寒風〜大谷山〜大御影山〜三重嶽
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- GPS
- 11:01
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 2,052m
- 下り
- 2,085m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:02
ビラデスト今津から近江中庄駅までの区間では、途中から走っています。
普通に歩けば、もっと時間がかかるはずです。
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR湖西線のマキノ駅の到着時刻が7:03で、湖国バスの発車時刻が7:04です。 乗り継ぎには1分の余裕しかないのだけど、JRが定時運行していれば、間に合う可能性が高そうとの印象です。 また、この便はマキノ高原温泉さらさバス停には寄らないので、マキノ高原民宿村バス停で降りる事になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■マキノ高原民宿村バス停〜寒風 マキノ高原民宿村バス停から一般道を歩き、マキノ高原へ。 林道分岐の辺りに登山口があるようですが、今回は道を間違えて進んでいます。 途中で気づき、手近の尾根を進み、強引に一般のルートに復帰しています。 この部分は参考にしないで下さい。 ジグザグ気味に標高を上げて行くと、展望所があります。 素晴らしいブナ林の広がる区間など、その後も特に問題はなく、寒風へ至ります。 ■高島トレイル 基本的に整備されたルートとなっており、概ね歩きやすく、標識もあります。 目印もそれなりにあったような。 凹状の道の横に新たにルート設定されているとの印象で、賛否はありそうだけど、そちらを歩く方が問題は少なそうです。 大御影山の登山口から少し登った辺りはやや急斜面で、倒木があるけど、大丈夫でしょう。 大御影山を過ぎると歩く人は少なくなるとの印象で、所々で少し分かりにくく感じるかも。 ■三重嶽〜ビラデスト今津〜近江中庄駅 三重嶽から南へ延びる尾根を下っています。 三重嶽の山頂の辺りは幼木が茂っており、進行方向が分かりにくくなっています。 その後は明瞭な尾根が続きます。 所々で幼木が繁茂しており、歩きにくく感じます。 植林帯に入ると進行方向が分かりにくくなるし、その後のトラバース道に乗るためにも、目印を追うのが良いでしょう。 道幅がやや狭めのトラバース道を辿り、最後は少し急な斜面の尾根を下ります。 写真105の地点で右折し、トラバース道を下り終えると、三重嶽の登山口に到着です。 ここからビラデスト今津までは長い林道歩きで、基本的に落石注意の道が続きます。 ビラデスト今津を過ぎると道は良くなり、近江中庄駅へ至ります。 |
写真
感想
昨年の8月と今年の2月に高島トレイルの山を歩き、この山域の素晴らしさを実感しました。
たくさんの花の開花を告げるレコがアップされ、「行くなら、今か」と思い、出かけて来ました。
これまでと同じ進み方ではなく、色々と考えた上でルートを設定。
ただし、花の撮影で時間を取られてしまう可能性があり、予定をこなすのが難しくなりそうでもあり、柔軟に対応すべく、事前に想定をしておきました。
マキノ駅に到着し、今回はバス利用なのでバス停へ。
乗り継ぎの時間は1分しかないのだけど、まだバスは車庫で待機中のようで、結局は発車時刻を2分ほど過ぎてからの出発だったかな。
マキノ高原民宿村バス停に到着し、ここからスタートです。
さらさを過ぎると、この時期にはゲレンデはキャンプサイトになっているようで、たくさんの人でかなりの賑わいで、圧倒されてしまいます。
トイレを済ませて、寒風の登山口方面へ。
きっちりと把握しないままに林道を歩いて行き、程なくしてヤマレコMAPのみんなの足跡から逸れているのに気づき、どうするかを思案。
そのまま林道を歩いて行くルートもあるようだけど、手近の尾根から一般のルートに合流する事にし、突入。
少し苦労したぐらいで、無事に合流。
結構な汗をかき、良い運動になりました?
その後はジグザグ気味の地味な道ですが、道脇にはイワカガミがたくさん咲いていて、目を楽しませてくれます。
ベンチのある展望所で、少し休憩。
カタクリの花が見られるようになり、イワカガミは次第につぼみの割合が増して来ます。
登山道はブナ林の中を進んで行き、何とも気持ちの良いルートで、晴れていれば最高だったでしょうね。
色々な花を楽しみながら歩き、寒風に到着です。
到着する前からそうなんだけど、ここからの展望は素晴らしい。
ただし、この日は霞んでいて、遠くはあまりはっきりせず。
展望を楽しみつつ、パンを食べて小腹を満たします。
大谷山方面へ向けて、ここからは高島トレイルを進みます。
辺りの下草はまだ冬の色合いが濃いように見えるけど、カタクリなどの花がそこかしこに咲いており、目を楽しませてくれます。
スミレを撮影しようと低い姿勢になり、再び歩き始めると、この日の最初の登山者がすぐ近くをこちらに。
変な所を見られてしまったはずで、ちょっと恥ずかしい。
大谷山の山頂には人の姿が見え、こちらに来られるのかなと予想。
過去とは違う方向へ進んでいるので、ちょっと新鮮な気分で歩き、大谷山山頂に到着です。
しかし、誰もおらず、こちらと同じく大御影山へ向かわれたのかな?
回り道をして進むはずだったけど、予定を変更して、そのままトレイルを辿ります。
時間短縮となり、程なくして石庭下山口に着くと、単独行の女性がおられ、少しお話し。
すぐ近くの白石平で展望を楽しみ、引き続き高島トレイルへ。
ここからは初めての道で少しドキドキするのだけど、歩きやすい道が続き、ブナ林は美しいし、咲き残っているイワウチワなどを見ながら順調に進みます。
分岐にて先程の方に追い付き、もう少しお話し。
こちらが先に出発し、もうお会いしないかなと思ったけど、結局、大御影山まで前後する形で歩く事に。
抜土に着き、福井県側から林道を通って車で来た2人組の方と少しお話し。
ゲートを超えて、林道を少しだけ歩くと大御影山の登山口で、ここから再入山。
少し登ると、ちょっと急な斜面で倒木があったりするけど、特に問題はなし。
周囲は再びブナ林となり、足元にイワウチワを見ながら登って行きます。
引き続きカタクリも咲いているし、退屈しません。
ビラデスト今津からの道と合流すると、この頃合で日が射すようになり、花も色鮮やかに輝いて見えるようになります。
それなりに風が吹いており、暑さも気にならず、歩きやすくて助かります。
合流後は人が多くなり、下って来る人、登りの人、どちらもそれなりの数です。
花を楽しみながらゆったりと歩き、大御影山山頂に到着です。
ここで昼食にします。
先程の女性も登って来られ、こちらと同じく楽しく歩かれたよう。
想定よりも早めの到着となり、予定通りに三重嶽へ向かう事にします。
ここからは歩く人が少なめになるようだけど、特に問題はなし。
引き続き花や新緑に癒されながら進みます。
鞍部の辺りで振り返ると、大御影山の反射板はもう小さく、順調に進んでいるのを実感。
大日尾根分岐で休憩中の方に挨拶をし、尾根を南下して行きます。
幹や枝がグネグネとした木が多く、冬場の風雪の厳しさが窺い知れるよう。
アップダウンのある尾根道を進んで行くと、周囲は所々で疎林になり、どこか雰囲気が変わって来る。
少しだけながらも残雪があり、山深い所までやって来たのかなと思わせられます。
辺りはどちらを向いても魅惑的な風景で、ここまで歩いて来て良かったと心から思ってしまいます。
ピークのように見えていた辺りまで登ってみると、登山道の近くに残雪があり、せっかくなので雪の感触を楽しんでみます。
この時期に1000mに満たない近畿の山で雪の上を歩く事ができるもんなんですね。
谷をぐるりと回り込むようにして進むのだけど、この辺りの雰囲気もとても素晴らしくて、また来たいなと思いますね。
分岐があり、ここで縦走路から離れ、程なくして三重嶽山頂に到着です。
ここまでの素晴らしさが嘘のように、山頂一帯は地味なもんです。
先は長いので、早めに下山です。
周囲は幼木などが茂っていて見渡しにくく、進行方向が分かりにくい。
冷静に踏み跡を注意して見ながら、方向を確認。
少し進むと、尾根ははっきりとし、目印もあるけど、特に必要ないぐらい。
凹状の道の両脇は幼木が繁茂していたりで、所々で少し進みにくい。
歩く人が多くないんでしょうね。
花はそれなりにあり、順調に下って行くと、植林帯に出合います。
尾根が広がり、踏み跡は分かりづらくなるので、目印を辿ります。
その先でトラバース道となり、道幅はやや狭めだけど、もう慣れたのか、特に問題なし。
写真に示したような経路を辿り、登山口に到着です。
早めに到着できて、何よりです。
ここからは長い林道歩きが続きます。
時期的なものもあり、林道脇には花が多く、意外と楽しませてくれます。
とは言え、やはり長い。
水の少ない淡海湖などを経て、やっとの事でビラデスト今津に到着。
総合案内所の近くにアルコール飲料の自販機があり、チューハイを購入。
疲れもあり、甘味が心地良くのどを通って行きます。
電車で飲む分を購入しようと思ったら、売り切れとなっていて、ガックリ。
ビールは振動で泡だらけになるはずで、断念。
ビラデスト今津から先は道の状態が良くなり、安心です。
イワカガミなどが引き続き咲いていて、楽しませてくれます。
しかし、このままだと電車に間に合わなさそうなので、酒波谷と出合った後、走る事に。
これだけの距離を歩いた後に重いザックを背負って走るのは楽ではないけど、乗り遅れて時間を持て余すよりはマシです。
ずっとではないけど、それなりに走り続け、最後は道間違いで余分に歩かされたものの、無事に時間内に近江中庄駅に到着し、今回も無事にゴールです。
という訳で、今回は花がいっぱいの高島トレイルを歩いて来ました。
花は期待以上に咲いていて、十分に堪能しました。
ブナ林など、森林の雰囲気も素晴らしく、この時期ならではの新緑の中を歩くのは本当に気持ちが良かった。
昨年の8月に初めて歩いた時にも思ったけど、魅力のある山域ですね。
今回は初めての区間が長く、時間の面でも不安があったのだけど、無事に歩く事ができたし、満足できる山行となりました。
未踏の区間を含め、また時機を見て歩きに行きたいですね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いつもながら以上に今回はロングですね。
私の中では「赤坂山=積雪期に手軽に遊べる山」なので、お花の季節に行ったことがないんです。これは損していますね〜 綺麗な写真いっぱい堪能できました。サルまでも(笑)
7時のバスに乗られたんですね。乗り継ぎ時間「1分」と言うやつに。私も1月に行った時にそのバスに乗りました。乗れるかどうか地元に尋ねても「無理でしょうね」と言われてたんですが、なんとか乗れました。8両もある湖西線の乗車車両位置とダイヤ通りの運行が必須ですね。
今回は時間との勝負だと思っていたので、フルに予定をこなした上で明るいうちに下山できて良かったです。
下山してからが長いのは分かっていたし、実際に最後は走らなくてはならない状況になったので、もっと早く行動できていればとは思うけど、初めて歩いた区間が長いし、花を愛でながらなので、今回はこれが精一杯でしょうか。
適度に風があり、暑さをあまり感じずに済んだのがありがたかったです。
僕も今年の2月末に大谷山から赤坂山まで歩き、もう残雪期という感じだったけど、楽しく歩きました。
天候などの条件次第では難しくなるんだろうけど、手軽に雪山歩きをするのが可能なのかなと思いました。
ただ、赤坂山は人が多過ぎるかなとの印象で、人の少ない山域を歩く事が多い身としては、ちょっと落ち着かない感じです。
今回が3度目の高島トレイルで、まだ少ししか分かっていないのだろうけど、季節ごとの良さがあるのは間違いないはずで、no2さんもこれまでと違う時期に訪れてみると、色々と発見があるんじゃないでしょうか。
今回であれば、花だけでなく、ブナを中心とした新緑の森林は魅力的だったと思います。
サルの写真は明るさを調整する余裕がなくて、出来は良くないけど、雰囲気が伝わっていれば。
過去に遭遇した時と同様、ボスと思われるサルは近めの位置に留まって、こちらの様子をちらちらと窺っていました。
バスに関しては、no2さんがレコで書かれていたのがきっかけで、気にかけていました。
でも、乗り継ぎの時間が1分では、予定に組み入れるのは難しい。
前回までは大谷山から赤坂山方面へ向かいたかったので、往路ではバスは関係ありませんでした。
でも、その前回で湖西線の始発でマキノ駅に着き、トイレを終えてから改札の外に出てもバスがまだ停車していたので、これなら十分に乗車できるとの感触が得られました。
マキノ駅から石庭登山口までは結構な距離なので、できれば歩くのは避けたいですしね。
village-greenさん 今晩は。
一日で35キロですか・・・びっくり。
以前から一回の歩かれる距離が長い方だなあと感じていましたが。
こないだから始まった(?)ステージで見ると、118回の山行で2630卻發れている。割ると、一山行で22.2卻發れています。
と言う事は、village-greenさんの山行は、単発の山で無く、全て縦走なのですね。
ちなみに私は、一山行で9.5辧H省以下。
実に有意義に一日を過ごされている。
こないだから、比良山1000段一筆登山に急に興味がわきまして調べています。village-greenさんなら可能ですよ。チャレンジされては・・
35kmと言っても、三重嶽登山口に下山してからの林道や一般道歩きが15km以上ありますからね。
山道だけを歩くのに比べると、距離は延びやすいはずです。
まあ、別の負担があるとは思いますが。
歩く距離の長さをコメントで指摘していただく事が多いのだけど、一人で歩き始めた頃からこういうスタイルなので、逆にそうじゃない歩き方ができないという感じでしょうか。
程々のペースでの長時間歩行が合っているのだと思います。
なので、日が短い秋冬はうまく行動するのが難しく感じます。
僕からすると、kol-yosiokaさんのように難易度の高いルートに自在に対応して歩かれている方が遥かにすごいなと思います。
どれだけ経験を積んでも、僕には無理のはず。
それぞれに味わいのある歩き方をされているユーザーさんがヤマレコには多く、色々と勉強させてもらっています。
一筆登山の事を書かれていましたよね。
どういうルートになるのか分かっていませんが、累積標高差は3500mぐらいになるのでは?
それ以上でしょうか?
まだ比良のお山を歩き始めてから日が浅いですし、当面はルートの把握からですね。
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