大峯奥駆道(順峯：熊野本宮〜吉野山)と和歌山・奈良・京都の旅

2019年04月26日(金) ~ 2019年05月03日(金)

• GPS: 54:35
• 距離: 72.8km
• 登り: 4,806m
• 下り: 5,285m

コースタイム

1日目

• 山行: 12:25
• 休憩: 0:10
• 合計: 12:35

距離 10.1km 登り 922m 下り 280m

4:25 七越峰
5:54 5:56 吹越宿跡
6:13 吹越山
6:27 山在峠
7:59 8:05 大黒天神岳
8:33 金剛多和
10:12 10:13 五大尊岳
10:26 10:27 五大尊岳（北峰）
15:14 玉置神社
17:00 玉置神社駐車場

2日目

• 山行: 9:23
• 休憩: 1:00
• 合計: 10:23

距離 11.7km 登り 1,146m 下り 1,011m

6:50 玉置神社駐車場
7:48 花折塚
8:10 8:11 水呑金剛
8:38 8:39 稚児ノ森
8:52 蜘蛛ノ口
9:26 9:28 古屋の辻
10:53 塔ノ谷峠
11:55 11:58 香精山
12:16 檜之宿跡
12:32 12:33 拝み返し
12:47 12:49 四阿之宿
13:05 13:29 水場
13:42 13:56 地蔵岳
14:51 葛川辻
15:34 15:46 笠捨山
17:13 行仙宿小屋

3日目

• 山行: 11:45
• 休憩: 0:55
• 合計: 12:40

距離 11.2km 登り 1,061m 下り 827m

6:15 行仙宿小屋
9:43 両又分岐
10:32 持経千年檜
10:56 持経の宿
11:56 鎖場
12:15 12:30 証誠無漏岳
13:04 涅槃岳
13:43 13:44 乾光門
14:10 滝川辻
14:38 14:39 般若岳
15:11 15:12 地蔵岳
15:17 天狗の稽古場
15:29 15:46 嫁越峠
16:24 16:27 奥守岳
16:51 16:53 天狗山
17:28 17:30 石楠花岳
18:03 18:04 仙人舞台石
18:19 18:31 太古の辻
18:38 大日岳
18:55 深仙ノ宿

4日目

• 山行: 11:18
• 休憩: 0:16
• 合計: 11:34

距離 9.1km 登り 775m 下り 564m

6:45 深仙ノ宿
7:57 8:03 釈迦ヶ岳
8:21 8:26 馬の背
9:11 橡の鼻
9:23 両部分け
10:22 孔雀岳
14:37 14:38 舟ノ垰
15:30 15:34 五鈷峰
16:23 禅師ノ森
17:06 明星ヶ岳
17:38 大峰山
18:19 弥山小屋

5日目

• 山行: 9:22
• 休憩: 1:26
• 合計: 10:48

距離 20.3km 登り 548m 下り 1,438m

7:00 弥山小屋
8:34 弁天ノ森
8:56 8:59 奥駈道出合
11:33 大川口
13:35 白倉橋
13:41 14:28 みたらい渓谷分岐
14:50 村営 洞川温泉センター
14:53 洞川温泉バス停
15:26 15:53 五番関
16:56 17:05 大天井ヶ岳
17:48 二蔵宿小屋

6日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:34
• 合計: 8:15

距離 10.4km 登り 375m 下り 1,210m

7:55 二蔵宿小屋
9:06 足摺の宿跡
9:18 四寸岩山
11:10 青根ヶ峰
11:32 11:33 金峯神社
12:06 奥千本口バス停
12:23 高城山
12:37 12:42 吉野水分神社
15:02 15:11 吉水神社
15:40 15:59 金峯山寺
16:10 歌藤

一部手入力。

天候

4/26晴
4/27晴
4/28曇のち雨
4/29雨
4/30雨
5/1雨
5/2晴
5/3晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：4/25新宿バスタ22:05発勝浦温泉行き夜行バス乗車、4/26勝浦温泉8:05着
4/26　徒歩で紀伊勝浦駅へ移動し、乗り合いバスにて熊野三山巡り。熊野古道の宿・中華黎明に宿泊。
4/27　宿から登山口まで歩く予定だったが、宿の御夫婦のご厚意で、自家用車で七越峰へ。登山開始。
5/2　下山。寺社巡りをしながら徒歩移動。旅館歌藤に宿泊。
5/3　宿からケーブルカーで吉野駅へ。吉野から電車で京都へ。
帰り：JR京都駅から新幹線利用

コース状況／危険箇所等

整備された登山道。随所に道標があり道はわかりやすい。木の根が露出して足元の悪い所が多かった。

その他周辺情報

水場は枯れていることもあるようなので、とれる所で補給した方が良いと思う。
登山者は吉野山から熊野本宮に向かう人の方が多かった。

写真

4/26 7:19

高速バス内から熊野川

4/26 7:59

高速バスを降りて紀伊勝浦駅に向かう

4/26 8:05

紀伊勝浦駅。駅のコインロッカーにザックを預けて、空身で移動。

4/26 8:24

一日目は熊野三山巡り。乗り合いバスで移動。

4/26 8:53

駅前のバス営業所で一日乗車券を購入した。
　

4/26 9:40

那智大社

4/26 10:28

那智の滝

4/26 11:39

4/26 14:03

速玉大社

4/26 16:13

本宮大社。

4/26 16:50

熊野本宮大社旧社地大斎原の大鳥居。熊野本宮大社は明治33年に洪水で流され今の場所に移設されたそう。

4/26 16:51

バスの時間が迫っていたのでみんなで猛ダッシュ。
本日の宿、中華黎明すぐ側のコンビニで朝食等買い足し、黎明で夕食をとる。
2階が宿泊所。入浴可。GW開始前だったので貸し切りだった。

4/27 4:10

二日目。4:10出発。登山口まで1時間半ほど歩く予定だったが、宿の御夫妻が自家用車で送って下さった。

4/27 4:24

4:25 七越峰から登山開始。

4/27 4:51

4/27 5:29

熊野川を見下ろす。

4/27 6:38

4/27 7:52

大黒天神岳。ここで朝食。

4/27 8:28

水場には行かなかったので状況は確認できず。

4/27 8:32

目の前にぶら下がるミカンと目潰し銀マットの後をひたすら歩く。

4/27 10:28

五大尊岳

4/27 12:59

大森山

4/27 14:19

一旦林道にでる。林道に出たら左に進む。

4/27 14:20

鳥居をくぐって玉置神社へ。

4/27 14:25

一番下の図を見ながら先の長さを知ってちょっとため息。

4/27 15:11

二日目の目標、玉置神社に到着！お参りして休憩後、山頂へ向かう。明日までの分の水もここで補給。

4/27 16:44

玉置山頂を経て

4/27 17:02

本日の宿？駐車場へ移動。神社周辺駐車場は3ヶ所。
ここには売店と自販機があり、食料等購入できる。綺麗なトイレあり。「水場」はない。

4/28 5:33

駐車場を少し下ったところに広場？がありそこでツェルトを張った。先に張っていた方が駐車場でここを教えてくれた。私達の他に二張り。
共同食のトマトスープパスタを食べて就寝。夜は寒かった。

4/28 6:57

3日目行動開始。

4/28 7:12

展望台から。はるか遠くに本日通過予定の笠捨山が。「見なきゃよかった」とakm氏。

4/28 7:22

シャクナゲ

4/28 7:45

4/28 8:42

シャクナゲのトンネル

4/28 8:43

4/28 9:03

ここから笠捨て山まで怒濤の登りが続いた。

4/28 9:37

4/28 11:00

「グミみたい」なキノコ

4/28 11:36

4/28 11:45

香精山

4/28 13:45

こういう道がずっと続く

4/28 13:55

地蔵岳。金のお地蔵さん

4/28 14:04

ずっと根っこ

4/28 14:11

とんがってないけど槍ヶ岳。

4/28 15:34

遠くに見えた笠捨山。思わず「がんばったー！！」と叫んだ。

4/28 16:21

4/28 17:17

もう少し先まで行く予定だったが激登りでへろへろに。

3日目はここでお世話になることにした。南奥駆道を管理している神宮山彦ぐるーぷの方が管理する有人小屋。素泊まり2000円。

4/28 17:45

山菜の天ぷらやかつおのたたきなど振る舞ってくださった。思いがけない贅沢。揚げたのはうちのhukuさん。
ごちそうさまでした！

4/29 6:44

元気になって4日目スタート。

4/29 9:24

前日はここに泊まる予定だった。

4/29 9:25

中の様子。

4/29 9:59

4/29 10:21

4/29 10:25

小屋の前に設置してあるポリタンクの水を分けてもらえた。

4/29 10:26

中には囲炉裏があった

4/29 11:05

また根っこ

4/29 11:57

根っこ＋鎖

4/29 13:31

先は長いなぁ

4/29 13:39

4/29 13:55

それなりに変化のある道のり。

4/29 14:33

般若岳。この先それらしい名前が続く

4/29 14:56

枯れた風景。

4/29 15:10

二つ目の地蔵岳。こちらは別名子守岳。

4/29 15:18

天狗の稽古は地上を走るのか、空中を舞うのか。

4/29 15:25

前方に天狗山

4/29 15:26

4/29 15:30

嫁越峠。女性は奥駆道横断禁止だったけど、嫁入りの時はここを通っていいよ、という場所だったらしい。

4/29 16:50

少し前からポツポツ雨が振りだした。

4/29 18:17

振り返る。

4/29 18:18

ここまでが南奥駆道。

4/29 18:55

やっとたどり着いた深仙の宿。小屋はいっぱいで入れなかった。トイレなし。水場は確認できず。
雨風を凌ぐため、御堂の軒下にツェルトを張り各自で食事をとって休んだ。

4/30 7:46

5日目。雨。

4/30 7:57

釈迦ヶ岳

4/30 7:58

4/30 8:15

馬の背

4/30 8:55

4/30 8:57

4/30 10:07

4/30 10:07

晴れてたら何が見えたのかなぁ。

4/30 10:17

孔雀岳山頂はスルー。
この先に鳥の水(水場)あり。チョロチョロだが流れていた。翌日分までの水を補給。

4/30 11:18

4/30 12:08

楊子ヶ宿小屋。水場あり。トイレなし。中は板間。2階もある。
休憩に寄る登山者多数。
ここで昼休憩。

4/30 17:09

4/30 17:33

八経ヶ岳。大峯奥駆道最高峰。百名山。残念ながら展望なし。

4/30 18:18

雨に負けてここに泊まろうと早いうちから決めていた。

4/30 18:18

営業小屋、避難小屋、テン場。

4/30 18:19

4/30 18:20

この先が弥山山頂。全身ずぶ濡れで全く行く気なし。

4/30 18:21

さっさと小屋にかけ込む。
お布団で爆睡。

5/1 7:56

6日目。雨。

5/1 8:33

出合まで進む。

5/1 8:57

5/1 8:58

男女混合パーティなので、ここから行者還トンネル西口方向に下り洞川温泉から登山道へ戻る。

5/1 9:50

5/1 9:52

泥落としに夢中。

5/1 10:05

沢沿いに下って登山口に出た。

5/1 10:06

5/1 10:47

林道歩き。舗装された道にほっとする。

5/1 11:23

川迫川渓谷沿いにみたらい渓谷へと向かう。

5/1 11:33

アマゴかわからないけど、魚がピュンピュン泳いでた。

5/1 12:03

5/1 12:06

上流から

5/1 12:17

下流まで

5/1 13:14

洞川温泉10kmの文字。あと10km歩くの？

5/1 13:36

みたらい渓谷に到着。歩き通しでまたずぶ濡れ。

5/1 13:37

休憩所で遅い昼食。お湯をもらえた。
あと10kmも歩けないよ！ということで、洞川温泉までタクシーで移動することに。
一台しかないタクシーが運よくつかまった。

5/1 14:16

5/1 14:25

タクシー待ちの10分ぐらいで周辺を散策。

5/1 14:28

5/1 15:26

タクシーの運転手さんから、今日は空いている宿は無いという情報。実際に泊まれるところは無く、急遽予定変更。タクシーで五番関登山口まで移動し、今日中に最初の小屋まで行くことにした。
とても親切な運転手さん、ありがとうございました。

5/1 15:26

登山口。

5/1 15:48

五番関右手に女人結界門。山上ヶ岳を経て縦走するとこの門から出てくる。

5/1 15:54

左に分かれ道。左が大天井ヶ岳へ進む順路。右は水場のある巻き道。
二人ずつに分かれて進んだ。

5/1 16:55

途中鎖場もあったが大半は平坦か下りの歩きやすい道だった。

5/1 17:52

二蔵宿小屋出前に出た。巻き道の方が30分ぐらい早かったそうだ。

5/1 17:56

小屋はすでにいっぱいだったが、みなさんとても親切でかつユニークで、荷物を下に下ろしたり詰めたりして4人分のスペースをあけてくださった。ありがとうございました。

5/2 7:54

7日目。雨が上がった。
ストーブを焚いてレインウェア等を乾かした。
お世話になった小屋を掃除して出発。

5/2 8:56

一時間ほど先の小屋。中にお祀りがあり土間敷き。

5/2 8:58

左奥にミニ天狗。見つけられますか？

5/2 9:52

5日ぶりの日の光！

5/2 10:29

林道へ。

5/2 10:30

空が青い！

5/2 10:30

青空！！

5/2 11:05

5/2 11:11

5/2 11:16

昔はここも女人禁制だったそう。

5/2 11:21

歩いてきた道

5/2 11:35

金峯神社

5/2 11:58

修行門をくぐって、ここで下山連絡。

5/2 12:53

5/2 13:06

吉野の山

5/2 14:59

5/2 15:43

金峯山寺

5/2 16:27

宿！

5/2 16:48

下山したとたんに煩悩の塊となり、食・酒・湯に溺れ快適な眠りについた。

5/3 8:08

8日目。ケーブルカーで吉野駅へ。

5/3 8:29

吉野駅から京都へ。

5/3 8:46

ここの柳の渡というところが奥駆道の終わりだそう。

5/3 13:19

伏見稲荷大社。

5/3 13:41

5/3 16:28

お参りを終えて帰ろうとしたら御神輿が帰ってきた。神様はお留守だった。

5/3 19:00

京都駅で夕食を食べて新幹線で帰路につく。長い旅もおしまい！

撮影機器：

LGV31 LG Electronics

SO-04H Sony

iPhone XS Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ストック ザック ザックカバー 食料 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ テントマット シェラフ 水

共同装備

調理用食材 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ツェルト テントマット ソーラーランタン

備考

雨天により予想以上に寒かった。私は寒がりなので行動中もアンダー＋長袖シャツ＋フリース＋レインウェアで丁度よかった。
水場はあるが、渇れている場合もあるという事前情報だったので、常に飲み水以外に食事用＋予備で1~2Lの水を担いでいた。

感想

tachibana

10連休ならではの観光と山行のコラボレーション。天国と地獄。
山行は正に修行だった。重い荷物を背負って6日間歩き通した山行は今後の良い経験と自信になった。日程に余裕をもたせたことが成功の秘訣？一緒に頑張った仲間と山行中の親切な方々との出会いに感謝します。

klm