記録ID: 1820894
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無雪期ピークハント/縦走
祖母・傾
傾山(九折登山口より周回)
2019年05月02日(木) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:11
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,559m
- 下り
- 1,551m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:09
14:16
九折登山口
天候 | 曇りのち晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■九折登山口〜九折越 駐車場の先を進み、堰堤のところから急傾斜のスロープを登る。舗装された道から分岐を右に入り、獣道のような道を駆け上がる。登山道は崖縁を進み、谷を詰めていく。途中からトラバースしていき、カンカケ谷に達すると、渡渉を繰り返し遡上していく。最後の渡渉の後、ロープの急登から始まり、急峻な崖を登っていき、高度を上げる。林道を斜めに横断すると九十九折で尾根道を上がっていく。登りつめたところにある広場が九折越になる。 ■九折越〜山頂 九折越からは広い尾根道を緩やかに登る。傾山の岩峰が次第に大きくなってくる。山頂部に取り付くと急登が始まる。岩場をよじ登り、後傾の上に出る。さらに奥に進み、裏から回り込むと山頂に達する。 ■山頂〜三ッ尾 山頂から分岐に戻って下りが始まる。と思いきや一度前傾を登り返す。馬酔木の尾根道を進み、水場分岐に出る。水場コースは落ち葉で登山道がよく見えないので、ピンクテープを頼りに下る。沢に出ると水場に達する。水場からは坊主尾根に向けてトラバースが始まるが、よじり上りあり、ロープありのアスレチックなコースの上、登山道が不明瞭なのでピンクテープとケルンを頼りに進む。三ッ坊主コースと合流した後は、気持ち良い尾根歩きになる。緩やかに2度登り返すと三ッ尾に達する。 ■三ッ尾〜九折登山口 三ッ尾からは、やや急な個所はあるが、普通の下り道。林道に達すると左斜めに横断し、細尾根を急降下する。観音滝の上を渡渉し、障害物トラバースの後、滝つぼ分岐からは普通の下りとなる。青い橋から登山口までは舗装された道が続く。 |
写真
感想
九州遠征第3弾は傾山。本来はこのきつい山を最初に登る予定でしたが、天気が悪い日には不適なので、ようやく晴れた5/2まで待つこととなりました。とは言え、すでに2山登っているため、足への疲労が顕在化しつつあり、長丁場を歩き切れるか不安でしたが、現実は予想をはるかに超えていました。
分岐点から九折越コースに入った瞬間、足下は粘土質で滑りやすく、整形されていない獣道のような登山道。これは大変な登山になりそうな予感がしました。傾山の登山道は、試練を与える修験道の道とそれが悪夢であったかのような素晴らしく歩きやすい道が交互に現れ、登山者を手玉に取っているかのようでした。
とりわけ往復とも斜面の中腹を進むトラバースの道は、こんなところを進むのかと思うような道の連続で、登山道が不明瞭なため、ひたすらピンクテープを頼りに進まないとすぐに迷ってしまうような道でした。ピンクテープは、まるで1つの課題をクリアすると、さらに難易度の高い次の課題を指し示す、ゲートキーパーのようでした。足下が始終軟弱で滑りやすかったので、滑って滑落しないようにするため、緊張が途切れませんでした。
終わってみると予定を1時間以上オーバーしてしまいました。難しくないと言われたコースをたどってこれなので、三ッ坊主に進んでいたらどうなったでしょう。テント泊装備の方々も多く見かけましたが、あのコースをテント泊装備で登るとは頭が下がります。ただ、山頂の岩の上から見た景色は素晴らしく、いつまでもとどまっていたいと思わせるものでした。
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