武尊山 一周 日百037
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- GPS
- 15:03
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 1,904m
- 下り
- 1,893m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
武尊山は東側に剣ヶ峰(川場剣ヶ峰)、西側に剣ヶ峰山(西武尊)があり、2つの剣ヶ峰がある事が印象的で、他のピークも含め縦走してみたいと思っていた。武尊縦走のレコは幾つもあるがソロなら公共交通機関、パーティならゴール地点に車デポなどしているみたい。自家用車&ソロの自分は妙案が浮かばず、川場キャンプ場→武尊山→川場谷野営場と登山道を進み、川場谷野営場→川場温泉→川場キャンプ場と車道を進む周回コースをとる事にした。
ちなみに武尊山の南東部に川場谷野営場、南西部に(武尊高原)川場キャンプ場がある(紛らわしい)。
自家用車にこだわるのは、公共交通機関のスケジュールに合わせられる自信がないから。計画を思い立ってから約1年、天気予報と自身の予定の都合が合致して漸く実行できた。
印象に残った事を書くと
○川場キャンプ場→高手山→西方の登りは、ハイキングコースの様で案内板が所々あり、険しいところがなく、従って苦しい登りではなく、段々と高度を上げるに従い見晴らしが広がっていき、色んな名山が見える様になり気持ちが高揚してくる。気持ちに余裕があり一番楽しかった所かな。
縦走路から見える色んな山やピークは、どうせ山頂でほぼ全て見えてしまうが、縦走するに従い視点が変わり、その形状・見え方も変わるのが面白かった。
○リフト終点に自分が着いた時間と、リフト利用者の到着時間がほぼ一緒だった。剣ヶ峰山の先でリフト利用者に追い抜かれた。山頂直下の登りで自分の前に4名居たが、先頭の方がルート探索に苦戦しているようで停滞気味だった。ヤマレコアプリの地図を見ながらもっと右(東側)かなと思い、ストックを振りながら合図を出した。その合図を見た2人組さんが自分のほうへ来られたが、自分は東側に行き過ぎていて、夏道(雪に埋まっているが植生の障害物なし)に復帰するまで、お二方に藪漕ぎを強いてしまった。事故無くて幸いだったが。結局この2人組さんが、その日の登頂一番手になった。
○快晴の中、山頂で様々な名山が眺められた。他の登山者と山座同定しながら楽しんだ。おにぎりと菓子パンで昼食を摂り、景観も堪能し、体力も気力も回復した・・・つもりでした。
○沖武尊から中ノ岳へ進む途中、人ひとりが通ったトレースを見つけた。川場谷野営場から登ってきた方のトレースで、その方に中ノ岳の手前で追いつかれた(その方は山頂から野営場へ戻る途中)。健脚な方で直ぐに引き離され姿が見えなくなってしまった。野営場から自分のトレースが続いてますよと教えて頂いたので辿らせて貰った。ピークを迂回するトレースで、中ノ岳 家ノ串山 川場剣ヶ峰を登頂する事なく終わってしまった。山頂の休息で回復したつもりでいたが中ノ岳辺りで疲労が戻っていたので、辿るトレースがなくても、これらピークを避けるルートを採っていたかもしれない。色んなピークを踏むための縦走する意義が半減した。自分の体力を超えた山行だった。
○前武尊から天狗尾根を下るルート、ここが一番きつかった。最初は木々の疎らな雪斜面で尻辷りしながら楽な下りと思っていた。高度1700m辺りから西側と違い雪解けが進んでいて(同程度の高度の高手山〜西峰のルートは完全に雪の中)、木の根っこや岩や泥の険しい急斜面となっていた。膝に負担がかかりスピードも出し難い。下りきるまでにコースタイムを3時間超えていた。
○川場谷野営場沿いの林道の終点でデポした自転車に乗る。ここから川場温泉までの下りは距離8.5km 標高差500m程度、川場温泉から川場キャンプ場までの上りは距離8km 標高差500m程度。少しだが上りの距離が短くなる時計回りのルートを選択した。上記の険しいルートが上りでなく下りとなって幸いした。川場温泉から川場キャンプ場への上りを自転車を漕いで約2km進んだが、ふじやまビレッジ(世田谷区の施設)の前で限界となり、以降は自転車を押しながらの歩行となった。肩や腰が重苦しく、数分置きに小休止を繰り返しながら進んだ。上り始めは18時頃で途中で真っ暗に。暗闇の中で山道を高度を上げながら進むのは気味悪く、また心細かった。
○スタート時点で少々の降雪あり、山頂方面が曇っていて、不安を感じながら登り始めたが、直ぐに雪が止み晴れ上がった。日没まで快晴。おかげで酷い雪焼けになった。剣ヶ峰山と山頂の間で多少の風があったが、それ以外はほぼ無風状態。山頂と中ノ岳の間でパシャパシャ?という不思議な音を聞いた。枯れ木の枝について成長した氷塊が日照で溶け出し、索状の塊のまま落下していく音だった。自然には色々な音があるのだな。
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