東日原−三ツドッケ−酉谷山−七跳尾根−小川谷林道
- GPS
- 09:08
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,856m
- 下り
- 1,893m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:18
標高1200m付近 0802-09
一杯水避難小屋 0911
三ツドッケ 0936-53
巻道合流 1002
板形の峰1553 1008
ハナド岩 1018
大栗山 1026
七跳尾根分岐 1050-1100
酉谷山 1200-12
七跳尾根分岐 1305-14
林道 1404
小川谷林道 1412
日原鍾乳洞 1548
日原鍾乳洞BS 1600
東日原 1615-17
天候 | 晴れ。気温高い。微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七跳尾根は目印はほとんどなく、現状では初級バリルートと考えたほうが良いと思います。 下りに好適。 標高1450以上は枯枝落葉等で隠れてきているが、大きくジグを切った道形がまだ残る。 標高1450〜1350は道形がほぼザクでうまり、急でもあるため登りに使うとロスが大きそう。 視界不良時の下りでも1450以上で方角の目星をつけておけば、直線的な尾根なので、 下部でも大きく外れずに下れそう。 標高1350から1342標高点へのルートが懸念されたが、標高1370あたりがヒノキ植林帯の 最上部となっており、植林帯の中で良く踏まれた道が東北東から西南西へ斜めに下る格好に なっているので、大きく尾根を外れない限りはこれに突き当たると思われた。 以下の植林帯では大きくジグ切った明瞭な道が続いている。ショートカットはほどほどに。 私のように道を外す可能性があり。(ログが小径記号から離れている1300m付近がそれです。汗) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
カメラ
簡易アイゼン
|
---|
感想
この時間の電車に乗れる人自体が限られるし、西東京バスは増発出すから...と、
奥多摩駅で電車降りてから余裕こいていたら、東日原行の始発2台目のバスの
最後の一人となり、すしづめの車内にやっと乗り込めた。
川乗橋で大分空き、東日原では鷹ノ巣山へ行く人も分けた為、三つドッケ方面は
数組にはなったが。
ヨコスズ尾根は山を始めた1989年12月に下っている。鳩ノ巣から川苔山、蕎麦粒山と
歩き、一杯水避難小屋に泊まって、元々の計画では、翌日、酉谷山から天祖山へ
廻る予定であった。しかし、ガイドブックに「通年利用できるだろう」とあった
一杯水は涸れており、融け残りの若干の新雪はあったが少なくて話にならず、翌日は
最短ルートとしてこの尾根を下ったのである。失意の下りではあったが、雑木で
気持ち良かった印象だけはある。
その時の印象と変わらず、植林は最下部のみで、あとは雑木の気持ちが良い尾根だ。
中腹にはミツバツツジが咲き始め、2時間で当時と同じたたずまいの避難小屋。アセビの
歓迎を受けて山頂に着くと、当時と違って展望がある。確か、20年くらい前に展望を
よくするために山頂付近の木を切って、大分お叱りを受けた人がいたらしい。
材木の価格が暴落しても、国有林の木は国有財産であり、一切切ることまかりならん、
という姿勢の堅持は、わかる。しかし、反面、不要な林道、スギ花粉問題に代表される
放漫な森林経営を改善しなくて良いのだろうか。コストとリターンでも良いし、CO2の収支
でもよい。この山の北に羊腸のように延びる天目山林道等、埼玉側の林道群は得なのか
損なのか、聞いてみたいものだ。(観光地や登山者の多い地域から一つ稜線を越えたり、
一本脇の支流に入れば、そこには無駄っぽい林道がてんこ盛りという例は、表大雪等にも
みられる)
話がそれた。巻道を合わせてから少し行ってハナド岩は展望がある。その先はしばらく、
日原側の巻道で主体であり、展望はあまりない。これが七跳尾根かと思うような微妙な踏跡も
あったが、七跳尾根分岐にはしっかりした道標がある(小川谷林道通行不可の表示あり)。
分岐で休んで、進んでいく。相変わらず巻道でなかなか長い。小一時間もしてやっと
酉谷小屋が見え、さらに酉谷山までは25分程かかってちょうど正午着。
折り返してしばらくはトレイルランの方々と頻繁にすれ違う。七跳尾根へ入る。
目印はほとんどないが、枯枝落葉等で隠れてきているものの、上部は道形がまだ判別可能で、
1600m、1530mの屈曲点等は問題なし。標高1530m〜1450も大きくジグを切った道形が
まだ残り、まず問題なし。標高1450〜1350は道形がほぼザクでうまり、急でもあるため、
登りに使うとロスが大きそう。視界不良時の下りでも1450以上で方角の目星をつけておけば、
直線的な尾根なので、下部でも大きく外れずに下れそう。
標高1350から1342標高点へのルートが懸念されたが、標高1370あたりがヒノキ植林帯の
最上部となっており、植林帯の中で良く踏まれた道が東北東から西南西へ斜めに下る
格好になっているので、大きく尾根を外れない限りはこれに突き当たると思われた。
以下の植林帯では大きくジグを切った明瞭な道が続いている。ショートカットは
ほどほどにしないと、私のように道を外す可能性があり(ログが小径記号から離れている
1300m付近がそれ)。
目印がほぼないことから、現状では初級バリルートと考えたほうが良い。
さて、犬麦谷林道まで下ると、小川谷林道まではわずかだ。三又経由酉谷山への登山道は
通行不能とあったが、実際にどの程度なのか(頑張れば、あるいは危険を冒せば通れるのか)
は、興味ある所だ。
それと、この林道は東日本大震災の被害により通れなくなったという話だが、
最近直したような痕跡もなく、どんな状況で8年間も閉鎖し、どんな経緯で今年通れるように
なったか、等も、知りたい(小一時間問い詰めたいw)ところである。
ともあれ、営林署の車にしろ、車が通れるように修復するとすれば、まだ年単位の期間と
相応の費用が必要と思われた。そして、もう二度とは通りたくない道だ。
最後は計画の粗雑さを露呈。日原鍾乳洞〜同バス停間のタイムが抜けていた為、
最後30分ほどは競歩のような歩きを強いられた。バスはまたまた、お決まりのすしづめだ。
奥多摩からは丁度運よくホリデー快速に乗れたのが救いだったか。
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