リフト運休日の月山
- GPS
- 05:28
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 946m
- 下り
- 931m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■時間が遅かったので全体に雪は柔らかく、アイゼンは結局使うことはなかった。 ■鍛治坂の急な下りで部分的に硬い雪になっていて、踵が蹴り込めずスリップしそうになった。 |
写真
感想
この日の山形県は一日快晴の予報。どこか山に行きたいところだが、GWの山行の疲れがまだ取れない感じでモチベーションが上がらない。結局準備もせずに就寝して、目覚ましもかけずに自然覚醒に任せた。起きて朝食を食べて新聞を開くと月山でリフトが止まって救出作戦になり、今日はリフトは運休とのこと。「ふ〜ん、せっかく快晴の日曜日なのに残念なことですな・・・」よもーにゃパークの間違い探しをして(この日は簡単)、時間はすでに8時過ぎ。そして「うだうだしてないでどこか行ってくれば!」と姫に言われようやく重い腰を上げた。昨シーズンの冬はほとんど山に行かなかったので、行くなら雪の上を歩きたいが、GW過ぎのこの時期、この時間から手っ取り早く雪の上となると・・・月山しかないな。「今日はリフト運休と言うことは空いてるだろうし、よし行くか」俄然行く気になった。
準備をして姥沢の駐車場から登り始めは9時半過ぎ。姥沢小屋跡から斜面に取り付きリフト上駅へ向かう。振り返ると朝日連峰の眺望が素晴らしい。リフト上駅からトラバースで牛首はもう飽きたし、一旦四ツ谷川に下りて対側に渡り月山の南西尾根を登ることにした。雪は柔らかく蹴り込んでステップが作れるし、アイゼンは着けずに尾根に取り付いた。ちょっと風はあるが暑さを和らげてくれる心地よい風だ。尾根上の雪は上部では繋がっておらず、途中で谷形に入りつめていく。最後は藪漕ぎで広いなだらかな南斜面に出た。広い雪原に岩が散在している。月山をこのアングルで見るのは初めてで新鮮な景色だ。岩場に腰を掛けて休憩。地形図で確認するとあと標高差100mほどで山頂だが、遠く彼方までポツンポツンと岩が見えるだけで山頂を視界に捉えることはできない。
再びザックを背負って歩き始める。斜度は緩んでいるが、雪に足を取られなかなか前に進まない。胎内岩の付近まで来るとようやく雪に埋もれた山頂小屋を確認できた。あとは惰性で先に進むと月山山頂に着いた。三角点まで行ったあとに休憩。鶴岡側からのトレースもあったが、この時期どこまで車で入れるのだろうか・・・?
しばし休憩して下山。芭蕉の句碑から鍛治月光に下り、牛首から柴灯森を踏んで姥が岳に向かう。姥の山頂から駐車場を目指して急斜面の下り。コブのラインが何本もできている。最後は尾根地形を辿って姥沢に着いた。
今回四ツ谷川を渡って南西尾根を辿ったが、もっと早い時期なら雪が上まで繋がっていてもっと歩きやすいのではないだろうか。来シーズンは4月の始めにまた訪れてみたいと思った。(TONO)
いいねした人