妙義山茨尾根ピーク/360°絶景ピークへ/VRパノラマ作りその2
- GPS
- 05:32
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 1,023m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ、自販機あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中間道から堀切への分岐の手前の道脇に少し雪が残っているところがあり、うっかり踏んで滑らないように注意。もっとも1〜2日で無くなるでしょう。 中の岳駐車場から第4石門までは、第2石門前後の鎖場は初心者には手強い。雨等で濡れてるときは避けた方が良いと思います。 大砲岩、天狗の評定はかなり高度感があります。鎖場で落ちたら登山道からも落ちてあの世行きの可能性があります。もちろん岩稜上で滑ったり転んだりしても同様です。 中間道堀切分岐-堀切は鎖なしの岩場が3ヵ所あります。岩の凸凹が豊富で手がかり足がかりは沢山あるので、落ち着いて行動すればクリアできます。やはり濡れてるときは止めた方が良いと思います。 堀切から茨尾根ピークは木の根を掴んで攀じ登るところもありますが難易度は少し下がります。ただ少しザレているところもあるので、下に登山者が居る時は落石しないよう注意しましょう。 下山後はもみじの湯。 |
写真
感想
茨尾根ピークは中級者でも行けるとの情報があり行ってみた。
中間道から堀切へは鎖の無い岩場があり思っていたより難しかった。コンディションが良かったので楽しく登れたが雨などでは足元が滑りそうな時は行かないほうが良いでしょう。
ピークからの眺望は空中に放り出されたような感じです。動画、VRパノラマをご覧下さい!
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3月から活動を再開する予定だったよれッキング部も天候不順の週末が続いたため、再開が4月にずれ込んでしまいました。ようやくの再始動です。
今年は槍ヶ岳に登りたいなんて言うメンバー(sio02)が居り、一方鎖なんて見たことも無いようなメンバーも居ますので、多少なりとも岩場、鎖場、梯子に慣れておいた方が良いだろう、と言うことで妙義山の石門コースとそれに加えて茨尾根のピークというコースを設定しました。
茨尾根のピークは、とある妙義山情報をまとめてくださっているブログで、中級者でも行ける場所として挙げられていたのと、昭文社の地図を見ても茨尾根ピークまでの間は危険箇所は記載されていないので、様子を見つつ行ければ行ってみることにしました。
さて、駐車場に車を停めて、石門登山口から入ります。すぐに「カニのこてしらべ」という鎖場が出てきます。こてしらべ程度です。
第一石門をくぐって、第二石門が見えてくると、「カニのよこばい」という鎖場です。こてしらべよりは若干難しいですが問題ないでしょう。
カニのよこばいのトラバース終了地点から「たてばい」の鎖場が始まります。小さいルンゼの上を石門へと登っていきます。ここはしっかりと鎖を使って登る必要があります。
石門をくぐるとすぐに「つるべさがり」となります。ここは長さ20mくらいの長い鎖場です。初心者には結構怖いと思います。昨年末から一緒に行くようになったNさんも岩にへばりつくようにしてなかなか苦労しています。もっと岩から上体を離さないとかえって足元が滑りやすくなるので、「レスキュー隊が壁を降りる時のように」とアドバイスすると何かコツを掴んだようでするすると降りてきました。
次は「片手さがり」の鎖場です。真っ直ぐ降りる鎖と、左手側にトラバースしてから降りる鎖があり、お好みで選べます。がしかし普通気付かずに真っ直ぐ進んでしまうと思います。自分も振り返って気が付きました。
この鎖場は迂回コースもあるので、難しかったら全て迂回することが出来ます。
そして第四石門のある石門広場へ到着。休憩を入れます。
(第三石門はメインコースから分岐していて30mくらいを往復する。途中にトラバースの鎖場あり)
次は大砲岩へと向かいます。昭文社の地図でも危険マークがついていますので、無理と思ったら引き返すということにします。
つるべさがりほど長くは無いですが、急だったり、鎖から手を離すと登山道からも落ちてしまいそうな所(そして下まで転落)があり、難易度というか危険度が高いです。大砲岩と天狗の評定への分岐の所までは行きましたが、大砲岩へはとても行く気がせず、天狗の評定へもちょっと今日のところは勘弁してやろうじゃないかえへへ、と言うことで引き返しました。Nさんに至っては分岐点の岩にしがみついて離れられない状態になっています。そんな中sio02は天狗の評定まで行ってきてます。高い所で足が竦まない人はいいなー。(行く場合は手前でザックをデポした方が良いです)
さて、次は堀切経由で茨尾根ピークへ向かいます。途中、長い鉄階段が現れます。こ、こんなの地図には「長い鉄階段」としか書いてないじゃないか!ここは「両側の切り立った岩尾根場を下る急で長い鉄階段で膝が震えるかもしれませんが頑張っていきましょう。落ちなければ大丈夫です(笑)」くらいに表記してもらわないと正確に伝わらないじゃないか!(私に)。・・・まあ、手すりもあるし、つかまって、慎重に、一歩、一歩、降りて、いけば、問題ない、と唱えつつ降りていきます。
中間道から堀切へ向かう道がわかりません。いくらなんでも行き過ぎだろうと思い、引き返しつつ地図と地形を見比べて歩き回ると、岩に黄色スプレーで「↑ホッキリ」とありました。相当注意してないと見逃します。
中間道から堀切への道には岩場が3ヵ所あります。いずれもあれ?道はどっちだ?と思ったら横の岩に「↑」と書いてありました・・・これを直登ですか?!。どれも鎖はありませんが手がかり足がかりの豊富な40度、50度、60度くらいの岩場です。このコースは自分が思っていたよりも難易度が高いようです。気合を入れて登ります。Nさんもゆっくりながら確実に後を登っています。sio02も大丈夫そうです。なら先に進みましょう。
堀切から茨尾根ピークへは稜線歩きとなります。時々ある岩ピークは巻いていくので危険はありません。最後の茨尾根ピークへ登ると360度の大パノラマがひろがっています。ここは凄い開放感です。山頂縦走コースを行く人はこんなところを縦走していくんですね。正面には鷹戻しの鎖場も見え、登山者が鎖を登り降りしている様子が小さく見えます。
ピーク上は5人も居れば一杯となってしまう狭い場所ですので、複数人で上がったときは、うっかりぶつかったりして押し出さないよう注意が必要です。
昼食を摂り、写真を一通り撮ったら下山します。
下山コースは大人場まで降りるつもりでしたが、かなりのアップダウンになりそうなので来た道を引き返し、見晴台と中ノ岳神社を通るコースに変えました。
途中石門広場で、テープスリングで簡易ハーネスを作り、さらにスリング2本で確保を取りながら支点を通過する練習をしている団体がありました。
これから「つるべさがり」と「たてばい」へ行くのが今日の本番らしい。自分達もせめてあれくらいの確保は出来るようになっておいた方が良いだろうか。
今回も山頂VRパノラマを作りました。
ぐるっと見回したり、足元を覗き込んでみてください。
view from peak Baraone of mt.myougi
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