【Wヘッダー1】観音峠から茅ヶ岳-行きは良い良い帰りは恐い-【山梨百名山】
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- GPS
- 04:34
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 782m
- 下り
- 788m
コースタイム
天候 | 晴れ、9時までやや強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
↓発見できなかった駐車場(?) https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-1482 下山時3台駐車していました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■観音峠〜金山 鎖(ロープ)場7、8か所、そのうち垂直登攀3か所程、最大高さ3m程。痩せ尾根3か所程。うち一か所は長い。岩場のナイフリッジと巻く道で選択できる痩せ尾根あり。復路はかなり怖かった。 トラロープはどれも長すぎて岩場や枝に引っかかっているものが多く、頼りにならない物が多いと感じた。 ピンクテープと赤ペンキの矢印が豊富にあるが、往路の標高1580m付近でピンクテープが左側トラバース路に落ちており(正しいコースは右側痩せ尾根)、そちらに導かれてしまった。 100m程でトラバース路は消失、右の尾根を見上げると遠くにピンクテープがあったので強引に尾根に登り復帰した。 ■金山〜茅ヶ岳:一般的なコースだが霜柱が溶けて所々泥濘化しており、3回滑って尻もち。茅ヶ岳頂上は岩以外はすべて泥濘。 |
写真
風が吹き寒いので、長袖シャツ+フリースのベスト+レインウェア+手袋+ニットキャップと冬の装備で出発。
雪はなさそうなので靴はトレラン用、ハイカットの靴とチェーンスパイクは車に置いていった。
しかも、そこ「だけ」ロープが無い。
風はやや強め。歩いているときに突風が来てよろけたら…。
結論:四つん這いで通過。白い部分はやはりやや脆く感じた。
また、この白尾根の先のトラロープは微妙にコースから離れて弛み、頼りにならず。
デジカメを望遠鏡代わりに使いズームで撮影すると、確かにピンクテープが結んであるのでコースと確信。
緩い斜面だがコース外で下は谷なので行くのは危険。
足元が崩れ滑落するかもしれない。
木に掴まって手を伸ばせば届くかもしれないが、しっかりした木が無い。
結局、落ちていた2,3mある長い枝の先端をストラップに引っ掛け吊り上げ、無事回収した。
吊り上げ時に撮影しようかなと思ったが、余計なことをすると失敗しそうな気がしたのでやめた。
この辺り、緊張の連続で膝がガクガクになりそうだった。
高さはなんてことは無いのだが、上から見ると岩場が突き出ているので足を置く場所が確認できず、鎖を掴んで座りどうしようかなと思案している間に重力でズリズリ落ち始め、仕方なく鎖を掴んで飛び降りた。
危険な行為だったので反省。
この後、ズボンのポケットに入れていたサングラスを落としたことに気付いたが、引き返して探す気にならずそのまま進んだ。
装備
個人装備 |
■登山道具: 25Lザック(モンベル)
トレッキングシューズ(モントレイル)
ヘッデン
熊避け鈴
コンパス
山行計画の地図
ストック
■衣類:頭巾
ニットキャップ
フリースのベスト
長袖メッシュシャツ
長ズボン
デタッチャブルグローブ
レインウェア上
■食料:サンドイッチ
アミノバイタル
噛むブレスケア
■飲料系:水500ml
お湯800ml
ポーションコーヒー
クリープ
粉末ポタージュ
ほうじ茶
■衛生関係:目薬
鎮痛剤
ビオフェルミン止瀉薬
ポケットティッシュ
■その他:スマートフォン
スマートフォンの予備バッテリー
サングラス
サングラスのポーチ
デジタルカメラ
デジカメの予備バッテリー
デジカメのポーチ
財布
老眼鏡
ミニカッター
爪切り
鍵
保温マグカップ
プラスプーン
フォーク
エマージェンシーシート
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---|
感想
■前日の一人会議
ヤマテンの甲武信ヶ岳の予報では標高2400m以上は積雪5cm前後、以下は雨だった。
・第一候補=西沢渓谷から鶏冠山
雨なので滑りやすそう。元々危険な山なのでやめよう。
・第2候補=毛木平から甲武信ヶ岳
4月の山行記録が0件→ということは歩いている人が少ないかゼロ→ヤバそう
→今日(4/27)はおそらく雪で更に積雪→ということはトレース無い→深雪登山の装備も経験も無いので危険、やめよう。
茅ヶ岳から見た全アルプスや八ヶ岳、富士山は新雪(おそらく)を被っていたので、この判断は正しかったと思う。
・第3候補=茅ヶ岳
いつか行こうと思っていたが、深田久弥公園からのコースは人が多そうなので食指が動かず。
しかし3月に曲岳などを登った時、観音峠にも登山口があったことを思い出す。
<平見城から曲岳・升形山・黒富士・太刀岡山を周回【山梨百名山×3】>
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1744385.html
この時は観音峠の手前のゲートが閉まっていたが4/25までと書いてあったので、今は開いているはず。
いつも参考にしている山梨百名山マスター、hanz130さんの山行記録を見ると変化に富み面白そうなので行ってみよう。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-514264.html
しかし往復6kmなので、すぐ終わりそうだ。
・もう一座=羅漢寺山
GWで天気予報がいいのは明日だけ、茅ヶ岳だけで帰るのはもったいない。
近くにある羅漢寺山、低山で楽そうなので登るか→獅子平という登山口が近い→でもピストンか→周回した山行記録発見(下記)→茅ヶ岳の後に行こう
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1718958.html
■当日
・登山口まで
4:30起床、5:30出発。
高速に乗ると小仏トンネルで渋滞が始まっていた。
トンネル内の4台追突事故を過ぎたら後はスイスイ。
双葉SAは混んでいたので双葉スマートICを降りたら真ん前にある7-11でトイレ。
後はナビに従い観音峠へ。
ゲートは開いていた。
曲岳の登山口まで進んだが駐車場がわからず、仕方なく引き返して茅ヶ岳登山口前の余地に駐車。
・観音峠↑金山北峰
「コース状況/危険箇所等」参照。
登りで怖かったのは写真にもある白い痩せ尾根。
ザックのポケットに入れていた蓋つきマグカップの蓋を落としたが、回収できた。
誰とも会わず。
・金山北峰↓石門↑茅ヶ岳(往復)
危険は少なかったが往路の下りで2回、復路の下りで一回尻もち。
・金山北峰↓観音峠
下り始めで年上のご夫婦とすれ違い。
向こうも「このコースで初めて人と会った」と言っていた。
痩せ尾根は下りの為高度感と滑落の危険性が増し、更に金山⇔茅ヶ岳で何度も尻もちしたため「転ぶのでは(痩せ尾根で転んだら即滑落)」という警戒心が強くなり、かなり怖かった。
痩せ尾根通過中に、背中側が岩だったか木だったか忘れたが体を横にして進む場所があり、ザックの厚みで通過しにくい場所があり、ここも怖かった。
その後ストックを落としてしまった。
回収は諦めかけたが、写真のキャプションにある方法で回収した。
しかし終盤でサングラスを紛失。
入れていたズボンのポケットは深く、今まで何も落としたことは無かったが落ちてしまった。
■反省点
・ストックのストラップは締める。
・岩場、鎖場では落とす可能性が高いのでザックのポケットに何も入れない。
・岩場、鎖場では面倒でもストックをザックにしまう。
・岩場、鎖場ではズボンのポケットにも何も入れない。
・岩場、鎖場では指先までガードする手袋を。
■全体の感想
登りは変化に富みスリリングながらも面白いコースでした。
しかし下りは自分には難易度が高いコースでした。
以前から岩場の下りに自信がありませんでしたが(@妙義山など)、今回はっきりと自覚。
八ヶ岳の真教寺尾根と県界尾根を使う山行を考えていましたが、ここより本格的な岩場なのでやめようかな、と考え中。
↓に続きます。
■2座目
【Wヘッダー2】獅子平から羅漢寺山を周回【山梨百名山】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1811985.html
コメント
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こんにちは donsokuさん
観音峠ルート、怖そうですね
71番目の写真の向こうは奈落の底みたい
私も石門は二度通りましたが、
いつか、ロシアンルーレットですんねえ
おっ怖い
ストック無事回収、よかったですねえ
お疲れ様
tantanmameさん、コメントありがとうございます。
下りは、本当に怖かったです。
tantanmameさん、wさんのようにお二人なら励まし合って怖さを緩和できたんでしょうけどね。一人の辛い所です。
石門、後から考えたら「落ちてくる岩を支えるポーズ」が良かったですね。
行くことがあったら、ぜひ撮影してください
ストックはお気に入りなのと、山にごみを放置せずに済んだのも良かったです。
道志の某山で滑落したときに荷物をぶちまけてしまったことがあるので。
とはいっても、サングラスを落としてしまいましたが
donsokuさん、こんにちは!
茅ヶ岳〜 山梨百、お疲れ様です
観音峠からでしたか!
私は公園からで、やっぱり込み合っていましたよ
こちらのコースからもいい!
でも少し危ないかなぁ
NO2のレコもお楽しみです
Windmurmurさん、コメントありがとうございます。
観音峠コースで出会ったのはご夫婦二人とトレラン3人組の5人だけでしたね。
黒戸尾根はもっと凄いんですよね?
黒戸尾根を経験したwさんなら大丈夫じゃないかな?
距離は短いので、黒戸尾根に行く前のトレーニングにいいかもしれません。
-追伸-
西沢渓谷から行く難しい方は「とさかやま」、
簡単な方は「けいかんさん」と読むそうです、Wikipediaによると。
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