白毛門 谷川岳・一ノ倉沢の展望台!


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 930m
- 下り
- 930m
コースタイム
天候 | 快晴→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・土合橋PAは利用可能です。地面はグショグショしてますが・・。トイレはないようです。 ・登山届ポストは、PAの奥、白毛門登山口にあります。 ・森林限界までは、夏道と残雪のミックスです。 ・森林限界に入ると、雪が残っていますが、最近の暑さのせいか、多くのクラックがはしっています。雪質もザラメ状です。 ・白毛門の頂上手前に大きなクラックがあり、また雪の薄いスノーブリッジとなっていて、危険とのこと(先行者談)。 ・アイゼンとピッケルは装備しました。 ・このルートは始終尾根歩きのため、晴れると日陰がなく暑いです。水分は多めの持ちましょう。日焼け対策も忘れずに! ・本日は今年一番の暑さだったようで(帰路の高速道路掲示板では30℃!)、昨日から一気に雪解けが進み、登山道の雪が不安定でした。 ・下山の時間になると、なんと、天敵ブユが出てきました。 |
写真
感想
GWの好天気に浮れて、一ノ倉沢@谷川岳の展望台、白毛門に登って来ました。
暑さとザラメ状態の残雪に苦労して進みましたが、途中で、頂上の手前が薄いアイスブリッジになっていている、との情報で登頂は諦め、標高1600m地点でgiveupして戻りました。
しかし、森林限界に出てからの尾根歩きでは、谷川岳・一ノ倉沢、そして白毛門の雄大なパノラマを思う存分楽しめました!
白毛門は、山そのものより一ノ倉沢@谷川岳の展望台との認識で、いつか登ろうと思っていた山です。しかし、行き付けの登山ショップのスタッフの話では、登山道が結構荒れているとの事で、これまでナカナカ順番が回って来ませんでした。
今年のGWは、不定期の用事もあり、特に登山の計画もなくボーとしていましたが、前日に、用事なし+快晴予報!。どこか登らなければ、といつもの義務感に襲われ思い立ったのが、雪の付いている一ノ倉沢観望でした。はてさて、この時期の上越の山はどのような状態か不安と期待が混じりますが、久しぶりの上越遠征でワクワクしながら出発しました。
水上に到着して、最初の問題は、車をどこに止めるかです。通常は土合橋PAを使うようですが、ヤマレコ情報によると、4月中旬では残雪で利用不可で皆さん土合駅前PAを使っています。今回ダメ元で土合橋PAに行ってみると、キレイに整備され開設されていました。GWに合わせて除雪整備したのかな。
PAで準備している時、白毛門に何度も登っている方と話をして、「昨日、白毛門に登った。頂上手間が少しキツイが登れますよ!今が一番いい季節。」との事で、気分が高揚します。
登山カードを投函して出発します。白毛門沢にかかる橋を渡り雪原を右手に歩くと登坂が始まります。そこからは一様に急勾配の尾根道を登ります。ルートは明確ですが、初心者を対象にしていない感じのルートです。随所に、木の根をつかみながら足場を探しながらの登坂があります。
高度を上げると、左手には枯れ木の間から谷川岳が見えてきます。天気は快晴!足取りは快調です。
次の問題はアイゼン装着のタイミングです。以前、天狗岳@八ヶ岳でアイゼンの付け外しで疲労困憊したので、なるべく我慢します。結局、尾根道の幅が広くなったところで装着しました。
森林限界まで来ると、谷川岳の奥に回り込む形になり、景色もマチガ沢→一ノ倉沢とシフトします。これまで4回谷川岳に登りましたがその時のルートを目で追いながら、今はそれらを俯瞰できる白毛門を歩いている事が自慢になってきます。
松ノ木沢の頭に着くと、一ノ倉沢に加えて、正面に白毛門の全容が現れます。今まで失礼ながら、谷川岳の付録と思っていましたが、堂々とした立派な山塊で見惚れます。
独占状態の展望台で、景色を思う存分堪能しエネルギーを充填して、先に進みます。
ルートは始終尾根の東側(登り時、右側)に残った残雪の上を歩きます。時々大岩に出合いそれを右から巻くのですが、狭かったり手掛かりが少なかったりで、苦労します。
この先で、今回貴重な情報を提供頂いた先行登山者と話をしました。頂上手前が薄いアイスブリッジで難しい、との事。その時私達は、時間的に体力的に頂上まで行けるか悩み出していたこともあり、渡りに船の気分で、山頂はgiveupとなりました。あとは、無理せず行けるところまで、とハイキング気分に切替て進みます。
程なく大岩を巻くため、かなりの勾配の反斜面を歩く所に差し掛かります。斜面は一様な勾配で下に落ちています。ここで相方はgiveup、私は岩を越え少し先まで行き、そこからの景色を確認してgiveupする事にしました。
結局、山頂への最後の登坂が始まる(高度計で)標高1600m地点まで行き、景色を目に焼き付けて下山に入りました。
松ノ木沢の頭には、6名の登山者が休憩し賑わっていましたが、皆さん登頂は諦めたようでした。それを聞いて「今回は、難しい登山に挑戦したんだ!」との自負になりそうで、妙な気分になりました。
下山時、残雪がなくなると中々気が抜けないルートです。急勾配に加えて、踏み抜きの危険と木の根で出来た自然のままの段差の攻略。さらに、この季節ならまだ大丈夫と思っていた、ブユまで出てきてまとわり付き、足を止めて休む事もできません。
今回は、昨日からの季節外れの暑さで雪解けが一気に進み、一日で雪面が不安定になったようです。登頂はなりませんでしたが、快晴+無風の中で、念願の一ノ倉沢絶景を堪能できました。そして、白毛門 が気に入りました!
コメント
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usagi2kameさん、こんばんは。
ニアミスだったようです
私は前日だったので、なんとか登れましたが、あの
暑さで急速に融雪が進んだようですね。
しかし、松ノ木沢ノ頭まで行けば、谷川の絶景が充分
に楽しめますよね!
上越の山は結構キツイ道が多いですが、独特の展望に
ひかれて毎年何度か足を運びます。
あと一カ月もたつと花の季節になりますので、その頃
に再訪したいなあと思っています
いや、正確には初めましてではないのか!
やっぱり昨日あってますよね^^;
木のピッケルを持ってテント泊装備で背のでかかった男
です。
雨の日も風の日も、毎週どこかに登っていますが、9割
は谷川岳の周辺です。
飽きたら他の山にも遠征したいのですが、まだまだ飽き
させてもらえません。
またお会いできる日を楽しみにしています♪
あ、上の書き込みのyoutaroさんは先週三国で見かけましたね^^
youtaroさん こんばんは!
youtaroさんとニアミスするとは!、お会いできず残念でした
白毛門は、お気に入りの谷川岳が間近に見える山で、いつかは登ろうと思っていました。
昨日はその景色を十分堪能することができましたが、やはり山頂には格別の景色
秋に再挑戦と意気込んでいます。
また、お会いした人が皆「山屋」のオーラがあり、楽しさ倍増でした。
次は、八ヶ岳辺りで
では
pinkspiderさん、こんばんは!
やはり、お会いしてましたね
縦走を計画されている、との事でしたが、26kgも背負っていたのですか・・・(
また、白毛門に挑戦したいと思います。お会いできるかな
では
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