゴかなんかのバラ科植物が
うるさくて侵入できず、旧林道と思しき左へ入ると今度は倒木地帯。
とはいっても、悪戦苦闘したのは数分で、牛首峠(県道)のゲートに出た。19日までは
冬季閉鎖と掲示。南側には駐車場もあり、プランによっては次回使えそうだ。また、昨年
霧訪山で区切ったのは、まず正解だったようだ。単純に時間を合計しただけで17時過ぎの
到着となる。疲労を考慮すれば日没前後になってもおかしくない。
山口BSまでは県道を20分ほどで着き、見積もりより余裕があったので、峠近辺を
もう少し偵察しておけばよかったと後で思った。
町営バスの運転手は話好きで20分喋りっぱなし。移住を勧める口調だ。実は以前、この辺の
企業の求人に応募したけど、書類で落とされたことがある(それは言わなかったが)。
小野でバスを降り、登山口駐車場まで歩いていたら農作業中のおじさんに声をかけられ、
ここでも10分も話したかな。止め山の話になると、あのへんは松の樹齢が経ち過ぎて
いるから、今はもう松茸は大したでないんだ...、とのこと。話好きが多い土地なのか?
ともあれ、小さな山域だが意外に面白い場所ではあった。たまにこういう掘り出し物が
あるのが、テーマ登山をやっていて楽しいところだ。もう少し南まで頑張ってみるかな。
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