蓑毛-大山-鐘ヶ嶽-広沢寺温泉 【霜踏みながら東丹沢プチ縦走】
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- GPS
- 06:50
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,196m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
10:58鐘ヶ嶽取り付き-11:08山神隧道分岐-11:27鐘ヶ嶽山頂11:45-12:31鐘ヶ嶽バス停-12:40広沢寺温泉「玉翠楼」13:36-13:46広沢寺温泉入口バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復)広沢寺温泉入口13:51発厚木バスセンター行き 相鉄線最寄駅から「丹沢・大山フリーパス」1380円を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蓑毛バス停に登山ポストあり(備え付けのペンなし) 朝早い時間は霜が降りていて、凍っているところもあるが歩きやすい 大山からの下りは霜が解けて、やわらかい所もあるが、スパッツが必要なほどではない 不動尻に下りる寸前、杉の倒木が道を塞いでいて通れません。道を外れて回るときに滑りやすいので注意。(滑って転びました) 広沢寺温泉の「玉翠楼」は強アルカリのお湯で肌がすべすべになります。 露天風呂だけですが、お湯の温度もよく、寒い日でも気持ちよく入れました。 屋外の休憩所が使えて入浴料は1,000円です。貴重品入れのロッカー代が別に100円かかります。ビール、酎ハイの自販機あり。酎ハイ350mlは250円でした。500円で岩魚や山菜なども頼めるようです。 |
写真
感想
土曜日に登ろうと思っていた。
金曜日に中4日で10kmのジョギングをしたら、ひどく調子が悪かった。
風が強く、寒く、風邪を引いてしまったのではないかと思った。
中4日も開いたのは、前週、手術後初めて週間72kmを走れたので、火曜は嵐の予報だったけど、月、火の休みは予定どおり。
それに車のフロントガラスの交換修理とそのときの代車を機械式駐車場に入れてトラブルを起こしてしまった事後処理で水、木も走れずじまい。
4日も開いているので、前週の疲労は抜けているし、感覚的には体は重くなかったのに、ピッチがまったく上がらない。
それで、土曜日は山行を自粛して、様子をみる。
ただ、土曜日の16kmジョグで、わりと普段の調子に近い感じまで戻ったようなので、日曜日に山行を決行する。
本調子でなくても、単独でも、あまり危険ではないところとして、まだ登ったことのない鐘ヶ嶽に行こう。
大山からのサブルートのうち、北尾根はまだ置いておいて、唐沢峠-不動尻-広沢寺温泉のルートを通ってみたい。
そしてなにより、秦野駅から大山山頂への道を一本通したい。
2月にリハビリがてら、秦野駅から弘法山-高取山-浅間山-蓑毛越まで行き、蓑毛に下りている。
今回、蓑毛から蓑毛越を経由して裏参道を通って山頂に至れば、1ヶ月半をおいて、秦野駅から山頂までの道がつながる!
それにこのルートなら、調子が悪くなったときのエスケープが十分確保できる。
蓑毛越でダウンなら、そのまま山頂を目指さず下社に向かう。山頂でダウンなら表参道とケーブルで降りる。
不動尻でダウンなら、鐘ヶ嶽によらず広沢寺温泉に向かう、という具合。
いずれにしても余裕を持った行程にするため、最寄り駅始発で出発する。
今回、ストックは持たない。
スパッツと軽アイゼンを持っていったが、使わなかった。
合羽と折りたたみ傘も持っていったが、使わなかった。
セーターを持っていったが、着なかった。
朝、出掛けに玄関を出てみたら思いのほか寒かったので、冬山用のスキージャケットを着ていくことにした。
山の中では終始脱いでいたが、往復の電車、バスの中では着ていた。
天気はよかったが、4月なのにずいぶんと寒い日だった。
登り始めは、ロングTシャツと長袖ラグビージャージ、パーカーにニット帽。下はロングタイツに山ズボン。5本指靴下に厚手の靴下。
ネックウォーマーに2重手袋。
蓑毛越に着く前にネックウォーマーとパーカーは脱いだが、舗装林道では帽子と手袋をはずしたものの、あとはこのままの格好で歩き通した。
2月、3月の雪の塔ノ岳、丹沢山でロングTシャツ1枚で歩いていたのとは大違い。
標高1200mでは、さすがに雪は残っていなかったが、朝早くは霜が降りていたり、凍っているところもあった。
それはそれで、解けてぐちゃぐちゃの道よりもずっと歩きやすくてよかった。
しかし、雪山初心者の僕としては、ここのところ雪の道をうきうきして歩いていた気分が、今日は味わえなくて、残念。
雪のない道では満足しなくなってきた?
今日は何か、ゴールの温泉にせかされているような歩きだった。大山の山頂も食事時間には早い時刻に到着したので、ザックを下ろして写真を撮っただけで、そのまま通過。
それでも、下りはひざが少し不安だったのと、初めての唐沢峠方面だったので、写真をたくさん撮りながら、ゆっくり目に降りてきました。
途中、目を奪われたのが、仏果山、経ヶ岳につらなる華厳山、煤ヶ谷高取山の尾根が採石工事でえぐられているところ。
前に仏果山、経ヶ岳を歩いたのは10年も前で、そのときには気づかなかったから、最近始まったのか。
塔ノ岳からも見えていたのかもしれないが、遠くてわからなかった。大山から東へ降りてきて、大分近くまできたので、はっきり見えたのだろう。
世の中、経済の論理で動いているから、どうしようもないのかもしれないが、理屈ではないところで、とても悲しい気持ちになる。
自分は山の所有者でもないけれど、景色はみんなのものと言っては、勝手だろうか。
去年の暮れから1月にかけて40日余り入院していたきに、毎日丹沢の山を眺めていた。
病院と山との距離、方角、標高から稜線の計算をして山座同定をしていた。
動植物のように生命体ではないけれど、なぜ地面の起伏をこんなに愛おしく感じてしまうのだろう。
朝2番の蓑毛行きのバスは空いていた。5〜6人だっただろうか。
蓑毛みちは誰にもすれ違わなかった。イタツミ尾根から合流した後は、とても多くの人がいた。
唐沢峠、不動尻に至る下山道もすれ違う人は少なかった。
鐘ヶ嶽は山頂、表参道は大勢のハイカーとすれ違った。この道はいいですね。できたら家族と来られるといいな。
不動尻からの二ノ足林道。山神隧道を抜けて鐘ヶ嶽に登るのが一般的なルートのようですが、他の方のレコでショートカットがあるようなので期待していました。
実は、トンネルが苦手で、通らずに済んだらどんなにいいものかと。
高いところの方が、もっと苦手なんですけれど。
トンネル手前の登山口は、不動尻から15分くらいの所、とてもわかりやすい標識もあり、枯れた沢伝いに歩く道も整備されていて、何も問題はありませんでした。
今回の山行のチャレンジのひとつが、新しく作った遠近両用めがねでした。
焦点の合う範囲が狭く、首を振って、顔を向けないと、はっきり見えないし、慣れるまでは船酔いみたいな気分にもなる。
それでも最近、車もこのめがねで運転するようになってきたので、余り危険なところもない今回の山行で試してみました。
結果は、問題なし。地図を見たり、時計を見たりおにぎりの包装を解いたりするのに、いちいちめがねを額の上にずらさなくてもよいのは楽です。
鐘ヶ嶽の西側の登りの途中に、左に杉の植林があり、右は広葉樹の自然林のところがあるのですが、右側にはヒノキも生えていて、時折右から風が上がってくると、それまでの杉の香りが一瞬ヒノキの香りになるのです。
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