【第二次多摩武蔵縦走作戦】青梅丘陵・雷電山・高水山・岩茸石山・黒山・蕨山・有間山【丁82.5】


- GPS
- 13:15
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 2,712m
- 下り
- 2,681m
コースタイム
- 山行
- 13:04
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 13:14
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:河又名栗湖入口バス停〜飯能駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蕨山・有間山周辺は急な登りと急な下りの連続。 白谷沢は濡れており、歩く人も多いので注意。 有間ダムに食事処・売店あり。 |
写真
感想
大型連休はどこも混むと予想されたのでなかなか予定が決まらない。
4月28日、29日と好天が続くこととなったので、
4月28日:福島県三春の桜花見(日記にupしたので、そちらを参照のこと。)
4月29日:前年の残課題処理
4月30日:休養
とした。
28日は好天に恵まれ、満開の桜の素晴らしさに、ついつい三春湖の周りをぐるりとひと歩きしてしまった。
この福島行で結構お金がかかったので、翌日は東京近郊で安く上げることとした。
だが、どうも想定では距離が長すぎる。前日結構歩いているし大丈夫かしら、脚とか痛くならないかしらと心配ではあったが、日没前に下山できりゃあいいんじゃと軽く考えてやや早めに寝る。
翌朝、6時少し前に青梅駅に降り立つ。GPSについては駅到着直前に電源を入れておいたので、待つことなく現在位置を把握。
前日結構歩いたので最初青梅丘陵ハイキングコースで調子を整えるというのは賢明な判断だったろう。空は青く、道は歩きやすい。所々に残る桜の花が顔をほころばせる。出だしは順調だ。
辛垣城跡周辺が青梅丘陵ハイキングコースのクライマックスと思われる。上りは急で、頂上付近は大きな岩が鎮座している。こんな城でも落城してしまうものなんだなあ。
一旦、榎峠まで下りて車道を渡り再び山道へ。それまでの道とは違い、木の根や石ころがごろごろ現れる。
それと虫に蜘蛛の巣。虫の羽音が絶え間なく聞こえ、何回も蜘蛛の巣が顔の辺りにかかる。というか、なんで顔の高さにあるんだ?森林限界上を歩きたくなる。雲取あたりまで行かないと無いけど。丹沢は良かったなあ。
耐え切れずに高水山の少し前から適度な長さの木の枝を拾って目の前の巣をからめ取っていくこととした。
しかし、ちょうど高水山の前から、どこから湧いたのかと思うほど人の数が増えてきて、彼らが先導して蜘蛛の巣を払ってくれるので早々に無用の長物と化した。そもそもずっと手に持っているとついつい強く握ってしまって余計な体力を使ってしまう。
岩茸石山で絶景を堪能したあと棒ノ嶺方面に向かうが、第一次とは異なり今回は名栗湖に下る。階段に一歩足を踏み出すとしたからわらわらと大量の人が登ってくる。まあ手頃な近さの気持ち良い所だから人が多いのは当然で、擦れ違い等に時間がかかると予想されたが、休み休み歩けるということでもあるので問題は無い。
白谷沢は久しぶりに歩いたが、滝あり、岩場あり、緑ありで相変わらず素晴らしい道だ。僅々2〜3劼靴ないのが惜しいくらい。気持ちよさについつい長居したくなる。39人の大集団グループが登ってきていたがマナー良くストレスは無かった。もっと暑くなれば、もっと大混雑するのだろう。十分混むに値する沢道だが、ものすごく混むようなら、真夏はマイナーな小さな沢や渓谷で時を過ごしたいな。
名栗湖・有間ダムに至り、糧秣を温存して休憩舎で昼食をとることにする。たまには座って休みたいしね。以前ここで食べたおにぎりはおいしかった。今日は気温がやや高めで暑かったことからうどんは汁まで全部食す。しかし、かえって喉が乾いてしまった。
飲み物を改めて調達して蕨山を目指す。当初は金比羅尾根をさいしょから歩こうかと思っていたが、逆方向に進まないといけないので、有間渓谷方面に進み、近い所から直登に近い感じで登ることとする。大ヨケの滝という有間渓谷入口にある滝をすぎると登山口があり、そこから暫くはやや緩やかな道。歩いていくとこちらにも大ヨケの滝。先ほどの滝の上の部分だ。ずっと上から流れてきているのだ。
しばらく歩くと分岐があり、小ヨケの滝というのもある。左側100mということなので、観に行くことにした。この他にも名もない滝がいくつかあり、まさに水の源たる山だ。
小ヨケの滝以降は急坂の連続である。いつか山頂に着くと思って少しずつ進むしかない。金比羅尾根との合流である中登坂でもまだ標高は700m程度。蕨山は1200はあると思い込んでいたので、少々へたれる。この先も登りに次ぐ登り、急登に次ぐ急登である。ようやく山頂にあるベンチが見えたときは顔がぱっと華やいだ。
蕨山から武甲山方面(恐らく大持山)が見えたが、そこへ行くとなるとまだ数時間かかる。有間山(橋小屋の頭)への道すがら、今後とるべき方針について考える。昼の暑さもあって疲れてきており、このままではまたシラジクボで諦めて下山することになるだろう。所期の目的を達し得ない公算が高いところに仕掛けてもしようがない。
ということで、有間山方面へ転進することとした。有間山も起伏が激しいことでハードだが、何時間も歩くわけではないし、歩き終えれば林道に出るので、そこを下っていけばよい。降りればさわらびの湯があるしね。
決断すると、一面雲に覆われ薄暗い灰色の世界になった有間山へと足を踏み出す。薄暗くて静かで単独行となると、熊でも出るんじゃないかと戦々恐々だったが、何物も出てこなかった。今日であった陸上の動物は青梅丘陵で見かけたリス(ラッキー!)のみである。
日没2時間前に林道に出て、以降は車は通るが人は通らない林道を延々とグネグネと下る。展望はよいので飽きはしなかったが、だんだん暗くなってくるのでいつごろ降りられるか不安になってくる。日没までに降りられなかった場合、これが山道だったらアウトだなあと思う。そのうち有間渓谷界隈に下りてきたのだが、湿度が上がって着ているものが湿っぽくなってしまった。早く温泉に入りたい。
結局、日没前に下りることができたが、さわらびの湯はとっくに閉まっていた。17時に閉まるとはね。さわらびの湯バス停も終電は17時台まで。仕方がないのでバスを期待して集落の方まで歩く。河又名栗湖入口バス停は20時台まで便があって助かった。
当初想定では武甲山に登って温泉に入ってビールを飲んで締めるという形だったが、ビールは無し。さすがに製塩している体は綺麗にしないといけないので近くの銭湯で身を清めたのだった。
今回は、最初から距離的に無理かな〜と思っていたが、やっぱり無理だった。
脚を傷めずに無事下山できたので良しとしよう。
計画を組み直し、近々再挑戦することとなるだろう。
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