日本オートルート後半●飛越峠〜新穂高

- GPS
- 32:02
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 2,934m
- 下り
- 3,090m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:10
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 10:03
- 山行
- 11:54
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 13:15
| 過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
1日目は冬型の風雪の予報だったので樹林帯の北ノ俣避難小屋までの行動とし、翌日の晴天予報を信じて、飛越トンネル手前3・5キロの林道土砂崩壊地点から遅めの時間に歩き始める。飛越トンネルから稜線までは藪がうるさいが稜線上は樹林帯で風があまりなく、降雪の中をシール歩行で進んだ。寺地山をトラバースしようとして谷に当たってしまい登り直して疲労。寺地山からの下りはシールを付けたままでエッジが効かないのと狭い尾根で木もかぶっていて何度か転びさらに疲労したが、暗くなる前に北ノ俣避難小屋着。小屋付近での積雪は20僂曚鼻I雪は午後には弱まる予報で確かに一時風雪がやんだが夕方にかけ再び強くなり、低温が続いていた。小屋はもともと7人定員のところ、大学生数人パーティーで畳1畳ほどしか空いておらず、テント泊とした。他にテントが数張り。
2日目早朝の北ノ俣岳への登りは風もあり凍った斜面で、遭難者を探すヘリの音が響く中をスキーアイゼンを付けての直登が威力を発揮した。600m登り切り、主稜線からの眺めは素晴らしかったが、中俣乗越への滑降はあっという間に終わり、すぐまた黒部五郎岳への登り500mに差しかかった。二重の彩雲が黒部五郎岳に架かり美しかったが、頂上への登りは北ノ俣岳より急で、つぼ足アイゼンで登ったが時間がかかり苦しい。この日に双六小屋まで行くのは諦め、黒部五郎岳頂上で大休止。頂上からは雪崩おそれで北側の肩からカール内には滑り込めず南の尾根上を滑降するが、岩峰を巻いたりつぼ足で歩いたりで400mほど下って疲労し、カール内へ滑り込んだら快適な滑降ができた。黒部五郎小舎のある五郎平は無風の別天地で、テント泊が快適。他2パーティーが泊。
3日目は予報よりも良く朝から晴れ、しかし翌日から荒天予報なので西鎌尾根はあきらめて新穂高に降りることにした。三俣蓮華まではスキーアイゼンを付けての登り500m。頂上で槍穂がぐっと近づいた豪華な眺めを楽しんだ後は、稜線上かトラバースの2ルートあるが、稜線上を行ったところ、丸山の下りで夏道をつぼ足で歩いて何度もはまって疲労。さらに双六岳には上がらず中道分岐からシールを外してトラバースしたがつぼ足で登り返すことになり疲労し、双六尾根から双六小屋に下るシュカブラだらけの斜面の滑降でも苦戦し、筋力を消耗した。
双六小屋から大ノマ乗越へは尾根上を行くルートもあるが、迷わず双六谷を滑降して登り返すことにし、双六谷C2180まで350m滑降、曇りになってきて大ノマ乗越への最後の登り300m、大ノマ乗越から秩父沢の900mの大滑降は、最初急斜面で慎重にキックターンで、緩くなってからは筋力が復活してターンがきまり快適な滑降で小池新道入口に出た。これで林道を滑って終わりかと思ったら、デブリが2百メール程も続き、スキーをザックに着けてのアップダウンは最後の頑張りどころだった。林道は半分くらいスキーで滑れて、残りはスキーを持って歩き暗くなる前に新穂高についた。
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